母が地鶏の卵も買いたいからと店を出て行った後、冷蔵庫の中に卵がたくさんあることに気付いたユータン。追いかけて外に出たユータンが「母さん」と呼ぶと、振り向いた母は笑顔を向けながら手で店に入るよううながす。それがユータンの見た母の最後の笑顔だった。
ユータン母が地鶏の卵を買いに行ったと聞いたウェンカイは「今週末、うちへ食事に来なさい。ユータンと仲直りして。地鶏の卵で特製オムライスを作るわ」とユータン母から言われた時のことを思いだす。“俺のせいで…”と思うウェンカイ。
しんみりしてしまった場の雰囲気の中、ウェンカイは“ホーム レッツ スマイル”の店名の由来を聞く。ユータン父は「妻が付けた店名さ。妻の姓は“ホー”。頭文字の“H”と“OMLET(オムレツ)”を合せて“HOME LET'S SMILE”だ。“家が皆を笑顔にする”という願いを込めてる」と答える。「だから、どうか笑顔を忘れないでください。店もリニューアルしました。笑顔で客を迎えることを、おばさんも望んでいるはず」とウェンカイはみんなに話す。
公園に来たウェンカイは、高校生の時のことを思い返す。ウェンカイを呼んだユータン母は、ユータンとウェンカイがケンカをしていることを分かっていた。
「僕が悪かったんです」と言うウェンカイに「あなたは、いつもそうやってあの子をかばう。お互いに誤解してるのよ。ユータンが何かしたの?」と聞くユータン母。ウェンカイが答えられないでいると、ユータン母は「あの子は気が強すぎるから私も心配なのよ」と話す。しっかりしているようだけど中身はまだ子供、行動はあってもそそっかしい、常に完璧を求めるあの子が挫折を知らないまま成長したら失敗した時のショックは大きい、と。
ユータン母が突然体調が悪そうになり、ウェンカイが心配する。ユータン母は睡眠不足だとごまかし、ウェンカイに「1つ約束してくれる。ユータンのことを守ってほしいの。道に迷う時は助言し、挫折した時はそばで支え慰めてほしい。私に代わりあの子を助けてやって」と頼む。うなずくウェンカイ。安心した顔になったユータン母は「それなら今週末、うちへ食事に来なさい。ユータンと仲直りして。でないとさっきの約束が守れないでしょう?」と言う。迷ったウェンカイだが「ええ」と返す。「じゃ、決まりね。地鶏の卵で特製オムライスを作るわ」と言うユータン母。
自宅で“俺のために地鶏の卵を買いに出て亡くなったのか”とウェンカイが考えている時、ユータンから“もう寝た?”と携帯にメッセージが送られてくる。“寝たよ”と返信するウェンカイ。“ウソつき。寝てる人が返信?”とユータンからまた届く。ウェンカイは“大切な人には寝ていても返信する”と返す。
ユータンはウェンカイに電話をかける。「気になってたんだけど、何か悩み事でもあるんじゃない?何だか元気のない表情をしてた」と聞くユータン。ウェンカイは平気なふりをして「大丈夫だよ、考えすぎだ」と言う。
電話を切った後、ウェンカイは「バカな奴め、自分も悲しいくせに他人を気遣ってる」とつぶやく。一方のユータンも「ウェンカイ、また何か隠し事をしてるでしょ?何なのかしら。私に言えない事?」と考えていた。
ハイディ父のかき氷店へ行ったウェンカイとユータン。大手企業との契約を褒めるハイディ父に、ユータンは「ウェンカイが助けてくれた」と言う。ハイディ父は「昔と変わらないな」とウェンカイに言うと、かき氷をおごる勝負で昔からウェンカイがわざと負けてやってたとユータンに話してしまう。ユータンが「誰が負けてなんて頼んだ?0点まで取って」とふざけてウェンカイに言うと、2人の雰囲気が怪しいと言い出すハイディ父。ウェンカイが付き合っていることを告げ、ハイディ父は喜ぶ。そこにハイディが来る。
2人が付き合っていると知り「なんで秘密にしてたの?」とユータンにすねるハイディ。ハイディは高校生の時、ずっとウェンカイが自分に恋していると思っていた。それが誤解だと知っているユータンは「電話してくる」と言って店の外に出ると、ウェンカイに電話をかけ「私よ。気付かれないで」と言う。そしてハイディに話を合せてあげてほしいと頼むユータン。親友なの、傷つけたくないと。「お任せを」とウェンカイは返事をする。
ハイディ父が洗面器サイズのかき氷を持って来る。そのメニューを母が好きだったことをユータンは思い出す。つらい気持ちになりながらも、ユータンは明るく振る舞う。
夜。ユータンとハイディは食事へ。「おばさんを思い出したのね?今のあんたは仕事も恋も順調だわ。ウェンカイのことはおばさんもよく知ってる。きっと天国で喜んでるはずよ」と言うハイディ。ユータンは「私、怖いのよ。自分が幸せすぎる気がするの。いつかこの幸せが突然消えてしまいそう」と話す。推薦入試に合格し受験勉強から解放され、お店の経営も軌道に乗ってきた時に母さんが亡くなった、しかもウェンカイとも音信不通になった、と。
