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『黄金の刻~服部金太郎物語~』あらすじ・ネタバレ感想!西島秀俊、水上恒司

『黄金の刻(とき)~服部金太郎物語~』あらすじ・ネタバレ感想!
丁稚から“東洋の時計王”へ。
服部金太郎役は西島秀俊と水上恒司。
2024年3月30日(土)よる9時からテレビ朝日系にて放送。
『黄金の刻(とき)』あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

『黄金の刻(とき)』 

■主演:西島秀俊、水上恒司
■脚本:髙橋泉
■監督:豊島圭介
■原作:楡修平
■主題歌:MISIA『ゆびきりげんまん』
■放送:2024年3月30日よる9時から
    テレビ朝日系24局にて放送
 ※放送予定は変更になる場合があります



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『黄金の刻~服部金太郎物語~』キャスト

『黄金の刻~服部金太郎物語~』あらすじ・ネタバレ感想




『黄金の刻~服部金太郎物語~』キャスト 

服部金太郎(西島秀俊)
 時計職人を経て[精工舎]設立
 [セイコーグループ]創業者
 世界初のクオーツウォッチ発売
 “東洋の時計王”と呼ばれる

青年期・服部金太郎(水上恒司)
 14歳~21歳
 東京の洋品店[辻屋]で丁稚奉公
 高価な時計に目をつけ時計商に憧れる
 21歳で妻になる山本まんと出会う

服部まん(松嶋菜々子)
 服部金太郎の妻
 群馬県の綿問屋・山本兼十郞の娘
 形見の時計修理で金太郎を訪ねた
青年期・服部まん(和内璃乃)

<洋品雑貨問屋・辻屋>
●辻粂吉(船越英一郎)
 京橋八官町の[辻屋]の主人
 金太郎の商才を評価
 金太郎と末娘・浪子を結婚させたい
●少女時代の辻浪子(吉川愛)
 粂吉の娘で金太郎の初恋の相手
 週2回長唄の稽古に通っていた
 金太郎が送迎を任されていた
●河村浪子(高島礼子)
 旧姓・辻
 金太郎が成功を収めた後に再会
●青年期・岩倉善路(下川恭平)
 服部金太郎と「辻屋」で丁稚奉公
 金太郎を兄のように慕う
 幼少期の大やけどで左手が不自由

<服部時計店>
●𠮷川鶴彦(山本耕史)
 卓越した腕を持つ時計職人
 ナナコ彫りの名手
 服部時計店の技術面を支える
●吉邨英恭(髙嶋政伸)
 アメリカ系商社[ブルウル兄弟商会]
 横浜店の番頭
 父が外国奉行支配定役に就いていた
 幼いころから英語に親しむ
 後に[服部時計店]に入社する
●笠井恒雄(正名僕蔵)
 一番の古株の従業員
 神経質で心配性

<アズナブール商会>
●岩倉善路(濱田岳)
 服部金太郎と「辻屋」で丁稚奉公
 金太郎と考え方の違いから後に衝突
●カール・アズナブール(村雨辰剛)
 スイス商館の時計商
 岩倉善路を引き入れる
 金太郎の商売を妨害する

<そのほか>
●𠮷川ふく(街田しおん)
 𠮷川鶴彦の妻
 温厚な性格で知性的なしっかり者
●職工・濱谷(米良まさひろ)
●[坂田時計店]職工(二村仁弥)
●職工(河野翔)
●時計職人(仲城煎時)
●服部時計店の従業員(内藤聖羽)
●中尾さよ(中冨杏子)
 [精工舎]寮母
●辻屋の従業員(杉林健生)
●辻屋の丁稚(上條靖弥)
●長唄・杵屋巳織(山口由紀)
●辻屋の丁稚(豊田豪)
●子供達(静莉子、飯塚杏珠、本田都々花、山田忠輝、兒島百那、大井希心、小島叶誉、長谷川心晴)
●長唄吹き替え(松永忠之助)
●ナレーション(八木亜希子)



『黄金の刻~服部金太郎物語~』あらすじ 

昭和7年。[服部時計店]本社で、社長・服部金太郎(西島秀俊)、その妻・まん(松嶋菜々子)たちが集まり、金太郎の古希のお祝い準備が進められていた。
その会に出席する岩倉善路(濱田岳)と金太郎の出会いの過去が回想され……。


明治7年。洋品雑貨問屋[辻屋]の丁稚・服部金太郎(水上恒司)は、同じく丁稚の岩倉善路(下川恭平)たちと仕事に邁進していた。
金太郎の働きぶりを気に入った[辻屋]の社長・辻粂吉(船越英一郎)は金太郎を信頼し、娘の浪子(吉川愛)が長唄教室に通う際には送迎を任せていた。
それがきっかけで金太郎と浪子の間には恋心が芽生える。
粂吉も金太郎に浪子の婿となり[辻屋]を継いでほしいと提案するが……。


