『あしなが王子様は失恋する』4巻あらすじ・ネタバレ感想。
加瀬がかなえに交際を申し込む。
こじらせ王子・玲央がじれったくて愛おしくて泣ける。
加瀬がかなえに交際を申し込む。
こじらせ王子・玲央がじれったくて愛おしくて泣ける。
『あしなが王子様は失恋する』4巻
■著者:藤原よしこ
■カバーデザイン:カナイデザイン室
■発行:株式会社小学館
■発売日:2022年2月10日
■カバーデザイン:カナイデザイン室
■発行:株式会社小学館
■発売日:2022年2月10日
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『あしなが王子様は失恋する』4巻あらすじ・ネタバレ感想
『あしなが王子様は失恋する』4巻登場人物
●槙かなえ(まき・かなえ)
入社早々家が火事になり永峯家に居候中
最近は玲央のことが気になっている
最近は玲央のことが気になっている
●永峯玲央(ながみね・れお)
[N&Dカンパニー]御曹司
7年前からかなえのことが好き
加瀬になかえをとられそうで……
7年前からかなえのことが好き
加瀬になかえをとられそうで……
<永峯家>
●トザワ
玲央の執事でおひげの老人
玲央より若者言葉に詳しい
キメ台詞は「おググリなさいませ」
玲央より若者言葉に詳しい
キメ台詞は「おググリなさいませ」
●ミホコさん
永峯家の家政婦さん
●徳三郎(とくさぶろう)
永峯家のペットで白い大型犬
<槙家>
●のんちゃん
かなえの異父妹で小五だがシッカリ者
ママと一緒に住んでいる
ママと一緒に住んでいる
<N&Dカンパニー>
●加瀬(かせ)
かなえや玲央とは同期で第二営業部所属
かなえに交際を申し込む
玲央があしながおじさまだと気づく
かなえや玲央とは同期で第二営業部所属
かなえに交際を申し込む
玲央があしながおじさまだと気づく
●ミヤちゃん
面接の時からかなえと仲良しになった同期
苗字は宮本
“王子”玲央に憧れている
苗字は宮本
“王子”玲央に憧れている
『あしなが王子様は失恋する』4巻あらすじ
槙かなえは誕生日の前日に、同期のミヤちゃんと加瀬に誕生祝いをしてもらう。
だが、誕生日に一番最初にお礼を言いたいのは自分をずっと支えてくれたあしながおじさまだと思い、永峯家に急いで帰る。
一方、永峯玲央もどうしてもかなえの誕生日におめでとうを言いたくて、やみくもに家を飛び出そうとしていた。
だが、誕生日に一番最初にお礼を言いたいのは自分をずっと支えてくれたあしながおじさまだと思い、永峯家に急いで帰る。
一方、永峯玲央もどうしてもかなえの誕生日におめでとうを言いたくて、やみくもに家を飛び出そうとしていた。
7年間、言いたくて言えなかったおめでとうをやっと言えた玲央。
永峯家に招待されたかなえの妹・のんちゃんは、かなえと玲央に手作りしたお揃いのキーホルダーをプレゼントする。
かなえの誕生日は、かなえにとっても玲央にとってもとても幸せな1日となり、2人の気持ちは近づいたかに思えた。
永峯家に招待されたかなえの妹・のんちゃんは、かなえと玲央に手作りしたお揃いのキーホルダーをプレゼントする。
かなえの誕生日は、かなえにとっても玲央にとってもとても幸せな1日となり、2人の気持ちは近づいたかに思えた。
ところが、会社で加瀬が玲央に聞こえるのも憚らずかなえに交際を申し込む。
その状況に内心穏やかではいられないが、かなえに対してはコミュ障の上にどこまでも自信がない玲央は、自分の気持ちを整理できずこじらせる。
その状況に内心穏やかではいられないが、かなえに対してはコミュ障の上にどこまでも自信がない玲央は、自分の気持ちを整理できずこじらせる。
『あしなが王子様は失恋する』4巻ネタバレ感想
玲央はこれまでに何度かかなえに好きだと伝えている。
だが、かなえから返事をもらっていない。
自分は高校時代から嫌われているから彼女の返事はNOだ、と決めつけている。
そんな中、加瀬がかなえに交際を申し込む。
