陸貞は尚宮となり、婁尚侍(青薔)や王尚儀(王璇)と肩を並べることに。
昭陽殿から陸貞が出て行った後、陸貞のように才能のある女子から職を取り上げるのは、斉にとっても損失になると湛に話す演。湛はそれについては考えを改めた事を話し「貞が許してくれるか」と心配する。演はきっと許してくれる、そなたの方から歩み寄るようにと励ます。
丹娘から話を聞いた沈嘉彦は、陸貞と母を引き合わせる。"恩人を捜している"と九鸞釵を嘉彦母に見せる陸貞。嘉彦母は自分の持っている九鸞釵と並べ「かつて皇太后と郁皇后が女官たちに下賜したものよ」と話す。陸貞は下賜された女官の中に、自分の恩人はいなかった、その中のどなたかが恩人にあげたのかも、と言う。しかし嘉彦母は、とても貴重な簪でそれはありえないと返す。持っていれば高い身分の証にもなるものだと。
陸貞に九鸞釵が残されたのは沈家と縁のある証、あなたが沈家に嫁いだら…と言い始める母を嘉彦が止める。
帰り際、嘉彦母は当時妃が実家から伴って来た侍女には、形式的に五品の官位が与えられたということを思い出し陸貞に話す。「その恩人はもしかすると妃の誰かが輿入れの折に連れてきた侍女かもしれない」と。
沈家を出た陸貞は嘉彦にお礼を言い、渡されていた嘉彦母の九鸞釵を差し出すと「お母様の簪は返す」と言う。母の気持ちだと嘉彦は言うが「いけないわ、沈家の家宝でしょう。それにお母様の期待には答えられない」と言う陸貞。
嘉彦は共に馬に乗ったり、街を歩きながら陸貞の好意を期待していたと打ち明ける。陸貞の心には湛しかいないのは分かっていたが、夢みていたことも事実、そのため母に"今日くる娘は私の未来の妻だと"言ってしまったと言う。陸貞は「これからも兄さんでいてくれる?」と聞く。うなずき「もちろんだ。君にとって、だれよりも妹思いの兄でいよう」と言う嘉彦。
陸貞は九鸞釵を嘉彦の手に持たせ「ありがとう。この言葉の他には何もお返しできない」と言う。そんな陸貞を嘉彦は抱き締めてしまう。「このままで。もう、これきりにするゆえ」と言う嘉彦。そんな二人を偶然、湛と元禄が見てしまう。
青鏡殿へ行こうとする湛を「行かれても陸様はいませんよ」と止める元禄。行くのをやめた湛だったが、吐血しその場に倒れる。
玲瓏から湛が血を吐いて倒れたと聞いた陸貞。急いで修文殿へ向かう。
修文殿には蕭喚雲がいた。中へ入る前に話があると言う喚雲。陸貞は先に湛の様子を見たいと言うが、喚雲は許さない。
「なぜ湛が倒れたと思うの。本日、湛は陛下に陸尚書を養父にする話をやめるよう頼んだ。それなのに、そなたは沈嘉彦と共にいた」と責める蕭喚雲。陸貞は誤解だと、湛に会って説明しようとするが、蕭喚雲に止められてしまう。「そなたは湛に相応しくない」と言う蕭喚雲は、陸貞には湛に権力をもたらす身分がないと話す。その上身勝手で未来の皇帝となる資質もないと。
「含光殿を見なさい。湛の伴侶はいずれあの宮殿の主になるの。その主は富と地位を手にするだけではない。忍耐と犠牲を強いられる。皇后になるには何かを捨てねばならない」と蕭喚雲は話す。さらに「陸貞、湛はそなたの為を思い辞職を迫ったのよ。それなりにそなたは沈嘉彦と抱き合う姿を見せて湛を血を吐くほど傷つけた」と。陸貞はわざとではないと言うが、一途すぎる湛を心配し、陸貞のことを災いを呼ぶ女だと蕭喚雲は言う。
大切な義弟の湛から引き離すため、蕭喚雲は陸貞を幽閉しようとする。そこに湛と演が来る。湛に駆け寄り、抱きつく陸貞。湛も「大丈夫だ」と陸貞を抱き締める。湛は蕭喚雲の話を演と一緒に聞いていた。「安心しろ。君を幽閉するなど決して許しはしない」と言う湛。嘉彦とのことも怒っていないと。そして自分には貞の将来を決める権利はなかったと謝る。
初めて会った頃の陸貞は、賢くて勇敢だったことを思い出した湛は、家庭に縛られ、従順になった君は私の好きな君ではないと言う。そして「私が君にしてあげられることは、君を愛すること」だと。陸貞は湛の話を聞き、蕭喚雲に自分の身分は貴妃殿下に及ばないが、しかし湛への愛では負けない、高貴な身分がなくても実力で五品になった、湛はそんな私を妻にもって誇りに思うはず、と話す。そして含光殿にあるのは忍耐と犠牲だけではなく、陛下の愛情も溢れているようにみえる、湛は一途すぎると言うが、それならば陛下も同じではありませんか、と言う。
湛は私たちを祝福して欲しいと演と蕭喚雲に話す。皇帝として、兄として祝福すると言う演。蕭喚雲も「皇太弟の妃になるには心構えが必要よ。暇があれば含光殿へいらっしゃい」と陸貞に。
陸貞は王璇から内侍局の殷印を受け取る。内侍局には殷印と陽印があり、通常の決済ならどちらか片方でいいが、女官の人事や高額の支出、妃が関わるような決済には両方の印が必要だと説明する王璇。
殷印を陸貞に渡し、司衣司、司計司、司宝司の三司を陸貞が押さえたことを知った青薔は「許せぬ。私の縄張りだぞ」と怒る。宮中へ向かう青薔。
玲瓏はもうすぐ女官の昇任試験があると陸貞に話をしようとするが、陸貞は「玲瓏は昇任試験を受けなくていいわよ」と言う。忙しい陸貞は詳しく話さないため、玲瓏は陸貞が自分のことなどどうでもいいのかと考えてしまう。
