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土曜日に購入、その日に飲みました。
ドライブがてら覗いたワインショップ「MARUYAMAYA」
最近サンテミリオンづいている太郎パパが奥の棚から発見。
値段が付いていなかったので、「これっておいくらですか?」と聞くと
「お客様、こりゃまた珍しいワインをお持ちで・・・」との前置き。
その時、なにが珍しいか良くわかりませんでしたが
グランクリュクラッセで95でこのお値段なら買いでしょう!ということで
お持ち帰りしたものです。
帰宅後調べてみると、2006年の最新格付け表に名前がない!
降格したの?と汗って検索すると、なんと
現在は存在しないシャトーでした。
2000年、シャネルによって買収され、2003年に畑の2/3は
シャネル所有の隣の畑「シャトー・カノン」と統合されてしまったそうです。
シャトー・キュレ・ボンの名で出ている最後のヴィンテージは
1998年?ということになるのでしょうか。(もしかしたら2002年まであるのかな?)
なにより驚いたのは、畑の場所です!
天下のオーゾンヌの斜面の左上
丘の天辺にあるプルミエグランクリュクラッセ「シャトー・カノン」のすぐ横
サンテミリオンの街の外周にある畑いい場所じゃないですか
幻のシャトーとあって、太郎パパはすぐにお店にTEL。
「もう1本買いに行くので、とって置いてください。」
ある程度瓶を落ち着かせてから抜栓。
外観:ボルドーにしては薄目のレンガがかった紅色。濁りがなく美しい。
粘性じゅうぶん。ディスクは健全
香り:閉じていてよくわからず。チョコレート・おがくず香が漂う
味わい:抜栓後すぐだったせいか、バリバリのタンニン!こんなに舌に
からみつくタンニンは久しぶり。酸もブルゴーニュ並みにしっかり。
タンニン以外のバランスはすばらしい状態。余韻は長い。
私達はこのワインが1995年ものということをすっかり忘れていました。
本来ならデキャンタージュすべきだったのかもしれません。
このワイン、ここから大きく変化しました。
30分後くらいから徐々に開き始め、タンニンを覆いつくすボリューム
が現れ、鼻をくすぐる下草・苔とともにスミレ・甘草・ドライフルーツ等
沸き立つような魅力的な香りでいっぱいに。
2時間後、大輪の花を咲かせました
購入店・価格:MARUYAMAYA 3980円
この日の夕食は
鮪のカルパッチョ、ホワイトアスパラのカニクリームソース
鶏の包み焼(チーズ・バジル・パン・ベーコン等をまぜ、包んだもの)
チーズ(カマンベール)&バケット
カニクリームとワインの相性が心配でしたが
意外なことにマッチしてました
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