8月26日「限界突破Xサバイバー(FULL SIZE)が配信限定でリリースされました。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COKM-40150.html
「思い出のメロディー」で司会の大役を見事に果たした後も、8月のKiinaは大忙しでした。
毎年恒例のテレ東系「夏まつりにっぽんの歌」、東京や大阪での握手会などなど。
23日には2006年の「石松さん」以来、実に11年ぶりに大阪・新歌舞伎座のステージに立ちました。Kiina不在の間に劇場は難波から現在の上本町へ新築移転していました。
実は私は2005年の新宿コマでKiinaに出逢ってしまってから、気がついたら名古屋の中日劇場の前に、気がついたら大阪の新歌舞伎座の前にという状況で、どうやって行ってどうやって帰って来たかも覚えておらず、難波の旧劇場は「何だか東京の歌舞伎座をちっちゃくしたような建物だなぁ」とぼんやり思ったことしか印象にないのです。
人気者のKiinaを11年もの間呼ばなかったことには、劇場と事務所の間にそれなりの大人の事情があったのでしょう。
それはともかく、せっかくの靳歌舞伎座でのコンサートです。万障繰り合わせて上本町まで駆けつけ、私にとっては(Kiinaにとっても)初めての新しい靳歌舞伎座でKiinaの歌声を堪能したのでした。新歌舞伎座限定で西さんの名口上付きで「刃傷松の廊下」も歌ってくれました。
1日置いて(と言っても24日は大阪でのディナーショーのリハーサルだったそうです)25日は東京へ戻って、Kiinaは神宮球場での始球式に臨みました。
こちら↓でKiinaの自己採点25点のピッチングシーンがご覧になれます。
https://www.oricon.co.jp/news/2096189/full/
この後7回裏の「東京音頭♫」も無事に見届けて、そろそろ帰ろうかという頃にいつもの習慣で「氷川きよし」でリアルタイム検索をすると、「明日のアニサマのシークレットゲスト、氷川きよしだったりして」というつぶやきがupされていました。
「???アニサマ?何それ??」
確かに26日にKiinaのスケジュールは公式には入っていません。「アニサマ」を調べると「アニメロスーパーライブ」というさいたまスーパーアリーナで3日間に渡って行われるアニソンファンの大掛かりなライブであると。
神宮にご一緒したKii友さんと「ねえねえ、きよしくんこれに出るのかも!」。と、そこへたまたまKiinaの最も身近にいらっしゃる某スタッフさんが通りかかったので「Jさん、きよしくん、ひょっとして明日アニサマに出るんですか?」とお尋ねしたところ、黙って頷いてらっしゃいました。
でもでも、さすがに今日の明日で仕事は休めないし、何よりチケットがありません。悔しい思いで神宮を後にしたのでした。
という、個人的な思い出のあった始球式とアニサマですが、皆さんご存じのとおりKiinaは約3万人のアニメロファンに大歓迎を受けて真っ赤なレザーの衣装で「限界突破×サバイバー」を熱唱。この瞬間、Kiinaの中で何かが弾けたのは間違いありません。
実は7月には東京と大阪で漫画の「ドラゴンボール」を連載している少年ジャンプのイベントが開催され、Kiinaもそこで「現サバ」を披露したのですが、まだまだこの時点では広い会場の1コーナーでの、どちらかというとささやかなイベントという扱いだったように思います。
思い返せば、2017年のアニサマに"さいとーぴー"さん(アニサマの統括プロデューサー)がKiinaを呼んでくださらなかったら、今の状況は或いは違ったものになっていたかもしれません。
厚く高い壁を前にして途方にくれていたKiinaに、「『限界突破×サバイバー』という最強の武器があるじゃない」と、さいとーぴーさんが教えてくれました。
ただ、この時点ではまだこの"武器"が想像を超えるほどとてつもない破壊力を持っていることに、Kiinaご自身も周囲も気づいていなかった。それが2017年の「限界突破×サバイバー」だったと、歴史オタク的には捉えています。