トンチョ蹴球部☆

東大阪朝鮮初級学校サッカー部の試合予定や結果、連絡事項などをあげていきます。
(2011年3月19日開設)

高校サッカー界に一石を投じた久御山のスタイル

2011-05-07 | 技術・トレーニング

久御山高校サッカー部のことは、「サカイク」からの転載で以前にも記事にしましたが、SPORTS NAVIでも面白いコラムがあったので一部転載します。

(以下、抜粋)

「限られた地域の、限られた選手層の中から(選手が)来る」との松本悟監督の説明通り、公立校の久御山は京都のジュニアユースや府内の中学校でプレーしていた地元の選手たちで構成されている。全国レベルの私立校と違い、人工芝のサッカー部専用グラウンドがあるわけでも、他府県から能力の高い選手を獲得できるスカウト網や制度があるわけでもない。言ってしまえば、京都レベルではうまいけれど、Jクラブにも全国区の強豪校にも引っかからなかった選手の集まる普通のチームだ。だからこそ、準決勝後の会見では松本監督が「体力測定なんてやったら全チームの中で下から数えた方が早い」と冗談でも皮肉でもない真実を語っている。準決勝後、指揮官に「スーパーではない選手たちで決勝に行った意義は大きいのではないですか?」と尋ねると、「そうですね。うちでもできるんだということを証明できました」とうれしそうに返してくれた。

 実際、久御山の選手の身体能力は相当に低かった。例えば、MF二上浩一は出場チームのボランチの中で、最も足の遅い選手ではなかったか。しかし、彼は技術と判断スピードで勝負し、十分に通用する。松本監督は二上のプレーをこう評する。「ボールポゼッションはすごくうまいのですが、そんなに足が速いわけじゃない。でも、サッカーなので走るコースやタイミングを変えれば、速い相手とやってもできる」。その二上は「ゲーム中心の練習で、ボール扱いはうまくなりますし、久御山に入って良かったなと思っています」と語る。

 もし松本監督が、久御山の選手にロングボール主体のフィジカルサッカーをやらせていれば、個の能力で勝るチームには勝てなかっただろう。全国大会のファイナリストどころか、京都予選で勝てていたかも分からない。「能力」をどう定義するかの問題はあるにせよ、さほど能力の高くない選手が集まるチームを勝たせようとするなら、久御山のようなボールとエネルギーのロスが少ない効率的なサッカーを目指す方が得策だ。久御山と準決勝で対戦した流通経済大柏(千葉)の選手は、どう見ても全員が久御山の選手たちより能力が高かった。その証拠に、久御山の選手よりもボールを遠くに正確に蹴ることができていたのだ。それでも、PK戦とはいえ勝ったのは久御山だ。「小さな者でも、うまさで強い相手をひねるというロマンを追い続ける」という哲学を持つ松本監督の言葉通り、準決勝にはロマンがあった。

全文は以下をクリック

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/89th/text/201101130012-spnavi.html

 

 

久御山高校サッカー部の奇跡1


3分40秒以降に久御山ならではのパスサッカーが展開されます。

3分すぎてすぐにゴールしているのは、中京大中京のあの宮市くんです。

アーセナルにスカウトされて、就労ビザの関係で現在オランダでプレーしている凄い選手です。

 

 


最新の画像もっと見る