ときどき 65から学ぶこと

ときどきに、65をすぎて、こんなことも学びます! 

仕事での ”す い ません“ 使うことなかれ

2023年07月31日 | 65から学ぶ

ビジネスの現場では使ってはいけない言葉があります。

『すいません』という言葉

これは間違いですね。


正しくは『すません』ですが

謝罪や感謝でも使っている人がいます。

これはマイナス印象を与えるので

気をつけたほうが。



「謝罪・依頼・感謝」を「すいません」で済ましていいのか


例えば、こんな新人くんがいます。

とてもいい子で、口数が少なく、少し注意すると「すいません」と小さくなる。

話しかけてくるときも「すいません」から始まる。

謝るときも「すいません」と頭を下げる。

『すいません』を便利に使い過ぎてますね?


始めに、新人くんが使っている「すいません」は間違いです。

漢字で書けば「済みません」

相手に対して「私の気が済みません」という意味です。


だから「すみません」が正解です。

言いやすいので、つい「すいません」と発音してしまいますが、これは直したほうが。

 

さて、その「すみません」、新人くんならずとも、実によく使う言葉です。

 

彼の例で見ると、

・注意されたときの「すみません」 謝罪

・呼びかけてくるときの「すみません」 依頼

・「ありがとう」の意味での「すみません」 感謝

の意味で使っています。


「謝るとき」「呼びかけるとき」「感謝するとき」というコミュニケーションのなかでも

大切なポイントを、「すみません」で済ましているのです、

人との距離が縮まりません。では、どうすればいいのでしょう。


目上の人や得意先への謝罪は、より丁寧な言葉を使いましょう。


ビジネスでの謝罪は「申し訳ございません」「失礼いたしました」が正しいとされています。

目上の人、得意先などの場合は、努めて使うようにしましょう。


「ごめんなさい」も謝罪にはよく使います。

しかし、この言葉は、「許してください」と相手に許しを請うのが本来の意味です。


「ごめんなさい」よりも「すみません」と言ったほうが、

甘えることなく謝罪していることになります。


もっとも、これらはかしこまったビジネスの場での話で、

普段の仕事では臨機応変に使い分けます。


感謝の「すみません」は使わないほうがいい

呼びかけの「すみません」は、ほぼ相手の気を引くための

「掛け声」と考えたほうがいいでしょう。


使っても差し支えありません。が、相手にスマートな印象を残すなら、

「すみません。少しお時間いただけますか」。

あるいはもっと丁寧に、「すみません。5分ほどお時間いいですか」と、

相手の時間をもらうことに気を使うようにしたいものです。

 

最後は、感謝の「すみません」です。

これは使わないほうがいいでしょう。


この「すみません」には、

「こんなことまでしてもらって、私の気が済みません。恐縮です」と、

謙遜の気持ちが入っています。

 

しかし、感謝するときは「ありがとうございます」と言うほうが、気持ちが伝わります。

「すみません」は、謝罪と依頼のときに使う。


感謝は「ありがとう」と言う。

「すみません」を使い分ければ、新人くんだって感情表現の豊かな人になれますね。

 


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褒めて育てる?⑧」

2023年07月17日 | 65から学ぶ

「褒めて育てて」 どうなる日本

 

もともと、褒めて育てるのは

「自分の存在そのものを認める感覚」を養うためです。

自分の力で、壁を乗り越えていくことを経験して

初めて自己肯定感は高まります。


頑張ってもいないのに、ただ褒められていい気持ちになっていたのでは、

本当の自己肯定感は、育ちません。


ただ「おだてられて」育てられてきたから、がつんとやられたら「ぽしゃん」となる。

だから「自分の存在そのものを認める」感覚は低くなります。


現実に大学でも会社でも、ちょっと注意すると傷つく若者が増えていて、

うっかり注意できない時代になってしまいました。


がつんとやられても、「自分の存在そのものを認める」感覚が、強ければ

自分に自信があるから、簡単には潰れません。


本当の自信をつけさせるには、

子どもを信じて鍛えること

 

特に幼少期には、

たとえば歩き始めたとき、

当然、親は褒めます。


厳しい壁を作りつつ、

「褒めるときは褒める」、でいいのではないでしょうか。


何でも褒めて、「しからない子育て」ではダメです。


おわり

 


褒めて育てる?⑦

2023年07月10日 | 65から学ぶ

「褒めて育てて」 どうなる日本

 

褒めに対する嗅覚も鋭くなっています。

褒められ続けると、その状態を維持しなければいけなくなってきます。


難しい課題にチャレンジしたら、失敗するかもしれない。

褒められ続けるポジションから、落ちたくないから、

確実に褒められる、得意な課題に限って取り組み、

難しい課題は、初めから避けるようになってしまいます。

 

失敗で鍛えられてこそ「自分の存在そのものを認める」感覚は養われます。


失敗経験は大事なはずなのですが。

その結果、難題にチャレンジして、本人が鍛えられるということがなくなります。


一方、褒められてばかりだと、

しかられなくても注意されただけで、自分が全否定されたように受け取って、

怒り出したり落ち込んだりする、気質になってしまいます。

小さな頃から、大小の壁にぶつかっていれば、

どう乗り越えるかの経験もあって、

挫折に強い人間になっていけます。

 

失敗は糧になるのか

しかられたり注意されたりすることで、自分のどこがまずかったのか、

いわば失敗を糧にすることができます。


それを修正することで、人は成長できたはずです。


ところが、今の多くの人たちは

価値観をなくした、戦後の人たちに育てられたから、

軸がないまま子育てし、

子どもに対して、壁にも鑑にもなれません。


子どもは子どもで、何でも褒められ肯定されるので、

未熟なまま、頑張らないままで、来てしまっています。

 

 


褒めて育てる?⑥

2023年07月03日 | 65から学ぶ

「褒めて育てて」 どうなる日本

 

弊害が目立つように。

褒めまくられて育てられていると、褒められるのが当たり前になります。

逆に褒められないと、やる気がなくなってしまいます。

「褒めてくれないと自分たちはめげる世代だ!」と言う若者も多くなっています。


学生時代は、それで通るかもしれしれませんが、

社会に出てそれが通るわけがありません。


そういう若手社員は、

うちの上司は褒めてくれないからモチベーションが上がらないとか、


命令してくるからムカつくとか、


さらには、人間として対等な立場なのだから、


人にモノを頼むのなら、上司はお願いすべきだとさえ言い出します。