昨日の東京は真夏のような暑さでした。おとといの陽気ですこ〜しほころびかけた桜の蕾がようやく2分3分に。
関東ではほとんどが3月末に桜まつりを企画していたことでしょう。自治体が主催する桜まつりは令和5年度の予算で組まれているので、桜の開花が遅れているから4月に延期とは簡単にいかないのですよね。
私は昨日は友人に誘われて千駄木にある旧安田楠雄庭園で開かれた「しだれ桜と琵琶の音」の催しに参加してきました。
ずっとこんな気候だったので枝垂れ桜にも期待はせず、「琵琶の演奏だけ楽しめれば」と思って出かけたのですが、主催者も琵琶の演奏家の方も「奇跡!」と驚くほど、大木の枝垂れ桜が溢れんばかりの花を咲かせていました。
大正時代に建てられた古いお屋敷の2階のお座敷の窓を全開にして、濃いピンクの桜を眺めながら琵琶を聴くという贅沢なひと時。
時折り枝に訪れるメジロやヒヨドリの声も混じっていました。
演奏会の日取りは決まっていますので、桜がもう散っているかもしれないし雨で窓が開けられないかもしれない。
こんな暖かな日に満開の桜と美しい薩摩琵琶を同時に鑑賞できるなんて、きっと前世で徳を積んでいたのに違いありません。
旧安田邸は谷中の団子坂を少し入った場所にあります。
先日豪徳寺を訪れた時も思ったのですが、浅草や渋谷でなく谷中や団子坂の商店街など普段の日本人の生活に密着した街にこうした欧米系の観光客がとても多いのです。
遅いお昼ご飯を食べに入ったイタリア食堂は半数以上が外国人のお客様でした。
き〜ちゃんさんは昨日は「旅うたBOX」をお供に気仙沼にお出かけだったんですね。
今日は早くもお天気が不安定になるとか。貴重な一日でしたね。