アルバムカバー曲5曲めは、梶光夫さん「青春の城下町」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=F9RN_nKNFoE
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/113861/
「九段の母」の次に「青春の城下町」。一枚のアルバムでこんなに振り幅の大きいカバーを収録出来るのはKiinaだけですね。
近田春夫さんは「考えるヒット」でKiinaを「演歌の標本箱」と評していらっしゃいましたが、近田さんが聴いてらっしゃるのは基本シングル曲。まさか同じアルバムの中で「九段の母」と「青春の城下町」を歌っているとは、さすがの近田さんも想像がつかなかったと思います。
陽から陰までを七色の声で歌い分けるKiina。この曲は、明るさ、爽やかさ、清潔感、伸びやかさと、まさに一点の曇りもない「陽」の歌声ですね。カバー・セレクションにも入っていますので、Kiinaもお気に入りなのでしょうね。
梶光夫さんは、ルックスも佇まいも、その歌声そのままの爽やかな青年でいらっしゃいましたね。
ご実家の宝石店を継ぐために7年の歌手生活でお辞めになったので、爽やかな印象のまま私たちの前から姿を消してしまわれて、再び登場された時にはすっかりダンディな紳士になっていらっしゃいました。
辰巳ゆうと君がデビューした時、そのルックス(良い意味でクセのない)が「梶光夫さんの系譜だ」と感じたのは私だけでしょうか。