玲央は、加瀬にはかなわないと思っているので、奨学金という借金でかなえを縛ることにも限界を感じ、途方にくれてしまう。
だが、かなえから返事をもらっていない。
自分は高校時代から嫌われているから彼女の返事はNOだ、と決めつけている。
そんな中、加瀬がかなえに交際を申し込む。
玲央は、加瀬にはかなわないと思っているので、奨学金という借金でかなえを縛ることにも限界を感じ、途方にくれてしまう。
1巻の頃はまだオレ様だった玲央。
巻が進むにつれてとても切なげな表情が増える。
巻が進むにつれてとても切なげな表情が増える。
「君の
本当の
しあわせ なんか
もう知るか
本当の
しあわせ なんか
もう知るか
君は僕のものだ
自由になんか
してやるものか」
してやるものか」
(78、79ページ)
かなえにあおられて玲央が言った言葉は、自分勝手で乱暴に聞こえる。
でも、玲央のことを好きになっているかなえにはこれくらい強い言葉が嬉しい。
多分、かなえも自信がないんだろうな。
でも、玲央のことを好きになっているかなえにはこれくらい強い言葉が嬉しい。
多分、かなえも自信がないんだろうな。
営業向きのコミュ力の高さでいつも明るくふるまっている加瀬だが、4巻では少々腹黒い部分が見え隠れする。
わざと玲央に聞こえるようにかなえに交際を申し込んだり、玲央にかなえのことを相談したり、なかなかやりおるのだ。
“相談”なんて自分は絶対に悪者にならない牽制の仕方じゃないか。
わざと玲央に聞こえるようにかなえに交際を申し込んだり、玲央にかなえのことを相談したり、なかなかやりおるのだ。
“相談”なんて自分は絶対に悪者にならない牽制の仕方じゃないか。
かなえのことを諦められない加瀬はモノローグでこんなことを言っている。
見守る
だけじゃなくて
手を貸せる
みんなの前で
槙を
好きだって
言える
だけじゃなくて
手を貸せる
みんなの前で
槙を
好きだって
言える
(105ページ)
それは玲央ができない事だ。
社長の息子の玲央が特定の女子社員に近づいたり好意を示せるはずがない。
かなえも玲央が相手では周囲に対して隠し事をしなければならないが、仮に相手が加瀬なら堂々と付き合えるのだ。
社長の息子の玲央が特定の女子社員に近づいたり好意を示せるはずがない。
かなえも玲央が相手では周囲に対して隠し事をしなければならないが、仮に相手が加瀬なら堂々と付き合えるのだ。
加瀬は、玲央がかなえと色違いのキーホルダーを持っていることに気づき、あしながおじさまの正体が玲央だと確信する。
基本的に善人キャラの加瀬だが、玲央に対して腹が立ったのかもしれない。
拾ったキーホルダーをすぐに玲央に渡さないのだ。
なくしたことに気づいた玲央が池に入ってキーホルダーを探す場面は、かなえのことをそんなに好きなのか、と何回読んでも泣ける。
基本的に善人キャラの加瀬だが、玲央に対して腹が立ったのかもしれない。
拾ったキーホルダーをすぐに玲央に渡さないのだ。
なくしたことに気づいた玲央が池に入ってキーホルダーを探す場面は、かなえのことをそんなに好きなのか、と何回読んでも泣ける。
そろそろかなえにも、あしながおじさまへの感謝の気持ちではなくちゃんと男性として玲央のことが好きだと認めてほしい。
じゃないと、加瀬がどんどん黒くなっていくのが止まらないから。
何より玲央が可哀想。
読者としては、こじらせた玲央の切なそうな表情が愛おしくてたまらないのだけど。
じゃないと、加瀬がどんどん黒くなっていくのが止まらないから。
何より玲央が可哀想。
読者としては、こじらせた玲央の切なそうな表情が愛おしくてたまらないのだけど。
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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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