アルバム・カバー曲2曲目は、霧島昇さん・ミス・コロムビアさんの「一杯のコーヒーから」。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=1PkpHaHpbDg
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/130718/
昭和14年発売の作品です。最初についていたタイトルは「一杯のビールから」だったのを、コーヒー党だった藤浦洸さんが「コーヒー」に変更したという逸話が残されています。
服部良一さんらしい洒落たジャズ風のモダンなメロディー。
日中戦争は泥沼から這い出せず、戦時体制下の贅沢品規制にコーヒーも指定され、前年の13年にはコーヒー豆の輸入制限が始まっていました。
曲は、これからさらに暗い時代へと突き進んでいく間際に開いた華やかな大輪の花のよう。ロマンチックな歌詞と軽快なリズムには戦争の影さえありません。
戦後になってから、雪村いづみさん始め様々な歌手の方がカバーされたようです。
Kiinaのカバーは明るく伸びやかな歌声。これもまた、Kiinaの真骨頂ですね。
通常盤のブックレットのこの曲のページの写真は、ココアちゃんとミルクちゃん(まだ子犬の顔をしています)を抱っこしているKiina。
Kiinaがこの曲から醸し出す世界観にピッタリの写真ですね。