畳刺 父ちゃんの日々

床下収納付き和室の表替え工事と新畳入れ替え工事

こちらは昨日今日とお世話になりました土日指定のお客様の施工例です。
以前から市民まつりや房総のむらの出店販売などにお越し頂いていた隣町のお客様。
畳をやるなら絶対に米井さんでと決めていたと有難いご相談を頂きました。

お見積り時、1階は床下収納付き和室で2階はフローリングですが建てたハウスメーカーさんに頼んで畳を敷いてもらったと言います。
1階は通常の厚みですが2階は引き戸の関係で15㎜の薄畳が入っています。
しかも施工は全てタッカー留め床には両面テープで貼りつけられており・・・今回1階は表替え、2階は新畳へ入れ替えとさせて頂きました。

昨日は2階の入替工事から始め

朝8時、引き上げてから部屋の採寸。
両面テープが貼られているのでベリベリと音を立てながら畳を持ち上げフローリングもベタベタです(涙)
入口と納戸に続く引き戸の床からの高さを測ると8分(24㎜)あります。
部屋に入る見切り(敷居)は5分厚になっていて裏面はもちろん両面テープ留め。

廻縁は全て洋間用の巾木で2寸ありこれならと急遽15㎜厚で施工するはずを畳材店さんに電話して20㎜厚のボードに厚紙を入れてもらい8分仕上がりの特注厚のケナフボードを注文。
流石、同級生の㈱村上畳材さん 直ぐに作りますと対応して頂きました。
採寸後、お客様にフローリングの状態を見て頂き夕方までに何とか(ラベル剥がしスプレーを買ってきて)両面テープを剥がして頂くよう頼み現場を出ました。
工場に戻っている途中で仕上がりました!と村上さんから電話が入りお互いに真ん中の安食で畳床の引き取りに向かい午前10時施工開始。

畳表分の厚み調整用の厚紙を切り取りカマチ巻き

ケナフボードⅠ形22㎜厚(8分仕上がり)

夕方5時過ぎに仕上がったのですが予報より早く雨になり・・・。
仕方なくお客様に電話し明朝の納品をお願いしてから8分厚での敷居の製作(2本分)とドア調整のためのカンナやインパクトの大工道具の準備。
外は雨がぼた雪に変わり積もらないでと祈りながら残業を終えました。

そして今朝、雪がうっすら積もっているものの凍結もなく天気は快晴。
畳と道具を軽トラに積み込み現場へ。

綺麗に両面テープが剥がされていて痕もなく綺麗な状態に感謝。
まずは急いで敷居の交換とドアの調整。
昨日研いでおいたカンナが良く削れますが思った以上に大変でした。
入口ドアは問題なく仕上げたのですが納戸側のドアの建付けが悪く最後まで開くと畳に擦ってしまいます。
仕方がないので納戸のドアを持ち帰る事にし新畳を敷いてから1階の6畳間の引き上げ。
工場に戻ったのが11時になってしまいました(大汗)

昨日も今日も休憩なしで昼食も無し。
6畳間の表替えを仕上げドアのカンナ掛けも済ませ夕方5時前納品。

今はパナソニック、昔は松下電工名義の床下収納庫。
畳屋になった頃、床下収納は流行りもあり色々な現場で施工しました。
(外す時、マジックテープが強力で中々剥がせないですよね)

使用した表は熊本八代、松岡さんの麻綿W在来種(きよなみ)です。

1階の敷き込みが終わったらすぐに2階へドアの確認。

敷居は杉の赤身、躓かないよう多めに面取りもしています。
寸法より余分に削ってきたから大丈夫だろうと付けてみると開ききったところでまだ畳に擦ります
ドアを外し軽トラの荷台にて念のため積んできたカンナを使い再度調整。

ようやくキチンと納まりました。

2階に使用した表は熊本氷川町、木村さんの綿々涼風

夕方6時、2日間に渡り表替え工事と新畳入れ替え工事にドアの調整が無事終了。
お客様には大変お喜び頂きました!
我孫子市南新木Y様、この度は当店にご相談ご注文頂き有難う御座いました。
そんな床下収納付き和室の表替え工事と新畳入れ替え工事施工例でした。

明日はお世話になっている市内のお客様、エレベーターのない団地の5階 稲わら畳の裏返し工事(前回表替え)です。
なんとか元気に頑張りましょう!


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