プライムビデオで久々に観た料理人映画その4は「ディナー・ラッシュ(原題もDinner Rush)」のデジタルリマスター版。デジタルリマスターされるぐらいだからよっぽど公開時に評判になったのかと思ったら、DVD化される作品には当たり前らしい。
物語はN.Y.の人気イタリア料理店の大繁盛した一夜をまさにギュッと詰め込んだ話。副料理長がギャンブル依存症だったり、その胴元がギャングだったりと、まさに最近のニュースにありそうな、こんがらがりそうな話をうまくまとめたのは、舞台となったレストランの実際のオーナーでもあるというボブ・ジラルディ監督の手腕か。
しかし、「ロッキー」でもそうだけど、黒人差別だけじゃなくて、アメリカにおけるイタリア移民差別も結構根深いものがあるというのを頭に入れておかないと、この手の映画は理解できないだろうな。