「褒めて育てて」 どうなる日本
「褒めて育てる」が推奨されて、20年を超えます。
1990年代から推奨されて
それと並行して、学校教育でも「新学力観」が適用されました。
それまでの「競争による知識偏重」をやめて
授業中の「態度や関心で成績を決める」方向にしました。
テスト結果のトップクラスの子が5段階評価の5ではなくて4になり、
テストはトップクラスでなくとも、たとえば「先生に頻繁に質問する子」は5になります。
国際比較で、日本人の学力が低迷しているのは確かで、
褒めて育て、成績では厳しく競わせない。
そういう風潮で育った今の親世代が、また子育てをするサイクルに至りました。
もはや褒めて育てるという思想は打ち砕きにくい厚い壁になったのです。