劉季(劉邦)から剣を投げられた雍歯と盧綰だったが、2人とも手に取ろうとしなかった。「その度胸がないなら、仲間同士でそんな物騒な話しを口にするな」と劉季は怒る。そしてもう一度、副将は雍歯で、雍歯の指揮に背いたら俺に逆らうも同じだと言う劉季。
盧綰だけ残し、劉季はお前に兵を率い、部下を統率できるかと聞く。自分にはできないと答える盧綰。劉季は盧綰の足元にあった剣を拾うと、俺たちは兄弟だ、雍歯がどんな奴かは分かってる、だが今は大将も兵も足りない、二度と面倒を起こすなとなだめる。盧綰はうなずく。そこに簫何が来る。
三日後に胡陵を攻め込もうとしている劉季に「急ぎ過ぎだ」と言う簫何。胡陵の秦兵は戦に慣れ、沛県の囚人上がりの兵とは比べものにならない強さだと。それでも考え過ぎだと聞こうとしない劉季に、密偵を2人はなち胡陵の弱点を探らせ、出陣の前に胡陵と方与を繋ぐ街道を封鎖するようにと簫何は助言する。劉季は聞き入れ、盧綰に密偵を2人送り込むよう命じる。
咸陽の牢獄。李斯は他の投獄された大臣に、以前は毎日顔を合わせ、朝廷ではいつも口論となり怒りが収まらなかったが、いざ会えなくなると不思議とそなたたちを懐かしくさえ思えたと話す。そして自分の業績を話し、30年以上全力を尽くしても有終の美を飾れなかったと言う李斯。
処刑のために連れて行かれる李斯に、あの世の朝廷で会いましょう、と大臣たちは言う。
趙高は李斯のために作った衣装を李斯に羽織らせる。李斯は「こんな衣装、皮にすぎぬ」と投げてしまう。そして、いつか趙高も皮を剥がされる時が来ると告げる李斯。趙高は先帝にとって宦官の私は物であり、あなた方にとってはただの影、誰にとっても趙高という存在は人ではなかった、男になりたいと思う宦官の望みを叶える霊薬は権力だと話す。これぞ完全なる化けの皮、あなた方は権力を失っても畑仕事をすればいいが、私は権力なしではただの亡霊、権力を握っていれば人間らしい日々がおくれると。
李斯は趙高と話たわずかな時間で多くを悟り、李家の者へ"今後、李家の子孫は末代まで永久に政の道を歩むべからず"と言う伝言を趙高に頼む。
刑場に連れて来られた李斯は、逆賊と通じ謀反を企てた罪で三族の死罪と李斯自身の腰斬が告げられ、息子と一緒に処刑されてしまう。
劉季は仲間とともに胡陵へ。簫何は「ご武運を」と見送る。
東軍攻略に手こずっているが、項梁が戦うことを許してくれず、こみ上げる苛立ちを山で発散していた項羽。そんな項羽に男が襲ってくる。剣を交え笑い合う2人。その男は項梁が呼んだ龍且だった。龍且は項羽の剣を鞘から抜かせるために仲間を300人連れて来たと言う。項羽はその300人と共に、東軍を討ちに行く事に。
東郡と死闘を繰り広げ、項羽は勝利する。
季布と鍾離昧が駆けつけた時にはすでに戦は終わっていた。2人が項羽にひざまずくと、兵たちも一斉にひざまずく。「項将軍」と季布や兵たちが言い、項羽は雄叫びを上げる。
ーつづくー
処刑前の李斯に権力を握っていれば人間らしい日々をー…と話した趙高。
趙高は嫌いだし許せないけど、哀れというか何というか、複雑な気持ちになりました…。
とうとう李斯と息子が…(;_;)
李斯が処刑前に息子と交わした会話も印象深かったです。
戦のシーンも見応えがありました。
項羽もすごく格好よかった!!
そして項羽が城へ登る時、犠牲になった人もカッコよかった!!
龍且が「兄弟よー!」と叫んだ時は、うるっとしちゃいました"(ノ_・、)"
そして今日もお馬さんが………(;△;)
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
史実的には予測がつくのですが、
最期を迎えた李斯と趙高の会話の演出は
見ごたえがありました。
姐姐仰るように、趙高の望みを叶えるのは
難しいこと。身の丈を知ることが
自分自身だけでなく、取り巻く人々にとっても
ある意味幸せなのかもしれませんね。
また、最近の衣装にかなりこだわりの趙高ですが、
これもここの台詞のための演出だったのでしょうか。
もう一つは、やっぱりぴーちゃん項羽。
馬術もきめていましたね。
戦闘シーンでは馬も人もイタかったですが
項梁おじさん、そして精鋭兵たちなど周りに
支えられて勝利。
特に、鉾でのチームワーク、白旗を振った彼など
あのように勝利に向けて人を動かせるのは、
それだけの人間的魅力があるのでしょうね。
今回の勝利は第一歩。
これからの展開が楽しみです。
どうかまた始皇帝を囲んで天国で議論してください。
ほんとに趙高、次々と排除してどうするんでしょう。
他の方々の衣装もですが
趙高の衣装に私も眼が行きました。
豪華な衣装をまとい権力で身を固めても
最後には何が残っているんでしょうね。
項羽と劉邦もそれぞれ仲間と共に戦にいどみ
先が楽しみです。