私はただCEOを苦しめたくないの、私がいればズーユーは攻撃の手を緩めない、足かせにはなりたくないの、と話すユータン。ウェンカイは「僕と別れることまで要求されたのか?」と聞く。それには答えず、ユータンは「ひと晩、考えて出した答えなの。あなたには本当に感謝しているわ。あなたと再会して、たくさんのことを学んだ。腹の立つことや悲しいことや、あなたのおかげでそうじゃないんだと分かった。すべてが私を成長させてくれた。一生、忘れないわ」と言う。どうか私を止めないでほしい、と。
「僕を信じてないんだな」と言うウェンカイ。そして3課の皆にも「君たちは?本当は心の中で、僕は天璽を守れないと思っているんだろう?」と言う。
何も言えない皆に、ウェンカイはワン・ズーユーの攻撃を阻止できるか僕にも分からないと話し「誰が残ろうが離れようが構わない。僕は皆に感謝している」と言うと、会議室を出て行く。
3課の皆はユータンの元に集まる。ジアインがこれからどうするのか聞く。ユータンは「私も分からない。しばらく彼とも会社とも距離を置くわ。これでズーユーの気が晴れて、ウェンカイへの攻撃を少しでも緩めてくれたら反撃の準備ができる」と答える。
3課の皆もユータンも別れを悲しむが、モン・ハーが「離れることになっても大丈夫よ。私たちは家族だもの」と言う。「CEOのことをお願いします」とみんなに頼むユータン。
帰宅途中のユータンの前にウェンカイが現れる。避けようとするユータンを捕まえ「ひと目でいい、君に会いたかった」と言うウェンカイ。ユータンは「ごめんなさい。そばにいてと言いながら、私が離れることに。あなたの力になりたいの。私がそばを離れれば、あなたを守れる」と話す。ウェンカイは「何があっても1つ覚えていてくれ。もし君が泣きたくなった時は俺の所へ来い。いいな」と言う。涙をこらえながら、うなずくユータン。ユータンは「1日だけでいい。自分勝手だと思うけど、明日は一緒に過ごしてほしいの」と頼む。ウェンカイは優しくうなずく。
泣きながら家に帰ったユータンは「チョン・ユータン。泣くのは終りよ。ブサイクになってもいいの?自分で決めたことよ、覚悟を決めて」と自分に言い聞かせる。
ベッドに入り「寝てしまえば何も考えずに済む。もう何も考えない」と言うユータン。
翌日。「元気を出して。きっと大丈夫よ」と言ってユータンはベッドから起きる。
ユータンとウェンカイはデートを楽しむ。「あなたも私も相手のためにくじを引いてた。なのに何も知らずお互いに腹を立てていたのね」と言うユータン。ウェンカイは「ミニカーをもらった時、正直、驚いた」と言う。ユータンは「実は2台目なの」と話す。10年前にもミニカーを引き当てた、でも遊園地に来なかったから捨てた、と。
「俺たちは長い間、恋愛中だったんだな」とウェンカイが言う。ユータンが意味を聞くと「互いを気にして腹を立てたり、楽しい時も、つらい時も相手を思ったり」と答えるウェンカイ。ユータンは納得する。
2人で撮った写真は1枚しかなく、ユータンとウェンカイは一緒に何枚も写真を撮る。そのうちに涙が溢れてくるユータン。ユータンは心配するウェンカイに「何でもない」と言う。自分の手をユータンの頬にあて「困ったな、強がってる君を1人にはできない」と言うウェンカイ。ユータンは「平気よ」と言う。
夜。ウェンカイの家に来たユータンは、今日のお礼を言う。「もう遅いから、そろそろ…」と言うユータンに、ウェンカイはキスをする。「離れたくない」と言うウェンカイ。ユータンは「私も同じよ。もっとあなたと一緒にいたい」と言う。
ユータンはウェンカイが寝るまでそばにいることを提案する。ウェンカイは「それはダメだ」と言って、ユータンをソファーまで連れていく。
「君に話したいことがある。今から“指輪物語”よりもずっと長い物語を話そう。聞いてくれ」と言うウェンカイ。ユータンは「分かった、聞かせて。長ければ長いほどいいわ」と言う。
翌朝。ウェンカイがソファーで目を覚ますと、もうユータンの姿はなかった。
キャリーバックを持って家を出たユータンは、振り返るとウェンカイとの日々を思い返す。たくさんの思い出を胸に、再び歩き出すユータン。
横領をしたと思われているウェンカイは、社員たちの冷たい視線にさらされていた。
その頃、ユータンが天璽を辞めたと報告を受けていたズーユー。ウェンカイとユータンのデートをつけていたウェンディが「あの日からジー・ウェンカイの前に現れていません」と話す。ズーユーが「彼女が僕を選ぶとは思えないのに」と言うと「ウェンカイと別れ、天璽を辞めたとなると、先日の約束は…」と言うアイシャ。ズーユーは「鑫威に来ないなら無効だ。どういう意味か分かるだろう?ジー・ウェンカイの資金横領はれっきとした犯罪だ。見逃すわけにはいかない」と言う。
