また僕らのヒーローが天に召されました。
鉄人と呼ばれた心優しき野球人、衣笠 祥雄さん。
小学４年の頃に、カープ初優勝を経験し
野球小僧だった僕らのリアルヒーローでした。
オールスターでの山本浩二さんとのアベックホームランは
記憶に焼き付いています！
まさに赤ヘル黄金時代の中心選手でした･･･
５度のリーグ優勝、３度の日本一！
「ますやみそ」のＴＶコマーシャル･･･
２１３１試合の連続試合出場、世界記録達成･･･
このサインボールは宝物です。
華やかな記録やエピソードがたくさんある衣笠さんですが
一般的には温厚なイメージで
関係者のコメントも優しかったというものが多い中
高橋慶彦さんは、現役時代一番怖かった人と
話していたのを覚えています。
あるシーズン膝を故障していた高橋慶彦が
トレーナー相手にボヤいていると
『もう今日から試合に出るな！辞めてしまえ！』と
一喝された事があったそうです。
後に慶彦はこの一言がなかったら
プロ野球で成功出来てなかっただろうと語っていました。
もちろん自分に対しては、比べものにならないくらい
厳しかったことでしょう･･･。
現中日コーチの長嶋 清幸さんのエピソードでも
遠征先の宿舎で、長嶋が深夜にお酒を飲んで帰り
エレベーターが開くとエレベータ前の広いスペースで
汗だくで素振りする衣笠さんが居てビックリしたとか･･･
通算５００本以上ホームランを打った陰には
もの凄い努力があったんでしょうね！
それからデッドボールを受けたあとに
サッと立ち上がり軽くピッチャーに
「気にすんな」みたいに手をあげて
軽やかに一塁まで走り出すのが衣笠さんでしたが
巨人戦で肩に当てられ骨折したのに
次の日も打席に立ちフルスイングして
前日、自分にぶつけたピッチャーに
「大丈夫なところを見せるためフルスイングした」
みたいな話もありました･･･。
他にも鎖骨骨折してるのにヘッドスライディングした事も
ありましたね…もうキリがありません！
我らが背番号『３』鉄人衣笠 祥雄さん
本当にありがとうございました。
どうか安らかにお眠りください。
あなたの笑顔とフルスイングは忘れません！