「今度はきっと大丈夫よ」とハイディは励ますが、ユータンは「でも幸せの絶頂期に最愛の母を亡くした。今の幸せも、突然、消えてしまいそうな気がするの」と不安を拭えない。ハイディは「ウェンカイは何と言ってもCEOよ。絶対にあんたを守ってくれる。それに私という親友だっているわ」と言う。「ありがとう」とハイディに感謝するユータン。
ユータンとハイディが店から出て来るとウェンカイが来る。「どうしたの?」と驚くユータンに「迎えに来た」と言うウェンカイ。
ハイディと別れ、ウェンカイと2人きりで歩いていたユータンは「さっきハイディにも話したんだけど、今の幸せを突然失うような気がして、すごく不安になるの」とウェンカイに話す。それでも「でも分かった、悩んでも仕方ないって。あなたには感謝してる。3課の仲間に出会わせてくれた。それから父や弟も助けてくれた。本当に幸せだと思う」と言うユータン。
ウェンカイはユータンを車の助手席に乗せると、運転席に向かって歩き出す。そんなウェンカイを呼び戻し、体を窓から出したユータンは「心から感謝してるわ。本当にありがとう。10年後に、また私と再会してくれた」と言ってキスをする。「俺も感謝してるよ。また再会してくれた」と言って、今度はウェンカイからユータンにキスを。
家で携帯に入ったユータンの写真を見ながら「おばさんに約束した。俺が成長したら必ず君を守り、大切にすると。俺は成長したよ、心配は要らない。ずっとそばにいるよ」とウェンカイはつぶやく。
ウェンカイはアイシャと一緒にフイ社長に会いに行く。「誰が来たって同じだよ。この前、モン課長に伝えたとおりだ。当初の契約どおり生産量は増やせない。2000ケースだからじゃない、たとえ2個でもお断りだ。悪いが忙しいんだ」と言うフイ社長。今日は挨拶に来たことだけを伝え、フイ社長の妻が好きなお菓子を渡すと「もしお時間ができましたらお電話ください」と言ってウェンカイはその場を後にする。
美美を置いてくれる販売店が増えていた矢先、突然、契約を予定していたスーパーやコスメ店がアポの延期を告げてくる。さらに美美の返品も相次ぎ、戸惑う3課のみんな。そこにウェンカイが来る。
ウェンカイの持って来た美美の売り上げデータを見た3課は、まだ400万元しかないことに驚く。モン・ハーは販売したばかりで予算的に宣伝も不十分、これからだと話し、ユータンもクチコミで広がれば売り上げも増加すると言う。しかしウェンカイは「事態はそんなに甘くないぞ」と言うと、欧奇雅石けんの契約確認書を皆に見せる。それは3課が販売店と契約した条件と同じだった。
「特別に設定した割引価格なのに」と皆が不思議に思っていると、ウェンカイが「簡単なことさ、目を付けられたんだ。欧奇雅が邪魔者の美美を潰すため、美美と同じ価格で契約を奪った。価格競争だ」と言う。ジアインが「誰かが美美の契約内容を外部に漏らしたと?」と聞く。うなずくウェンカイ。それでも「CEO、ご安心ください。3課は負けません」とモン・ハーが言い、皆も前向きになる。ウェンカイは「よし、引き続き頑張ってくれ。君たちも僕と同じように自分や3課に対して自信を持ってくれ。君たちにはそれぞれ長所がある。苦難を乗り越えられると信じている」と言う。
3課を出るとアイシャが「手助けしないのですか」とウェンカイに聞く。ウェンカイは「能力を引き出し、発揮させることが本当の手助けだよ。自分たちの能力で解決できるはずだ。どんな方法を考えるか期待している」と答える。
ユータンはウェンカイとスーパーで買い物をした時のことを思い出し、3課の皆に「ぱっちゃりの女性がある麺を大量買いし、それが食べたくなった」と話す。「市場でもよくある光景よ。“新鮮だ”と誰かが言うと、その魚が一気に売れる」と言うモン・ハー。ジアインは「つまり、その方法を利用して美美を売るってことね?」と言う。納得し「客のフリをして店鋪で美美を奪い合う。確かに効果がありそうだ」と言うヨウルイ。
ーつづくー
ユータン母とウェンカイにあんな約束が!
ウェンカイは頼まれなくても、きっとユータンを守り続けたとは思うけど、より強い気持ちになったと思う。
今回のユータンとウェンカイのキスも素敵だったーo(≧∇≦o)
でも、車の窓から体を出すなんてスタイルがいい人じゃないと無理=私には無理(*´Д`*)
ユータンからキスしてもらえたのはウェンカイも嬉しいよね。
しかも「10年後に、また私と再会してくれた」って言ってくれたし。
誰が美美の契約内容を外部に漏らしたんだろう?
ジア主任は休暇中で海外にいるって言ってたし、ウェンカイは防犯カメラを気にしていたけど…。
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