年金通知書が届く前に、地方税(市民税、道民税)の決定通知書が届きました。
これまで、地方税は源泉徴収されていましたが、今回は2期分の払込票が入っていました。
額も大きく変わり、「変だなぁ~」と思ったところに母から電話。
「税金払えって手紙来てるけど、どういうこと?
今までこんなことなかったんだけど、あんた何かした?」
「じいさんのところも来たけど、いつもと違うので、近々、役所に聞きにいくから少し待って」と伝える。
通知書を昨年と見比べる
収入が昨年まで180万程度だったものが、今回は500万円を超えていた!
母の扶養控除、母の身障者控除が外れていた!
収入については
「昨年の居宅売却が影響しているのかなぁ」
とおもったが、母の扶養、身障者控除が外れているのは合点がいかない。
早速、問い合わせ先の市税事務所に電話した。
私が聞きたかったのは
①母の扶養や身障者控除が外れているので修正したい
②そのための窓口はどちらになるのか
③その相談や修正に必要な資料は何か
④昨年と今年の金額に大きな差が生じているがその確認もしたいので、そのための窓口は?
ということだった。
電話にはKという女性が出た。
通知書に書いてある<問い合わせ番号>を伝え、①~④についてどちらへ伺えばよいか聞いた。
すると、電話の向こう側でパソコン操作の音がした後
K「お電話いただいている方はご本人じゃないですよね!」
私「はい、〇〇と言います。本人は施設入所しており、私が成年後見人です。息子になります。先月、その申請を出せ!というので提出しています。今回の通知書も私名義で郵送され、父分と記載されています」
K「個人情報上、ご本人でないとお伝えできないことがありますので、ご本人様にお問い合わせ頂くようお願いします」
私「いえ、いえ。本人は認知症で施設入所しており、私が成年後見人です。先ほどお話の通り、先月そちらから後見人の登録するよう文書が届き、その登録も済ませています。今回届いた通知書も『父の分』として私宛で郵送されています。私が問い合わせることに不都合ありますか?」
K「少しお待ちください。
お電話いただいているのは〇〇さんですか?
〇〇さんご本人の確認できるものはありますか」
私「すいません。今、電話ですよね。免許書などの身分証明書をFAXで送れ!ということですか?」
K「あっ!〇〇さんの生年月日は?」
ヤバいのに当たっちゃったなぁ~と思いながら生年月日を伝える
K「それで、奥様の扶養が外れている―ということですが、私どもは貴方が出された今年の確定申告を基に通知書を作成していますので間違いありません!」
私「間違いありません!と言われても実態と違うので、どこかで修正しないと、この先もず~っと母は扶養になれないってことですよね。それを修正申告したいんです。それで、そういうことをこの電話で解決できるとも思っていませんし、しようとしているわけではなく、そのほかの質問、疑問もあるので『どちらのどの窓口で対応いただけるのか』を知りたくて『その窓口はどこになりますか』という問い合わせをしているんです」
K「扶養に戻すことはできませんよ。確定申告の資料を見ていますが、〇〇さんは扶養申告していないじゃないですか!それを今から修正できるわけありませんよ」
私「あのね。あなたとこのお電話でこの話しを続けるつもりはないんです。
あなたには、私の話しに対応できる窓口をお知らせいただきたいだけなんです。
そちらの窓口のご紹介とお電話番号を教えていただければ、そちらにお問い合わせさせていただきますから」
K「〇〇さんのお話は、こちらで対応することになりますが、お越しいただいても修正できませんし、こちらが間違っているようなご指摘ですけど、〇〇さんの今年行った確定申告書に基づいて通知書が作成されているわけですから変更だ!修正だ!とおしゃられても対応できませんよ」
私「何度も言いますが、あなたとこの電話でやりとりするつもりはないんです。
対応窓口は、そちらで良いのですね?
相談するうえで、今回の通知書が必要になるのはわかりますが、それ以外に必要な資料はありますか?
例えば、母の扶養実態が証明できるような資料が必要…とか、昨年の通知書も持って来いとかありますか?
あなたが分からないのであれば、分かる方にお変わりいただくか、どなたかに確認してお答えいただけませんか」
K「扶養実態が分かる資料って何ですか?それ…」
私「いいから!それを含めて確認しなさい!」
K「・・・少しお待ちください」
K「え~っと、今回の通知書と〇〇さんの身分証明書、その扶養実態のわかる資料って言うんですか…それを持ってきてください。あっ!その扶養実態ってやつですけど、具体的に第三者がわかるものじゃないといけませんから・・・。公的な引き落としがされている通帳とかのことになりますから・・・。家計簿とかじゃないのでお間違いなく!」
私「あの~、失礼だけどあなたお名前なんておしゃるの?」
K「Kです」
私「市の職員さん?契約スタッフさん?臨時職員さん?それともこの時期だけのアルバイトさん?」
K「私はれっきとした市の職員です!」
私「あ~そ~。そ~なんだ」
捨て台詞も大人げないので、そのまま電話を切った。
翌日、市税事務所に向かった。
前日のこともあり、かなり気合が入っている。
【持ち物】
今年、昨年、一昨年の通知書
母の通知書
裁判所提出の事務報告書の写し
今年の確定申告書の写し
母の入居費、上下水道代、電気代、ガス代が引き落とされている父名義の通帳。
結構な荷物になった。
事務所に付いた。
窓口は空いており、直ぐ対応いただいた。
成年後見人であることを伝えてから父の地方税の問い合わせを始めた。
①母の扶養、身障者控除を復活させたい
(係)確定申告で扶養にしていないのは?
確定申告書(父と母の両方)を見せ
(私)→母の持分があり居宅売却に伴い扶養や身障者控除対象にならない金額になったため
(係)では、今年については昨年の収入についての地方税徴収なので扶養、身障者控除は外れてしまいます
(私)→それでは、次年度以降も扶養対象にならないのでは?
(係)そうはなりません。確実なのは、お手数おかけいたしますが、次回も確定申告をしていただき、扶養、身障者控除欄を記入することで、また扶養等になります。
④昨年との金額差
(係)昨年の収入に対しての地方税になります。住宅売却の収入があるので、収入額が上がって計算されます
(私)→確定申告で、3000万円の非課税申請をしているのですが?
(係)それは、所得税の非課税申告です。申し訳ありませんが地方税とは違います。
(私)→これまで、年金からの源泉徴収でしたが、今回は2期分ふりこみとなるのは?
(係)年金決定等は前年10月頃となります。一概に言えないのですがそれから各種徴収などが決められる中で源泉に間に合う年とそうでない年があります。今回は後者になります。
気合入れて来たが、私には非常にわかりやすかったし、母の扶養等が復活できることに安堵した。
話しを進めるうえで使ったのは、通知書(今年と昨年)、確定申告書控えだけだった。
しかし、役所が出てくる度に、嫌な思い、面倒くささが生じる。
「成年後見人」の制度、役割を増やしていくくせに役所の窓口、担当者は、制度、役割を理解していないことが多すぎる。
役所が絡むたびに、窓口が異なり、その度に後見の登記をコピーされる。
既に、市役所へは5枚ほどそのコピーは保管されていると思う。
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