見出し画像

氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆藤枝しぐれ〜KIINA.の歌声を味わい尽くす♬607

「甲州路」Aタイプのカップリング曲は股旅ものの「藤枝しぐれ」です。

KIINA.の歌唱はこちら↓

藤枝しぐれ - YouTube

歌詞は歌ネットより。

氷川きよし 藤枝しぐれ 歌詞 - 歌ネット

 

作詞は「最上の船頭」「越後の雪次郎」の松岡弘一先生、作曲は水森先生です。

ゆったりとしたテンポの一見オーソドックスな股旅もののようですが、とてもストーリー性に富んでいて心惹かれる作品です。

 

「箱根八里の半次郎」のような若者ではなく、恐らくは中年に差しかかった頃合いの渡世人が旅の途中で道を尋ねられます。渡世人風であっても荒んだ様子ではないので、幼い子を連れた旅の女性も警戒せずに声をかけたのでしょう。

よく知っている道だからと、暫しの間の道連れ。

 

コブシの回ったKIINA.の美声を聴きながら、勝手にふたりの人生を想像します。

女性は幼い子どもを連れての心細い旅。夫が藤枝辺りに職を見つけて妻子を呼び寄せたのか、或いは夫に先立たれてこれから遠い親戚に身を寄せるのか。

また主人公は何故故郷の藤枝を捨てたのでしょう。子どもを病気か何かで亡くして、妻を実家に戻してしまったか、もしかしたら妻も子も流行り病か何かで同時に亡くして、すっかり人生に希望を失って故郷を離れたのかもしれません。

 

ほんの短い旅の道中でも、子どもはすぐにおじちゃんに懐いてまとわりつく。かつて我が子にそうしたように肩車などもしてあげたかもしれません。

藤枝に向かう晩秋の東海道。

3番の最後の「お達者で」というセリフが沁みます。我が子を亡くした主人公にとって、心の底からこの母子の健康と幸せを願う切実な言葉だったのでしょう。

故郷を目の前にしながら、そこへ足を踏み入れることをせず踵を返して立ち去る主人公。股旅映画のワンシーンを見ているようです。

「三味線旅がらす」のような名曲とも少し趣きが異なりますが、聴いていてこの主人公の孤独に心を寄せてしまう、大好きな作品です。

 

劇場公演では博多座からこの曲をセットリストに入れてくれました。

コメント一覧

みつこ
今インストでKIINA.が「若松みなとのあばれん坊」を歌っているのを聴けてドキドキ!大好きな一曲です。博多コンなのでチョイスされたのでしょうが、大阪では歌ってくださるかしら?それともセトリ替えがあるのかしら?生歌で聴きたいです。行かれる皆さまコンレポお待ちしています。
チャチャチャ
こんにちは。皆さんのコメントを読みながらtamaさんが終わりが見えて来ましたねとコメントされているのを見て後はどうなるのかな?と不安になりました。数えて見たら甲州路で5曲、オリジナルコレ2で2曲、オリジナル3で5曲、ヘスト盤で2曲

私はファンクラブに入ってなかったのでファンクラブ限定品を少ししか持ちません。
公演に参戦出来ない私は本当に淋しくなります。
とねりこさん本当にありがとうございました。私のKIIN.ノートでは後14曲です。
それまで頑張ります。
皆さんのお持ちの曲がある時はご紹介下さい。
Wako
藤枝しぐれ
KIINA.の響き渡る歌声が聴いていて気持ち良いです。
旧東海道の街道を着物姿の三人の映像がとねりこさんの言うとおり股旅映画のワンシーンのように浮かんできます。CDを購入した時は何回も聴いていました。
松岡先生の『最上の船頭』もストーリー性が有って好きでした。作詞大賞はとても嬉しかったです。
藤枝は私の住まいに比較的近いですが
詳しく藤枝は分かりませんが隣接する島田市にKIINA.の『大井追っかけ音次郎』の歌碑が有るようですが未だに行った事はありませんがいつか行けたら良いなと思っています。
劇場公演で歌って欲しいです。
トマト
こんにちは😊
劇場公演が待ちどうしいですね
大井追っかけ音次郎と若松みなとのあばれん坊は確定www
期日前投票だなんて真面目過ぎ
当たり前か?相変わらず庶民派なんだから。
好き🩷がやめらんな〜い
藪つばき
こんにちは。今日はこちらは一日雨のようで、それならゆっくり「~味わい尽くすを」楽しもうと思いブログを開いたら、なんと私好みの股旅もの、嬉しさいっぱいで聴きました。前奏から三味線の音が効いていて、「道を聞かれりゃ俺の里」で始まって、とねりこさんの想像の物語に酔いしれながら、別れの場面まで想像したりして自分まで涙が出そうになりました。
歌もいいですね~。水森先生のお得意の節回し、股旅ものにぴったりのKIINA.さんの歌声、何といっても私はやっぱり股旅ものが大好き、「藤枝しぐれ」いいですね~大好きになりました。
みつこ
松岡弘一先生は「最上の船頭」で作詩大賞を獲られましたが、小説家なのですね。短編小説で受賞もされている様ですね。「最上の船頭」も大店の娘さんと手代の駆け落ち場面のMVが面白くて何度も観ました。「藤枝しぐれ」もMVにしたらどんな場面になるのでしょうね。主人公と母子はどんな話を交わしたのでしょうか?短編小説が出来そうです。演歌のお約束ごと(恋心を振り切って旅を続けるなど)からは少し外れる歌詞は作家の先生らしい物語ですね。
KIINA.はどちらも主人公になりきると言うより、物語を語るという歌い方だと思います。こんな歌も大好きです。
tama
とねりこさん、おはようございます。
毎日毎日、ありがとうございます。
607曲まで来ましたね、頭が下がります。
今日の、「藤枝しぐれ」大好きな曲で、今でも一日一回は聞きます。勝手に頭のなかに、MV作って、繰り返し聞いています。
今年のkiinaの復帰コンは、私は関西に限られるので、手はつくしたのですが、劇場コンも全敗。
来年こそはと、毎日足のストレッチしています。
その時、「藤枝しぐれ」が、伴走です。何回聞いても、飽きません一度、生で聞きたいです。
長々と、すみません。止まらなくなるので、この辺で。
とねりこさん、終わりが見えてきましたね。
残りの曲、楽しみにしています。
チャチャチャ
おはようございます「藤枝しぐれ」
とねりこさんのお話しでしっかり物語が出来上がっています。。灰汁もなく力みも感じず、さらりとした無宿者とたまたま出会った母子のわずかな時間ですが悲しい曲ですね。この男性、子供さんを亡くされているのですね。嫌われた方が楽だと思いますがなつかれて、変えって悲しさが出ています。子供の歩ける距離なのに
五年も(俺の里)に帰れないし遠くに離れられない、帰りたいけど帰れない。悲しい曲でした。余り聴く機会がなかったかさらりと流したか?分かりませんが良い曲でした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る