2022年11月4日
敬愛する川嶋龍彦先生が鬼籍に入られてはや一年。川嶋先生には日本タイクラブの公開フォーラムに毎年のようにご登壇いただいた。先生は晩年、タイ北部の「山の民」を援助する活動を、長年にわたり続けてこられた。もしコロナ禍がなければ、私も2020年夏の活動に参加する予定であったが、結局タイ北部での活動にご一緒できる機会は来なかった。この学校の大多数は山岳民族出身者だと昨日初めて知った。永遠に失われたチャンスをこの場所で叶える。川嶋先生のご遺志を少しずつでも継いでいきたい。
なかなかもらえなかった時間割を1日の夜に手に入れたのだが、まだ日本語の授業登録ができていないという理由で、日本語の授業は来週7日からになった。やはり、タイ式である。昨日に間に合うように、必死でテキストを準備したが、やはり・・・こんなことは日常。マイペンライ(どうってことない)精神でやります!
で、またご飯の話。4日の朝食はこれ。スープにはレバーが入っているが、私はパス。とても辛いので半分しか食べられない。白菜炒めは白ご飯とマッチして、なかなかよろしい。コロナの影響で、フォーク、スプーン、カップは持参することになったようだ。「明日からは必ず持参します!」と食堂の責任者に約束したので、昨夜、市場に買った箸箱(フォーク・スプーン箱)とカップをようやく持参。いい歳してバイクのタンデムで買い物。箸箱、物干し、そしてお目当ての弁当箱を手に入れた。3日の夕方は、規定通り4時にご飯を食べに行った。早い、次の朝7時までは長いけど、空腹時間が長いのもまた健康によし!でもお弁当にすれば、後から食べられる。生活の知恵が必要である。
学生達の夕食は5時からのようだ、先生食堂で4時の夕食後に配膳の様子を見ることができた。
(※ジャージがモン族の教育実習生。昨夜タンデムで弁当箱を買いにつれて行ってくれたお兄さん)
男子手前、女子奥で食べる。食べた後は自分で洗う。以前この水槽を見たときに、洗濯用だと思っていたのだが、一斉に食器を洗う水槽と知って驚いたり、納得したり。
好き嫌いもあるのか、食堂の横で別の食べ物も売っている。
何十年も年に一回ここに来ているのに知らないことが多い。そのうち慣れるが、異文化での生活、最初は頭と気を使い、自分を発見、再認識できるまたとないチャンスだ。知らないこと、知っていると思っていたこと、できると思っていたのにできないこと、人との距離感、たった一人の日本人、誰とも日本語でしゃべれない環境・・・全てを面白がりながら、再び青春のように人生を重ねて生きてみたい。この不思議な弁当箱のように・・・。
早めに夕食を済ませ、プチ断食を毎日するのは健康的でもありますね。
(英語の朝食も「断食を壊す(BREAKFAST)」という意味なんだそう)
毎日タイ飯が食べられるのはうらやましくもあります。アハン・タイ・アロイ~
給食を弁当箱に詰めてよいのは先生だけです。子供達の夕食は5時ですので、特に早くありません。給食に苦手なものがあったら自分の力(金)で解決する。そしてその食べ物を学校が売っている・・・そこは極めてタイ的だと思いますが!