< コース・コースタイム >
8/8(土) 奈良田BS横駐車地9:34 - 10:00奈良田第一発電所 - 10:37森山橋 - 14:30大門沢小屋(テン泊)
8/9(日) 大門沢小屋テン場2:46 - 7:36大門沢下降点 - 8:09広河内岳 - 9:38大籠岳 - 10:28白河内岳 - 11:57笹山北峰 - 12:07笹山南峰12:12 - 13:20 P2256 - 14:50水場入口 - P1344 - 16:37奈良田湖 - 16:45駐車地
百高山山行。最近軽いザックでしか山行をしてなかったので、久々のがっつりテン泊山行でちょっと心配だった。
自宅を4時に出たが思ったより早く到着してしまう。早いに越したことは無い。
奈良田の駐車地は標高が800少し。暑い~。
ザックの重さはたぶん14キロ位かな?水は3ℓ担ぐ。 大門沢小屋には水場があるので、そんなにもっていく必要は無いのだが、途中で重くなるのは私の性格上、ダメージをうけるタイプなので、初めから重くしていく。
暑い、重い、苦しい・・(;_;)/~~~ 『今日は小屋までだから、ゆっくりでいいんだよ』と自分を励ましながら進む。
このルートは渡渉がお愉しみで、たくさんある。最初の広い河原の渡渉は、微妙に靴を濡らしそうだった。いきなり濡らすのは嫌だったので引き返して、真新しい橋を渡って登山道に合流した。
大門沢小屋までの標高差は800~900程度。でもきつかった。歩荷をサボったから・・。弱気になってもう、やめようかな~・・引き返そうかな~と幾度も思った。
弱気な自分に『ゆっくりでいいから、』と励ます自分。
ここで辞めたらきっと後で後悔するのも分かってるし、本当に一歩も進めない状況になるまで頑張ってみることに。幸いテントをもってるからどこでも泊まれる。
揺れる橋、斜めってる梯子状のはし、渡渉がたくさんでルートは飽きない。
小屋直前の渡渉が難関で木を伝って梯子に移る二段構えで、ロープの位置が低い。重荷で中腰になってロープをもって横移動は私には無理だ。絶対川に落ちるとおもった。 なので裸足になって横の浅瀬から梯子に移る作戦で・・(^_-)-☆
ようやく小屋に着く。テン場にはテントが数張り。段々になってる上の場所をゲット。
コロナ禍で大門沢小屋は休業中だが、好意でテン場、水場、避難小屋を開放して下さってる。感謝だ。
今日の自分の歩きっぷりを鑑みて、明日の出発時刻を予定よりはやく修正することにする。 あまり空腹ではなかったけど食べて置かないと・・。
カレーライス(水を使わないメニュー)。あっためるだけだから・・。
夕刻6時にシュラフに入る。疲れてたので思いのほか眠れた。
翌日2時起床。周りは就寝中なのでできるだけ物音を立てないようにテント撤収。
ヘッデンスタート。
テープを探しながら進む。時折暗闇で見失ったテープを探して引き返したり、ずれてるルートを修正し本来のルートにもどったりしながら夜明けを迎える。
今朝の天気はどうもよくないようで、空は黒い雲、朝日もおとなしい・・。
樹林帯なのだが高度が上がるにつれて木々が風で揺らめく。 稜線はきっとよくないだろう・・。 レインコートとネックウォーマーを着込んで稜線へと向かう。
随分前に抜かれた男性組が荒れた稜線の状況を教えてくれて、下山していく。
私も下山しよう!とレインコート諸々脱ぐ・・・が・・・、白河内岳あたりでテン泊していたという男性が降りてきた。 聞けば、強風だけど装備を整えたら行けるとおっしゃって・・・。
又レインコート、ネックウォーマーを着てまずは、稜線の状況を確かめにいく。
曇り、そのあとは晴れ予報と伺ってたので信じて行きたい。
大門沢下降点。真っ白~強風。 計画ではここでザックデポで西農鳥までピストン予定だったが、ここより標高が高い方面は危険だと思い止めた。
そして広河内岳方面、白峰南陵ルートへと進むことにする。
道迷いを懸念していたが、はっきりとペンキの〇が確認できたので。
尾根は広く、強風が吹いても滑落の心配はなさそうだ。もし飛ばされても大したことはないだろう。
進むにつれて、風も少しはマシになってくるし、ガスも弱くなってきた。
振り返り農鳥方面はまだ白い。
白峰南陵ルートは目印も豊富でとても歩きやすい状態だった。
稜線上で出会った人、追い抜かれたのは一人のみ。 大門沢小屋で一緒だった方は途中で引き返してしまったのかな・・。
逆方向からの方はカップル1,単独男性3。
白河内岳からは笹山に向かって樹林帯に突入、これでもう安全地帯。
笹山南峰でやっと休憩中の男性に写真を撮っていただく。
ここからは噂の激下り(登り)のダイレクト尾根と呼ばれる下山道。
出発時刻を早めたので予定の笹山でテン泊をせずに下山できる状況になる
約5時間の激下りが始まる。 標高2000を下るので当然足裏が痛くなる。
休憩をたくさんとって、疲れから踏ん張りがきき辛くなるのでペースも落ちる。
辟易しつつ、残り僅かの山行を楽しむ。
こうして懸念していたこの山行を無事に終わらせることができた。
駐車地のそばの日帰り入浴施設、白根館は受付時間が過ぎていて入浴できなかったので、県道37途中の西山温泉湯島の湯(550円)で汗を流し帰途に着くが、睡魔が襲ってきてなんども休憩しながら深夜に無事帰宅した。
本山行では重量制限?で、アルコールは持って行かなかった(^-^;