こんにちは、けいおうタヌキ研究所です。
こちらはタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキタヌキ(処理落ち)
突然ですが、街に生息する信楽タヌキの図鑑が作りたい。
散歩中見かけた花やキノコを図鑑で探した経験
生息地や習性が詳しく解説された図鑑を一日中眺めていた経験
図鑑に載っていた生き物を町中探し回った経験
皆さんきっとあるのではないでしょうか。
信楽タヌキでも、そんな図鑑が作りたい。
信楽タヌキにバリエーションが豊富なことは意外と知られていない。
が、そもそも街でタヌキに注目する人が少ないため、
信楽タヌキの扱われ方が幅広いことはもっと知られていないはず。
例えば、同じ縁起物でも招き猫やダルマを雑に扱う人は少ない。
一方、
お店の前に看板代わりに置かれることはもちろん
コスプレをさせられたり
お寺でお賽銭を集めたりすることも
信楽タヌキの扱われ方は本当に幅広い。
唯の置物として置かれることも、縁起物として飾られることも、
園芸品として花壇に並べられることも、ご神体として神社に祀られることも…。
そんな、場所によって、人によって扱われ方の変わる=生態の異なるタヌキ達を
図鑑でまとめられたら面白んじゃないかな
と思った次第。
ということで、
信楽タヌキ分類表Ver0.1を作成しました。
横軸、縦軸はまだまだ検討の余地があるが、今回は下記のように定めてみた。
■横軸 外⇔内
こちらは言葉通り、家やお店の中にあるものは「内」、そこから離れていくほど「外」になる。
まだ定義はあいまいだが、
民家・店⇒公共施設⇒神社⇒山道
といった具合に、「外」に近づくほど所有者の建物から離れた場所になる。
山道まで行けば、もはや誰の所有するタヌキかもわからない。
ある意味横軸は「所有者とのつながりがどれほど強く可視化されているか」ともいえるのか?
■縦軸 そのまま⇔独創
こちらはタヌキを置いた人の関与具合を表している。
例えば「そのまま」側の例としては、タヌキをただ置くだけ。
飾りつけをするわけでもなく、庭や店頭に置くのみ。
いわばその場所自体が主役なのである。
一方で「独創」によるほど、所有者のタヌキに対する関与が大きくなる。
福を着せる⇒専用スペースに飾る⇒タヌキのための場所を作り上げる
といった具合に、「独創」によれば寄るほど、
タヌキの主張が激しくなっていくイメージ。
(これ書いていて思いましたが、「独創」より「関与」の方が適切ですね…)
つづけて、ここに実際のタヌキたちを主観的に当てはめてみた。
それぞれのタヌキの特徴は後述するとして、こうして当てはめてみると、
なんとなくグループ分けができる気がした。
こんな具合に。
言葉だけだとイメージが湧かないと思うので、順に解説していこう。
■タヌキをアピール
こちらは北海道で見かけたタヌキ。
【内】と【独創】に寄ったタヌキは、「タヌキをアピール」グループ。
お店や民家がその場所であることを前提としつつ、
お店を目立たせるため、インパクトを与えるため、
あるいはタヌキへの愛を表現するために、
タヌキの存在を強くアピールする。
例としてはタヌキにコスプレをさせる、タヌキを飾る専用スペースを用意する、
タヌキを建物の壁に埋める、などなど…。
■タヌキは脇役
【内】かつ【そのまま】の傾向にあるタヌキは「タヌキは脇役」に分類。
このグループのタヌキはかなり幅広い。
基本的にコスプレや専用スペースのような所有者の関与はなく、
ただ置かれているだけのタヌキ、という点は共通しているが、
お店の看板的な役割として、家族として大切に飾られることもあれば、
野ざらしにされたり、放置され風化するばかりだったりすることもある。
■タヌキが主役
こちらは有楽町駅地下連絡通路にあるのぽん太の広場。
【外】かつ【独創】寄りのタヌキは、「タヌキが主役」グループに分類される。
このグループの特徴としては、
お店を目立たせるためにタヌキを置く、商売繁盛のためタヌキを置く、
といった目的とは反対に、
タヌキのために場所を用意する=タヌキが場所の主役になっている。
タヌキをご神体にしている神社もこのグループに該当するかも。
■タヌキが存在
こちらは高水山へ向かう道中で見かけたタヌキ。
【外】かつ【そのまま】に寄ったタヌキは「タヌキが存在」に分類される。
このグループには、
山道や路地裏といった人目につかないような場所で、
なぜ置かれているか、誰が置いたかわからないようなタヌキが多い。
ただただ、そこに生息している、存在しているタヌキなのだ。
といった具合に、
まずはver.0.1として分類図とグループ分けを行ってみた。
が、こうして記事にしている中で
やはりまだまだ検討が不十分であることに気づかされる。
例えば、横軸【外⇔内】という定義はかなりあいまいで、
路地裏、公園、駅構内、電車の中といった場所があるとき
どういった順番で【外】に寄るのか、判断が難しい。
また、縦軸【そのまま⇔独創】では、グループの複雑化が必要だと気づかされる。
タヌキにゴムホースを巻き付ける、タヌキを土に埋める、
園芸品として花壇に並べるなどは現状【独創】に分類されるが、
こうした扱い方は「タヌキをアピール」グループに該当するものとは考えにくい。
ということで、今後は縦軸横軸の再検討と、グループの複雑化によって
より詳細な分類図を作成していきたい。
そして…
こんな感じのタヌキ図鑑を完成させてやるのだ。
タヌキ分類図、タヌキ図鑑に興味のある方、
ぜひけいおうタヌキ研究所へ!
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