アイシャは「つまり“全額を返還しない限り、処分を軽くする気はない”」と確認する。「そのとおり。鑫威は天璽を吸収合併する。社長として放置するわけにはいかない」と言うズーユー。アイシャは「ええ、とことん追及するべきです」と言う。
ウェンカイが執務室にいると、警備員2人を連れたジアが来る。「見張っておけ。ジー・ウェンカイはまもなくこの部屋を立ち退く。くれぐれも気をつけないと会社の物を持ち去られるぞ」と言うジア。ウェンカイが「誰か後ろ盾がいるようだな。だから尊大な態度を」と言うと、そこに「僕だ」と言ってズーユーが入ってくる。
「以前、伝えたはず。“化粧品業界のトップが入れ替わる”と。現在、天璽株の34%は鑫威が保有している。つまり今日の合併契約で、天璽の経営トップは交代だ」と言うズーユー。シェン会長は君を守ろうとするはず、だが合併後、すぐに僕は君を処分する、3億元の横領がなければ会長も取りなせただろう、実にもったいないと。
アイシャが「社長、会議室へどうぞ」とズーユーに伝える。ズーユーはウェンカイに「CEOの最後の仕事として、鑫威と天璽の合併契約に立ち会っては?その場で3億元の使途を説明できなければ、すぐに告訴する」と言う。積み木の城のてっぺんに青い木の人形を置き、会議室へ向かうウェンカイ。
ズーユーは役員たちの前で「現在、株式における持ち分は、鑫威が天璽を上回ります。鑫威は天璽を合併し、バイオテクノロジーによる天璽の発展を目指します。今後も皆さんのご協力を賜りたい」と話す。
ズーユーが合併契約にサインを書き終えたところで、会議室にタルコフスキーとユータンが入ってくる。驚くズーユー。
ユータンはロシア語で〈鑫威バイオと天璽の役員がそろっています〉とタルコフスキーに話す。〈今日を楽しみにしていたよ。美しいアイシャとも久しぶりに会うことができた〉と言ってアイシャと握手するタルコフスキー。アイシャは〈台湾へよくいらっしゃいました。食事や観光など、ご案内したいと思います〉と言う。
事態を飲み込めないズーユーは〈どういうことです?〉と戸惑う。
ユータンは「今日の契約を楽しみにしていらっしやいます」とズーユーに言う。〈私は天璽DDの代表として、契約に立ち会いに来た。鑫威バイオと天璽の合併後における経営権は、我が天璽DDが握らせてもらう」と話すタルコフスキー。ユータンは「タルコフスキー氏の天璽DDが、両社合併後の経営権を握ることになっています。天璽は鑫威ではなく、天璽DDに吸収されるのです」と皆に説明する。
「何を…天璽DDとは?」と言うズーユー。ウェンカイは「天璽DDは僕とタルコフスキー氏がシンガポールに設立した会社」と告げる。続けてユータンが「美美の偽物騒動で暴落した両社の株を、天璽DDが大量に買い付けました。現在は両社の筆頭株主となっています」と言う。「つまり天璽と鑫威は予定どおり合併するが、主導権は天璽DDが握ることになる。鑫威バイオの経営にも関わるということだ」と話すウェンカイ。ズーユーが「つまり例の3億元は…」と言うと「そうよ。例の3億元はジーCE0が天璽DD設立のために共同出資したの」とアイシャが言う。シェン会長も了承済みだと。
「全部、知っていて?」とアイシャに言うズーユー。アイシャがうなずき「なぜ黙っていた?」とズーユーが聞く。「女心を分かってない。私は今も変わらず、ケルビン(ウェンカイ)の秘書よ」と答えるアイシャ。ズーユーはユータンに「君もすべてを?」と言う。
ーつづくー
いろいろスッキリ!
アイシャがウェンカイを裏切るわけない(≧▽≦)
何度もアイシャが女心を分かってないって言ってたのに。
ウェンカイは指輪物語よりも長い物語で、ユータンに天璽DDとかのお話したのかな。
このあたりも次回に分かるかな?
結局、ズーユーはウェンカイを苦しめようとして、自分の首をしめちゃった感じ。
さすがのズーユーも、会社は壊すわけにもいかないよね。
これからズーユー、ジア、ウェンディはどうなるんだろう?
残りもあと1話Σ( ̄ロ ̄lll)
いつの間に!!という感じがするぅぅぅ。
どういうラストになるのか楽しみ。
でも、やっぱり終わっちゃうのは寂しい(;_;)
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ウェンカイとユータンのデートの場面は、切ないけど幸せ~という気持ちが伝わってきたし、3課の皆が動揺せず団結していたのも素敵でした。
あと残り1話だなんて早いですね。
最初からずっと楽しめていたドラマだったので・・終わるのは寂しい~