一味違う“黒”

黒色の宝石、と探してみると意外と種類が多くありません。


誰もが“パッ”と思い浮かぶのはオニキスですが光沢感が少々柔らかい。



そこでオススメのひとつがトルマリンです。


何より陶器の様な、ガラスよりも美しい光沢感＋トルマリンらしい透明感がポイントの一つ。



そして...



実は“黒ではない”という不思議な事実。



これはほとんどの黒色宝石に当てはまるのですが


緑や青、赤や茶色が重なり合った結果“黒に見える”錯覚なのです。



でも、それぞれの透明感や光沢感によってこの“黒く見える色”の感じも全く異なります。


例えば写真のトルマリンは陶器の様に美しい、となる訳です。


それも写真の様なダブル・カボッション(両面丸みを帯びている優しいカット)物となると色と石の雰囲気に深み＝奥行きが出て来るので“品”が出て来る感じに。


色とりどりの、柔らかく鮮やかなカラーストーンが映えるこれからの季節ですが


このブラック・トルマリンの“柔らかく品のある黒”もオススメです。