「何だかファクシミリが送れない…」
「送れる時もあるよね…」
そんな違和感から
騒動が始まった。
以前にも
同様の違和感があった。
その際に
FAXメーカーが確認をした。
「データは流れて消えてしまう。
不調があったら、
すぐに連絡をください。」
今回は
「担当者が出先で
確認は週明けになります。」
忙しそうである。
もちろん、
修理の「元締め」である
教育委員会の学校施設課に相談した。
「正常に送受できる時もあるならば、
相手側の不具合の可能性もある。
現在維持で、
様子を見てください。」
腰が重い。
「修理予算の絡みもあるし、
異常を確認できないから、
諦めるしかない…」
そう思っていた時、
救世主が来校した!
市が委託している
警備会社である。
「警備情報が異常を感知したので
現地確認に来ました。」
校舎の扉や侵入防止等の
セキュリティーシステムだけでなく
電話やファクシミリ、
インターネット回線まで、
状況を感知できるのである。
30分程で異常個所を確認し、
15分程で修理が完了。
「モジュラーという部品が
劣化で焼き切れかけていました。
交換しておいたので、
異常はなくなりました。」
「こんな小さな部品に
悩まされていたとは…」
見事な「神の御業」である。
「学校には見えない神様がいる。」
それは以前から感じている。
普段は見えないが、
有事に手を貸してくれる。
「元卒業生や保護者、
PTAという地域住人という
精神的な守り神。」
今回は改めて
別の「神」を実感した。
「遠くから見守り、
校舎の危機には駆けつける、
物理的な守り神。」
それが警備会社である。
感謝感激が過ぎて言葉が足りず、
迅速な撤収ぶりに追い付かず、
お茶すら出さず……大失敗!
次回のご来光の際には、
必ずお礼の「お供え物」を
お渡しさせて頂きたいと存じます………