中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第11話 あらすじ

公子高は兄弟姉妹が大勢捕らえられ、自分1人が生きながらえるわけにはいかない、父上の元に葬ってほしいと殉死を胡亥に頼む。しかし家族には御慈悲をと。驚いた胡亥だったが、趙高から「お望みを叶えて差し上げては」と耳打ちされ殉葬を許す。さらに趙高から皆がぶざまな死に方を恐れている、それならこの先ごたごたも起きないと言われた胡亥は、先帝に仕えていた子を産んでいない妃たちも葬る事にする。


呉中。馬を連れている項羽を怪しんだ役人の季布と鍾離昧は項羽を呼び止める。質問に答えない項羽と喧嘩になるが、和解し3人で酒を酌み交わす。


項羽と仲間たちは楚国復興のため武器の密造をしていた。一緒に作業をしていた龍且に、項羽は秦国の手先である郡守・殷通が最も憎いと話す。その時がきたら、まずあの男の首を取ってやると。


芒碭山に潜伏していた劉季(劉邦)の仲間の中には、劉季といても飯は喰えずお先真っ暗だと思っている者もいた。そんな中、盧綰が劉季と食べ物を探しに行った時のことを話しだす。2人の前に白い大蛇が現れ劉季が一撃で真っ二つにした、その後、突然出て来た老婆に「赤帝の子よ。お前は白帝の子を殺した。お前は息子を殺した」と泣きながら言われたと。白帝は白い大蛇で赤帝は兄貴(劉季)だと言う盧綰。「兄貴を信じてついていけば間違いない」と盧綰に言われ仲間は信じるが、紀信だけは馬鹿にしような態度をとる。


劉季の家族は釈放されていた。しかし劉季の父は食欲がない。懸命に吕雉は慰め食事をすすめるが、義姉はどうせ劉季のせいで連座され死ぬ運命、食べなくてもいいと冷たく言い放つ。怒った吕雉は、義弟が死ねば静かになってせいせいすると言った義姉の頬を叩き「あの人は生きてるわ。死ぬなんて言わないで。この家の支えは誰?兄さん一家に支えられるの?お義父さんが頼りでしょう。それと忘れないで。こんな時に何とかしてくれるのはあの人よ」と強く言う。


密造のことがすでに殷通に知られていると知った項梁は、みんなの命を守るため解散しようとする。それを知った項羽は、殷通のせいで項梁の国を滅ぼされた恨みが薄れていると感じ、1人で殷通の元へ向かおうとする。それを止めた項梁は、項羽を密かに楚の復興を願う精鋭の義士を集めた場所へ連れて行く。


項梁は項羽と一緒に殷通の元へ。殷通に「我が甥の項羽は、一時の衝動で密かに人を集め、楚の復興をあおり人心を惑わせました。まさしく反逆罪にあたります。本日は甥に自首をさせるべく連れてまいりました」と話す項梁。項梁の誠実さに満足し、さらに英雄の項羽に膝をつかせたことで「この件はこれで終わりにしよう」と殷通は言う。


夜。義士を見た項羽は嬉しくてたまらない。なぜ自分に隠していたのか聞く項羽に、項梁は「機が熟さぬうちに先走ることを恐れた」と答える。大事を成すからには心静かに反省し、感情を押さえることを項羽は誓う。その時が来るまで耐えてみせると。


紀元前209年7月。陳勝と呉広が蜂起し、各地でも反乱が勃発する。天下は大いに乱れ、秦の統治も揺らぐ。


宮殿にいた胡亥の妃選びが始る。


ーつづくー


吕雉の言ってる事は正しいんだけど、だんだん気が強くなって来た!?(￣▼￣|||)
劉季のお父さんは大丈夫か心配。
早く劉季が戻ってきて安心させてあげてほしい。

胡亥が相変わらずの○○っぷりなんですが…(￣◇￣;)
兄の公子高の殉死もあっさり認めてしまって…。
妃になる人もどんな人なんだろう?と気になります。



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