年に何度か迷い猫のようにフラッと入ってくるお客さんがあります。
昨夜もそんなお客さんが一人・・・
初めてのお客さんで、かなり酔っていらっしゃる。
ドアが開いてふらふらと・・・
目は据わって足元もおぼつかない様子。
初めてのお客さんだと、こちらも少し緊張するものですが、お一人なのでカウンターへご案内。
「だ、大丈夫か、このおっさん・・・」
お客さんはお客さんで、ここがどんな店なのか分かっていないようで、とりあえず酒を・・・
「オススメを出してくれと」
初めてのお客さんに「オススメを」と言われても、好き嫌いがまったく分からないのだからお勧めしようがない。
ご常連さんなら洋酒好きのお客さんには「いいスコッチがありますよ」とか、日本酒好きなら「この純米酒、美味しいですよ」とか言えるのだが。
とりあえず開いている店があったから入ってきたという感じで、泥酔しているから言ってることもよく聞き取れない・・・
まあ、こういう商売していると仕方ないと諦める。
その後こちらからドアを開けて帰っていただきましたけどね。
お店に招き猫はありがたいものだが、招かれざる酔っ払い猫にはほとほと困ったものだ。
翌日には何にも覚えてないんだろうな・・・
私も外で飲むときゃ気をつけよう。。