ある事件をきっかけに、金太郎は時計商への道を歩み始める。
明治11年、金太郎は自宅に[服部時計修繕店]を構える。
丁寧な仕事ぶりが評判になり、3年後には[服部時計店]を創業。
そこで時計の修理に訪れ、後に妻となるまん(和内璃乃)と出会う。


金太郎は、輸入会社[ブルウル兄弟商会]の吉邨英恭(髙嶋政伸)から海外製の無地の懐中時計を仕入れる。
その懐中時計に日本で美しい彫りを施すことを画策するが職人捜しに難航。
再会した善路が協力を申し出るが、金太郎がこれを拒否した為、ふたりは仲違いしてしまう。


その後、金太郎はナナコ彫りの名手である𠮷川鶴彦(山本耕史)と出会い、国内初の腕時計の製作を目指す。
しかし、金太郎を恨む善路がスイス人の時計商・カール・アズナブール(村雨辰剛)と手を組み金太郎の商売を邪魔しようとする。
大正12年、関東大震災が起こり……。



『黄金の刻~服部金太郎物語~』ネタバレ感想 

服部金太郎役の西島秀俊さんのグレイヘア、素敵です。
おじいちゃんスタイルもお洒落!
それにしても若い頃の金太郎(水上恒司)は人が良すぎますね。
他の職人は自分の事しか考えていなかったのに、金太郎は開店資金として貯めたお金や辻粂吉(船越英一郎)からもらった懐中時計を借金に苦しむ店主に譲ってしまいます。
後々これが返ってくるのですが、それよりもあの時15歳だったことにビックリしました。
人間出来すぎてます。


金太郎(西島秀俊)がピンチの時、岩倉善路(濱田岳)が彫りを引き受けようとします。
「いつか1つの時計を2人で作れたらいいな」
と、若い頃の金太郎の言葉に夢と希望を見いだした善路は、必至で技術を磨いていたのでしょう。
しかし、技術は磨けてもどうやらセンスまでは磨けなかったようです。
それが𠮷川鶴彦(山本耕史)の仕事ぶりとの差でした。


彫りの修行をしていた善路は左手を隠さなくなっていました。
頑張っている自分に誇りを抱いていたからでしょう。
しかし、金太郎から断られてしまい全ては自分の不自由な左手のせいだとやけになった善路は、再び手を隠すようになっていました。
金太郎に対する嫌がらせもしていましたが、自信の無さは左手を隠すことに表れていました。
でも、英語は凄いスピードで上達していました。


青年の金太郎は、火事で全財産失いますが、財産は無くなっても技術は無くなっていない、と前を向きました。
どこまでもポジティブな彼が、その状態からどうやって再建したのか描かれていなかったので、できればそこも描いてほしかったです。
関東大震災後は、さすがの金太郎も憔悴していました。
再び歩き出せる、と考えるには歳を取り過ぎていたからでしょうね。
まさか善路に背中を押されるとは。


明治時代の人々は世の中が大きく変わっていく過程にあったおかげで夢を抱く事ができたと思います。
それまでなかった物の存在を知り、憧れ、心が躍るままに夢を叶えようと一歩一歩進む様はまさに冒険です。
何でもある現代では昔の人のようにはいかないと思う人もいるでしょう。
しかし、今だってコロナやら戦争やらで世の中急転しました。
諦めて何も見ようとせず聞こうとせず、興味を抱きもしなかったらビジネスのチャンスが転がっていても気づかないのかもしれません。


昔の人は圧倒的に情報が足りていなかったでしょうが、現代の人々は圧倒的に勇気が足りないかもしれません。
とにかく空気を読むのを最優先にしすぎではないかと。
ベンチャー企業がどんどん育っていかないと未来はないと思います。
それなのに難癖をつける人の何と多い事か、そしてそれに便乗して嬉々として人を叩く暇人の何と多い事か。
空気を読んで負けるか、空気を読まずに勝つか。


金太郎(西島秀俊)は、あの時代の男性にしてはかなり親切で腰が低い人だと思います。
金太郎は社長とか雇用主という立場でも偉そうぶったりしません。
あの性格が人を惹きつけたのでしょう。
従業員たちと会社を再建する事を目指す演説に泣けました。
そして、まさか顧客第一で新品の時計を約1500個ほどお客様に弁償として配るという発想に驚きました。
食うにも困る状況でとてもそんな事できそうにありません。
これが心意気で仕事をするという事なんでしょうね。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ご訪問ありがとうございました

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