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雑感録

ゴッホ展と東長寺展

 
今日は久しぶりに九州国立博物館へ。
お目当てはもちろん『ゴッホ展』…ではなく『東長寺五重塔展』。
ご住職から伺ってた通り、五重塔の内部に納める仏教画を完成前に披露するという企画で、塔が完成してしまったら滅多に拝むことはできなくなるので、今のうちにという訳なのだ。
博物館はやはりゴッホ展の客でゴッホがえし、もとい、ごった返し。
オイラが行ったお昼前の時点ですでに入場は30分待ちで、1階のエスカレーター前から行列が作られていて、順番に3階の会場へと送り込まれていた。
オイラはその横のエスカレーターをすい~っと上って4階の常設展示室へ。
ところが、てっきり常設展示室のトピック展示だと思っていた東長寺展は、1階のミュージアムホールでの開催だった(相変わらず思い込みの激しいヤツ)。
で、エスカレーターで引き返していたら、ちょうど3階のところで下から上がってきたゴッホ展の集団に巻き込まれて、あれよあれよという間にゴッホ展の入口へ。
何せ障害者特典で九国博の展覧会はフリーパスなので、「ま、いいか」と思ってゴッホ展も見てきちゃった(結果的に横入りですね。スミマセン)。
でもね、中も大混雑で、とても絵を見る気にはならなかったなあ。
おまけに、ゴッホってこんな絵だったっけ?と思いながら人の頭越しに眺めていたら、半分くらいは“ゴッホに関わりのある”他人の絵だった。

という訳で『東長寺五重塔展』。
五重塔の初層(1階)部分が再現され、そこに鳥山玲という平山郁夫の弟子の女流画家が描いた本尊の大日如来、天井画、壁画、扉絵などが展示されていた。
また、思いがけず東長寺の寺宝も展示されていて、あの、織田信長のお気に入りで、本能寺の変で島井宗室が持ち出したという弘法大師直筆の千字文(せんじもん)も公開されていたのにはちょっと感激。
『東長寺五重塔展』は2月6日(日)まで。
五重塔は5月14~16日(だったと思う)に落慶法要(完成記念式典みたいなものか?)が行なわれるとのこと。

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