畳刺 父ちゃんの日々

畳に付く不快害虫、チャタテムシ

たまにお客様から『畳から虫が出た』とご相談を受ける事があります。
今回は畳に付く不快害虫の代表を紹介したいと思います。

ここで注意して欲しいのは大抵のお客様が畳から発生したと思っているのですが、実際は畳が発生源ではなく、畳に寄ってきて繁殖してしまう場合が殆んどであるという事を分かって頂きたいと思います。
それを踏まえて畳の害虫駆除や防除法などを参考になさってくださいませ。

まず、今回最初に紹介する1番代表的な虫は 《 チャタテムシ 》 です。
チャタテムシとは体長1㍉~2㍉、茶褐色透明で畳の上などをすばやく歩く不快害虫です。
(跳ねる様に歩きますが、飛ぶ事はありません)



家屋の中いたるところに数多く存在し、湿度のある場所を好みます。
(よく古本の間などに見られます)
チャタテムシの餌となるのはカビなどです。
梅雨時期から秋頃にかけて多く見られ、掃除を怠ってしまうと場所によっては数多く繁殖してしまいます。
またチャタテムシが人を刺すことはありません。
(チャタテムシが大量発生するとそれを捕食するツメダニ等が寄ってきて人的被害に繫がる可能性があります)


もし和室(畳)にチャタテムシが発生してしまったら、1番の対処法は掃除をすることです。
畳の目に沿って掃除機をかけ、部屋の湿度を抑える。
それだけでもチャタテムシは激減するはずです。

万一、畳にカビが生えてしまった場合など、そのカビを餌とするチャタテムシが畳に集まり、畳に付いて繁殖するといった過程になります。
ですので畳のカビ予防をすれば必然的にチャタテムシも気にならなくなるというわけです。

     当店HPより   畳のカビについて

駆除方法としては掃除機を掛ける、カビが生えてしまった畳には消毒用エタノールで畳を拭く、部屋の除湿をする、害虫用バルサンを焚くなどでしょうか。
(畳に挿すタイプのダニアースは畳によっては芯材を傷める場合があるので止めて下さい)


予防法としては掃除をする、部屋の湿度を抑える、畳の上にゴザやジュウタン等を敷き詰めない、などです。


夏は涼しげに、冬は暖かく、ゴロリと横になれる寛ぎの空間。
きちんとした使い方、手入れをし快適なタタミライフを送ってくださいませ。


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