アルバム3曲めは、カバー曲「歌は我が命」です。KIINA.の歌唱の音源は2022年配信限定のシングルから↓
https://m.youtube.com/watch?v=JnWxZuFM3YA
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/275939/
2019年のスペシャルコンサートでの歌唱の様子が公式YouTubeで一部公開されています。
https://m.youtube.com/watch?v=UGfNE87N93Q
元々は美空ひばりさんが1967年から1976年にかけて毎年5月29日のお誕生日に発売していたオリジナルアルバムのシリーズ名が「歌は我が命」でした。そのシリーズ最後のアルバム『私と影 歌は我が命 第10集』の1曲目にタイトルと同名の「歌は我が命」が収録されました。
ひばりさんが亡くなられた後、2007年に生誕70年の記念として「一本の鉛筆」をカップリング曲として新たにシングルカットされています。
「どんなことがあろうともファンがいる限り歌い続けていくという“美空ひばり=スター”の宿命を歌ったモノローグ歌謡の傑作です」(byコロムビア)
ひばりさんのこの覚悟にKIINA.は強いシンパシーを感じたのでしょうね。
この歌は、周りからも自分自身も「スターである」という承認がなければ歌えない歌です。
2021年の紅白歌合戦でKIINA.はこの歌を歌いましたね。
原則、紅白の歌唱曲はNHK側が指定すると聞いていますが、あるいはこの時はKIINA.の側から「この曲をぜひ!」と希望したのかもしれません。司会のおふたりから奇しくも「並々ならぬ」という同じ言葉が出たのが印象的でした。
KIINA.は2000年の「箱根八里の半次郎」から、紅白では一貫してご自分のオリジナル曲を歌ってきました。
この年の紅白での熱唱。たとえ原曲はひばりさんの歌であっても、これはもう誰の歌でもない、歌を歌うという宿命を持ってこの世に生まれた「氷川きよし」の「KIINA.」の魂そのものが声となった「歌は我が命」でした。