「甲州路」Bタイプのカップリング曲は「難波の恋」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
通称ミナミと呼ばれる難波(なんば)。キタ(梅田)と並ぶ大阪の大繁華街ですね。心斎橋、道頓堀、通天閣etc.キタのエリアよりもっとザ・大阪といった感じの、気取りのない街での恋だと思ってこの曲をイメージすればいいでしょうか?
「ほほ ほろほろ」というリフレインのKIINA.の声の響きがとてもチャーミングです。
恋と言っても、全くの片思い。バーのカウンターで出会って、一方的に一目惚れして、「あなた意地悪 意気地なし」となじっているけれど、彼は彼女の気持ちにはまったく気づいていないと思われます(笑)
演歌をテーマ別に分類した時に「女のひとり酒」系とでも名づけたいジャンルがあります。有名なところでは「氷雨」や「酒場にて」がそれでしょうか。
KIINA.のオリジナル曲なら「みれん心」や「おんなのとまり木」「惚れたがり」がそれに当たると思いますが、皆どこか曲調やKIINA.の歌い方が似ている気がします。そしてどの曲も「氷雨」や「酒場にて」ほどには深刻に感じられません。
「難波の恋」も「裏切られた」とか「捨てられた」といった切迫した事情ではないので、楽な気持ちで聴けますね。この女性も案外ケロッとしているのかもしれません。
東北人の私の感性で、この難波の彼女に対して「恋が実りますように」と応援しようか、それとも「サッサと次の恋を探したら?」と言ってあげようか、決めかねています。
大阪の皆さんならどちらですか?