たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

黎明編【「願い」は力なり】

2024-03-14 21:26:24 | 脳出血・失語症
 日常生活のリハビリの中で、
「通常の生活に戻ってからしたいことを考える。」
というトレーニングを何度も行った。
「もう一度行ってみたい所は銚子。以前に知人から『銚子に美味しいお寿司屋さんがある。』
「行くときの手段は? 何で調べる? スマートホンで調べるのも良いね。」
「何時の電車に乗って、銚子で食べて、ここ(病院)に戻ってくる日程は?」
という計画を立てる「仮想旅行」を、時間をかけて行った。

 そして、
「銚子への旅は退院してから。」
ということで、実際には
「病院⇒病院の送迎バス⇒最寄りの駅⇒自宅近くの駅⇒駅周辺の散策⇒電車で駅へ戻る」
というミニ旅行を行った。「日常生活」と「運動」の両方の先生が就いてきてくれた、両方のリハビリだったからなのか、危険への配慮なのか、素人にはわからないが…

 退院間際の「一時帰宅」の時には、
「病院⇒最寄り駅⇒循環バス⇒自宅」
という乗車練習も行った。保険として、家内が自家用車でバスの後ろについて来てくれたが、無事に帰宅できて「保険は不要」で無事に終わった。

「リハビリの先生方や家内等、私一人のために、沢山の人が力を貸してくれている。」
ということを経験する機会であった。それまでは
「自力で何でもできる。」
と思い込んでいた気がする。本当に感謝感謝である。



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