アルバム4曲めは、カバー曲「哀しみ本線日本海」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=j_Q1nzOO0qk
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/275938/
森昌子さんのヒット曲。1981年の紅白歌合戦、森さんはこの曲で初の紅組トリを務めました(大トリは北島三郎さんの「風雪ながれ旅」でした)
森さんのこの曲がヒットした当時、私はかつて青森⇄大阪間を走っていた寝台特急「日本海」を思い浮かべていたのですが、よくよく考えてみれば失恋して哀しみに暮れている女性が寝台特急を選ぶ訳がありませんでした(笑)。
大阪から青森までを繋ぐ日本海沿いの鉄道=いわゆる日本海縦貫線のどこかがこの曲の舞台なのでしょうね。
東京から秋田県の実家に帰るルートではないので、そんなに何度も乗ったわけではありませんが、新潟から秋田へ向かうまたはその逆ルートの列車で車窓から眺める日本海は何時間見ていても飽きることがなく、夏なら夏なりに冬の季節は冬の季節なりにメランコリックな気分に浸ることが出来ます。
恋を失った女性なら尚のことでしょうね。
KIINA.はこの曲をかなりキーを高めに歌っていますね。まるで女性歌手と見まごうばかり。そのために一層冬の海を見つめながら列車の旅をする女性の心もとなさが表現されているように思います。
正直、この曲がこんなにピッタリKIINA.にハマると思いませんでした。
もしかしたらKIINA.ご自身も仕上がりに満足していたのではないでしょうか。カバーアルバム「氷川きよしの昭和歌謡史」にも選んでいますね。
KIINA.の数あるカバー曲の中でも、私もお気に入りの一曲です。