夏の定期健診での前立腺の「要精密検査」も恒例になった。
私の父も晩年に前立腺の検査を勧められていたから、遺伝なのだろう。
父は「癌の疑い」と言われたまま検査を断り続けていた。
結局、受けないまま老衰で亡くなった。
「医者嫌いだし、高齢だから癌であっても進行は遅いだろう。
切り刻まれるのは酷だろう。」
と、結局、放置したままで終わった。
私の場合は、まだまだ稼がなければならなかった。
そして、すかり「病院通いが得意」になっていた。
だから、最初はドキドキしながら、地元の泌尿器科の門を叩いた。
最初の診察で掲げてあった「千葉大学医学部」の看板に少し安心した。
定期健診の結果を見せて検査希望の要件を伝えると、
「事前に電話でお伝えしておいたとおり、尿は溜まっていますか?」
と看護師さんに尋ねられた。
「たくさんの尿が溜まっていないと検査できませんよ。」
と念を押されていたので、我慢の限界になるまで溜め切っておいた。
「どの程度が必要かわかりませんが、私としては限界です!」
「早速、尿と取ってください。尿をする様子も記録するので…」
と、診察室の隣に設置された専用の便器で尿をする。
「座って、立ってでも良いので、部屋に入ってからボタンを押して
『測定を開始します』と声がしてから、尿をします。
終わったらズボンを履いて、『終了』のボタンを押してください。
『測定を終了します』と言われた、尿を流して終了です。」
看護師さんの説明を思い出しながら、ボタンの指示に従って無事に測定が終了。
思い起こすと、尿を溜めておくことと、最初と最後にボタンを押すこと以外は簡単であった。
「次にお腹のエコーを見ます。」
とネットにお腹を出して仰向けになる。
下腹にクリームを塗られて、先生が機械で撫でていく…
うつ伏せになり、同様に背中からお尻の上にかけてグリグリグリ…
「まだ尿が残っておることが分かりますか?」
言われてビックリ。いわゆる「残尿感」は物理的に調べられるようだ。
「続けては下腹の周辺を調べます。」
と仰向けになる。
「ズボンを膝まで下して、足を上に持ち上げて、横の絵のような姿勢になってください。」
これは50歳後半の男には、体力的な姿勢でも、精神的にも苦しい姿勢であった。
さらに、そのままの姿勢で、先生が肛門に指を入れて指診。
かなり恥ずかしいが、
「痔の傾向があるけれど、怪しいシコリなどは無いから…」
と、まずは一安心。
最後に採血。これは、倒れてからの入院で血を取られるのが得意(?)になった。
「結果は来週に分かります。」
「PSA=4.35……前立腺癌または前立腺肥大の可能性あり。」
という結果でドキドキしましたが、
「F-PSA/T-PSA比=34……高いほど良く、25以下になると癌の可能性がある」
という結果で、癌ではなさそうです。
「経過観察」ということで、夏の定期健診と合わせて冬に泌尿器科での検診が義務化。
半年に1度の経過観察で体調管理をすることになった。
慣れれば簡単な検査だし、癌の早期発見に備えられるなら良いかもしれない。
私の父も晩年に前立腺の検査を勧められていたから、遺伝なのだろう。
父は「癌の疑い」と言われたまま検査を断り続けていた。
結局、受けないまま老衰で亡くなった。
「医者嫌いだし、高齢だから癌であっても進行は遅いだろう。
切り刻まれるのは酷だろう。」
と、結局、放置したままで終わった。
私の場合は、まだまだ稼がなければならなかった。
そして、すかり「病院通いが得意」になっていた。
だから、最初はドキドキしながら、地元の泌尿器科の門を叩いた。
最初の診察で掲げてあった「千葉大学医学部」の看板に少し安心した。
定期健診の結果を見せて検査希望の要件を伝えると、
「事前に電話でお伝えしておいたとおり、尿は溜まっていますか?」
と看護師さんに尋ねられた。
「たくさんの尿が溜まっていないと検査できませんよ。」
と念を押されていたので、我慢の限界になるまで溜め切っておいた。
「どの程度が必要かわかりませんが、私としては限界です!」
「早速、尿と取ってください。尿をする様子も記録するので…」
と、診察室の隣に設置された専用の便器で尿をする。
「座って、立ってでも良いので、部屋に入ってからボタンを押して
『測定を開始します』と声がしてから、尿をします。
終わったらズボンを履いて、『終了』のボタンを押してください。
『測定を終了します』と言われた、尿を流して終了です。」
看護師さんの説明を思い出しながら、ボタンの指示に従って無事に測定が終了。
思い起こすと、尿を溜めておくことと、最初と最後にボタンを押すこと以外は簡単であった。
「次にお腹のエコーを見ます。」
とネットにお腹を出して仰向けになる。
下腹にクリームを塗られて、先生が機械で撫でていく…
うつ伏せになり、同様に背中からお尻の上にかけてグリグリグリ…
「まだ尿が残っておることが分かりますか?」
言われてビックリ。いわゆる「残尿感」は物理的に調べられるようだ。
「続けては下腹の周辺を調べます。」
と仰向けになる。
「ズボンを膝まで下して、足を上に持ち上げて、横の絵のような姿勢になってください。」
これは50歳後半の男には、体力的な姿勢でも、精神的にも苦しい姿勢であった。
さらに、そのままの姿勢で、先生が肛門に指を入れて指診。
かなり恥ずかしいが、
「痔の傾向があるけれど、怪しいシコリなどは無いから…」
と、まずは一安心。
最後に採血。これは、倒れてからの入院で血を取られるのが得意(?)になった。
「結果は来週に分かります。」
「PSA=4.35……前立腺癌または前立腺肥大の可能性あり。」
という結果でドキドキしましたが、
「F-PSA/T-PSA比=34……高いほど良く、25以下になると癌の可能性がある」
という結果で、癌ではなさそうです。
「経過観察」ということで、夏の定期健診と合わせて冬に泌尿器科での検診が義務化。
半年に1度の経過観察で体調管理をすることになった。
慣れれば簡単な検査だし、癌の早期発見に備えられるなら良いかもしれない。