陸貞は内侍局の帳簿を調べ、不正と思われる記載の多くは婁尚侍が担当する取り引きと関係していたと演に報告する。そして司計司の秦掌計が隠蔽していることも。陸貞は悪しき習慣を一掃するべきだと、演に陳情書を出す。演は検査を実行するよう陸貞に命じる。
検査は大仕事になるため、陸貞は杜司儀を司宝司の管理に、側近の玲瓏を八品の掌簿に抜擢し、秦掌計と替えてほしいと頼む。総て許可すると言う演。演は丹娘も八品の承衣にし司衣司を任せることに。
丹娘が八品の承衣を言い渡される。陸貞から何も聞いていない玲瓏は、自分が丹娘の部下になったと思い複雑な気持ちを抱く。その様子を見ていた沈碧は玲瓏に近付き、陸貞は丹娘をひいきしている、推薦人なら陸貞以外でもなれる、婁尚侍がいる、私たちの味方になれば必ず力になると持ちかける。しかし玲瓏は決して陸様を裏切らないと断る。
青薔は司計司で陸貞が過去二年の帳簿を調べることを知る。幾年にも渡り蓄えた裏金のことを陸貞に知られてはまずい青薔は、陸貞に直談判を。しかし陸貞は見逃してくれない。
陸貞は状況を考え、司衣司なら自分の部下も多く丹娘でも管理しやすい、司計司は敵ばかりのため秦掌計を更迭してから玲瓏を就任させるつもりだと杜司儀に話す。その心づもりでいることを玲瓏に教えるように杜司儀は言う。明日伝えると言う陸貞。
陸貞に宦官が会いに来る。秦掌計が西沸堂へ行き、青薔と密談したと聞く陸貞。戸部の劉侍郎が陛下に、司計司は五日以内に全勘定を戸部に報告し監査を受けるようにと上奏したことも。
司計司の勘定は青薔のせいで穴だらけになっていた。しかし正確な報告をしなければ、責任者の陸貞が罪を問われることに。
青薔の企みには、陸貞も企みを持って対抗することにする。
司計司の全勘定を七日以内に戸部に報告し、監査を受ける事になる。帳簿が数百冊もあるため、陸貞にはできないと青薔たちは思うが、陸貞は内府局で会計をしている人たちを応援に呼んでいた。
青薔たちは次の策として丹娘を失脚させることを考える。しかし青薔たちが送り込んだ織宮女が何を言っても丹娘は引っかからない。
報告をうけた沈碧は、いずれヘマをするからと、織宮女につづけるように言う。
陸貞はよい話があると玲瓏に言いかけるが、楊宮女が来たため話すことができない。
楊宮女は最近、琉璃を養成していると陸貞に話す。陸貞の手元におけばよい部下になると言われ「そうします」と陸貞は返す。
楊宮女は青薔と戦うなら容赦しては駄目、徹底的に確実に為留めなければ返り討ちにあうだけだと言う。青薔の裏金は少なくとも十万両あった。戸部に帳簿を出せば青薔は弾劾されると陸貞は楊宮女に言う。
ーつづくー
湛が吐血をした時はどうなるかと思ったけど、大丈夫みたいでよかった(;△;)
あと、ようやく蕭喚雲が湛と陸貞のことを認めてくれたのも嬉しい。
王璇も優しくなったし(*´ー`*人)
玲瓏にちゃんとお話していないのが、すごく気になる(;´д`)ノ
今のところ陸貞を裏切ってはいないけど。
忙しいのも分かるけど、早く伝えないと(;_;)
丹娘も心配。
あの性格の丹娘を織宮女がハメたくないと思ってくれたらいいんだけど…。
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私も、長女も、レイロウが、心配。長女、長男も、何だか、予告見て、読めない展開やぁ~。と、言ってました。続きが、楽しみです。
思わず陸貞を抱きしめてしまった嘉彦。びっくり!!でも許しちゃう(≧∇≦)
嘉彦が素敵過ぎるから「兄でいて」と言った陸貞に思わず、ずる~いと思ってしまった(^^;)
それを高湛が見ててまたびっくり!!
矛盾しますが大丈夫かなぁと心配し、仲直りできてホッとしました(≧∇≦)
丹娘に玲瓏、気がかりは無くなりませんね(TT)
特に玲瓏には手遅れになる前に早く伝えて欲しい。
このドラマももう終盤。陸貞のお母さんのことも気になるし、最後まで目が離せないですね(*^^*)
絶対裏切って欲しくないです!
陸貞も早く言わないとーーーーー( ; ; )怖いです。
嘉彦が陸貞を抱きしめて、それを見てしまった湛…
naaさんと同じで、どうなるかと思ったけれど~
湛は嘉彦の事も信じているんだな~って思いました。
早く仲直り出来て良かった!!
簫喚雲ももう大丈夫そうですね~
もう、終盤ですか?寂しい気もします( ; ; )
でも、どうなるのか?お母さんは一体誰???
こちらのドラマも気になりますね~
うささん、ありがとうございます~
凄く揺れています。
碧には近づいてほしくないですよね。。。
そして、嘉彦、切なすぎます。
高湛は高湛で、抱きしめられているぐらいで
気弱になってほしくなかったです。
阿貞のことを信じているのでしょう?
と思わず訊きたくなってしまいました(苦笑)
そして、丹娘、よかったですね。
こちらのはしゃぎすぎも気になりますね。
これかrどうなっていくのでしょう???