6畳の和室をヘリ無しに変えたいという事でご相談を受けました。
お見積もりにお伺いした際、畳を確認すると棕櫚(しゅろ)裏!のしっかりしたワラ畳が入っていました。
新規に作り直しても構わないと言って頂いたのですが、畳床がしっかりしておりましたのでそのまま使って表替えする事をお薦めしました。
お客様の所で色々品物を説明し、後日当店まで御足労願い、またまたご説明。
サンプル等を持ち帰って頂き、お選び頂いたのがダイケン清流カラー・墨染色でした。
現状の縁付きの回し敷きからヘリ無し(1畳)の四対敷きが御希望でしたので、寸法が何とか合えばやってみますという事で受注を頂きました。
そして昨日、朝伺った際に採寸をし、入っている畳の寸法を確認、何とかなりそうだったのでいざ施工です。
この畳、どうやらあつらえの様で棕櫚裏、上面は不織布、その下にまた棕櫚コモ、しかも藁の配層も凄い。
但し、詰まっている部屋なのに縫い止めがしておらず、ずいぶん膨らんでしまっておりました。
寸法修正をしながら縫い止めです。
6畳の回し敷きを四対に直す・・・御同業の方ならこの作業がどれだけ大変か解って頂けるはず
ヘリ無し用に下地を変え、巾を足したり丈を出したり。
6畳をやるだけでも凄い手間です(大汗)
ヘリ無しに変更となると大抵の業者が入れ替えをするはずですがそこは【畳職人】、この畳床を使わなかったらバチが当たります(笑)
夕方天気が悪いと知り、納めるのは明日(今日)で構わないといって頂きましたので、鰍ッられるだけの手間を鰍ッ、畳を直しました。
仕上がってしまえば中身は見えませんが畳の表情は見違えるのです。
予報通り夕方には雹も降るスゴイ雷雨 六畳全て仕上がったのが夜8時でございました。
そして今日午前中、仕上げたヘリ無しを納品です。
施工前の写真を撮り忘れてしまいましたが、型崩れを起こし、膨らんでしまっていた畳は真平らに
ご注文頂いたT様には、本当に、本当に素敵な笑顔を頂きました(喜)
昨日あれだけ時間を惜しまず手間を鰍ッ、直した甲斐がありました。
お客様にも喜んで頂きましたが私自身もそれ以上に嬉しい瞬間でした。
畳の手入れや仕様等をご説明し帰る際、T様が『これからも畳は米井さんに!』と言って下さいました(涙)
この言葉は職人として最高の褒め言葉です!!
今日は本当に嬉しい1日でございました。
有難うございました。
その後は今日の仕事をこなし、夕方にはお見積もりでございました。
また今日は早朝から君津の春日製畳さんが注文していた畳床(ワラ畳、ワラサンド合計100畳)の納品に来て下さいました。
・・・朝6時半から春日製畳さんのワラ畳を運ぶのは正直辛いです(大汗)
そんなこんな本日の出来事でございました。
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畳刺 父ちゃん
aoyagitatamiten
畳刺 父ちゃん
T
畳刺 父ちゃん
畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。
sugitatami
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