リラックス

自分は「リラックス」という言葉が嫌いです
そこには、ラクをするとか、全力でやらないとか、の意味が
セットになっているイメージがあるからです

ただ、うちの選手たちの練習を見ていると
「リラックス」という言葉をかけてやりたくなります
昨日、ついにその言葉を、たぶん顧問になって初めて使いました

とにかく、力が入りすぎで、余裕がない
ロブで試合を組み立てる練習をさせてみたのですが
何にも言わなかったら、決め球の中ロブを１球目からもっていこうとします

ロブの展開なのに・・・・・・・　　　　　　　何の余裕もない



極端な話、フォームなんかどうでもよいのです
ただ、ラケットがボールの後方でスタンバイしていて
ボールが打点を通りさえすれば、絶対にミスしないと自分は思っています

腰の回転とか、スイングの軌道とかも
自分が打ちたいボールのイメージがしっかりしておれば
それも後からついてくるものでしょう

ところがうちの選手（特に後衛）
タイミングを早くせよと言ったら
やみくもにライジングで打ちにいくし
ちょっとしたグリップの修正をアドバイスするだけで
もうガタガタ

それって、結局真面目ではないのですね

本当の「真面目」とは
貴重な練習時間を１秒たりとも無駄にせず
そのすべてを自分の成長につなげていくということでしょう

ということは
練習中や試合中下を向いて、悩んだり考え込んだりしていることは
真剣に取り組んでいるのは間違いないにしても
実は、真面目に取り組んでいるとは言えないわけです

「練習は裏切らない」「努力はうそをつかない」
なんていう言葉がありますが

今のうちの選手は
「練習を裏切っている」「努力にうそをついている」
そんな状態だと思います

もちろん、さぼるとか、いい加減だとか
そんな原因ではなく、本当に一生懸命やっているのに
結果的に成果が上がっていない状態だといえます

そんな選手は少し肩の力が抜けると
今までの蓄積が爆発的に出てくるものです

だから、もっと明るく、元気に、楽しく
やってもらいたいのですが
なかなかうまく伝わりません

これまでの積み重ねがありますから
絶対にそうしても大丈夫
だらだらしたり、いい加減な雰囲気にはならないと確信しています

でも、うちの選手、用心深いというかなんというか

キャプテンなんか、「明るくやれ」って言ったら
今まで以上に必死で声を張り上げて頑張ります（笑）
で、今まで以上に「ガチガチ」（爆）


そうじゃないだろ・・（苦笑）
「もっとサボれ」というアドバイスの方が通じるのか・・
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