3年前、畳替えをどこに頼んでいいのか分からず、たまたま見たチラシ業者に畳替えを頼んでしまったらしいのですが、本当に酷い施工でした。
使用されている畳は9分厚(27㎜)の薄畳で、カマチはホチキス留め。
『 薄畳を縫える機械が無いのでホチキス施工になります 』 と了承を得たらしいのですが、施工後、ホチキスの針が畳から飛び出していて、お子様が怪我をしたらしく、業者を呼んでやり直させたらしいのです。
タッカー(ホチキス)施工が必ずしも悪いとは言いません。
薄畳を縫える設備(機械)が無ければ致し方ない事ですが、畳の厚みに応じた針の長さを使うのが最低限の常識なのです。
小さいお子様がいる家庭の居間の畳です。
その家族団欒の場所が、絶対にあってはならない悪質施工となっていたのです。
業者の名前を忘れてしまったという事ですが覚えていれば、こういった被害に遭わないように業者の名前をここで公表したかったぐらいです。
それでは今回の悪質施工、画像を載せながら説明いたします。
まずは施工前。
どの畳も上前(基準)が全く通っておらず、裏返し?と間違えるよう。
もちろんイ筋なんて言葉は知らないようです(呆)
施工が悪く、畳表が切れて、穴が開いてしまっていました
お客様には国産だと嘘をついて、使用していたのは中国産。
お客様は誤魔化せても、我々プロの目は誤魔化せません。
畳表はホチキス留め。
切りっぱなしで、ほつれており、畳表は弛んでいました。
酷かったのはホチキスの針の長さ。
畳の厚みよりも長い針を使っています。
針が飛び出していて子供が怪我をするのも当たり前です。
やった業者を訴えれば良かったですのにとお話ししたくらいです。
欠けた針でも使っていたのでしょうか!?
裏面はボロボロでした。
施工する業者が畳を壊してはどうしようもありません。
出来るだけ補修と縫い止めをして逢着施工です。
それでは仕上がった施工後の和室です。
綺麗に仕上がり、お客様にはお喜び頂きました!
当店は逢着施工ですので安心してお使いくださいませとお話ししました。
鎌ヶ谷市E様、この度は当店にご注文頂き有難うございました。
チラシ業者やしつこい電話勧誘業者など、本当に気を付けて欲しいものです。
こういった悪質業者が実際にいて、被害に遭うお客様も少なくないのです。
E様も自分のように被害に遭われないようどうぞ施工例として載せてくださいと言ってくださいました。
そんな悪質業者に気を付けて欲しい畳表替え修繕工事でした。
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畳刺 父ちゃん
畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。
福島畳店
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