10月29日の取引で、アメリカ・アップル社の株価が下落しており、時価総額でマイクロソフト社に抜かれました。20年半ば以降はアップルが首位を維持していたため、約1年ぶりに首位が交代したようです。
アップル社の株価下落の要因ですが、28日に発表した第4・四半期決算(9月25日まで)は市場予想を下回ったためで、更にその原因として、サプライチェーン(供給網)の制約で売上高が影響を受けたと報じられています。この辺は、ハードウェアの企業としての性格を見なければならないアップル社ならではの下落理由である気がします。
一方で、マイクロソフトは0.7%上昇し、時価総額は約2兆4600億ドルに達しました。同社の株価は、年初来45%超値上がりしています。その理由として、10月26日に発表した第1・四半期決算(7─9月)は、新型コロナウイルス流行を背景に企業が在宅勤務とリモートワークを組み合わせたハイブリッド勤務にシフトする中、クラウドサービスへの需要が高まり、売上高と利益が市場予想を上回ったためだそうです。
いつの間にか、ソフトウェア販売から、クラウドサービスに展開していたマイクロソフト社が優位に立った感じでしょうか。
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