菩多尼訶経の手ぬぐいを作ってしまいました。
「菩多尼訶経」とは江戸後期の学術書です。
宇田川榕菴が経文仕立てに植物学の要点を1211文字で記した日本で初めての組織だった植物学書です。
菩多尼訶とはボタニカルの当て字です。
こんな文字ばかりの手ぬぐいですが、こんなボタニカルなグッズがあってもいいのではないかと・・・。
鳥獣戯画とシダ植物をミックスした手ぬぐいが染め上がりました。
下から順に説明します。
カンザシワラビを発見し、採ろうと斜面を登ったものの足を滑らせたうさぎと、失神したカエル。
カンザシワラビに感動するカエル2匹と、ゲットして喜ぶウサギ。
キツネがワラビの新芽を大事そうに持ち、リュウビンタイを持ったウサギが走ってきます。
一番上はヘゴの新芽を奪い合うカエルとウサギ。横にはヘゴをちゃっかり奪う猫。
鳥獣戯画のパロディですが、楽しんでもらえれたら幸いです。
シダ植物をモチーフにした手ぬぐいが完成しました。
一枚2090円です。
石垣島、西表島で出会った羊歯に魅了されたので、琉球の羊歯が多いのは私の好みです。
初めまして。
シダ植物が好きで、シダをモチーフにした手ぬぐいを作ったINAHOと申します
現在は一歳の娘の育児の合間に手ぬぐいのデザインをしています。
小学生のころ、蘭小屋を作るほど植物が好きな父親に山に連れて行ってもらい、自然に触れながらすくすくと育ちました。
社会人になり、趣味として始めた鉱物採集で八丈島に行った時にリュウビンタイに出会い一目惚れ。そこからズルズルとシダ植物の魅力にはまっていきました。
それからは奈良や和歌山、特に琉球列島の離島のシダを観察しました。
石ではなく、西表島では石炭を、京都では植物化石の採集へと趣味の世界も広まりました。
しかし、妊娠出産育児とフィールドに行けないもどかしさが爆発し、シダをモチーフにした手ぬぐいを作ろうと「手ぬぐい INAHO」を立ち上げました。