クィーンズ～長安、後宮の乱～第15話

王政君に事情を聞いたが「人の命は天の定めです」と蕭育は行こうとしない。そんな蕭育に「親への孝行こそが子の務めです」と王政君は言い、自分の生い立ちを話す。母は離縁されたが、最後に父に孝行せよと言ったと。
石顕によって陥れられた父の元へ、王政君と一緒に蕭育も行く。「今を耐えれば必ずよい日が訪れます」と蕭育の父を説得する王政君。しかし石顕に頭を下げてまで生き延びたくないと考えていた蕭育の父は、すでに毒を飲んでいた。倒れた父のそばに駆け寄る蕭育に「"父"と呼んでくれたな。その言葉を20 年間ずっと待っていた」と言う父。父は当時、多忙で蕭育の母を顧みず、不満を抱かせながら亡くしたことを後悔していた。それを蕭育には言わず、むしろ厳しく接し立派な人間に育てようとしたと話す。それが供養だと思ったと。「許してほしい」と言う父を泣きながら蕭育は「父上!」と抱きしめる。その腕の中で父は亡くなってしまう。
蕭育の父が亡くなり、石顕に「よくも我が師を殺したな」と激怒する陛下。陛下は蕭育に関内候を継がせ"御史中丞"とすることを命じる。
父と20年ぶりに心が通じ合えたことを王政君に感謝する蕭育。遅すぎたと思っている蕭育に自分も同じ親がいない境遇だと話し、今やるべきことは朝廷に忠義を尽くすことだと王政君は言う。今後は皇帝に尽くし、皇子を陰から支えると蕭育は応える。
皇太子が勉強家になったことが傅瑤は許せなかった。傅瑤はある晩、王政君と蕭育が一緒に外出したという噂を耳にする。実に興味深い話だと笑う傅瑤。
王政君と蕭育の噂を聞いてしまった皇太子は、陛下に蕭育を太傅から外してほしいと頼む。陛下に問いただされ、皇太子は「母上の愛人は嫌いです」と口走ってしまう。皇太子はごまかすが、陛下は2人が先帝の時代から思い合っていたと宦官から聞く。
王政君が蕭育と会っているのを見た宦官が陛下に報告。密会していると聞いた陛下が向かうと、蕭育が上着を王政君にかけているところだった。不義密通をしていると誤解した陛下は、王政君に獄中で反省するよう言い渡す。自分の首に剣をあて撤回するように訴えた蕭育が投獄されることに。
蕭育は獄中から陛下を呼ぶ。「どちらも処罰せねば面目が立たぬ」と陛下から言われた蕭育は「それが本音ですね」と言う。己の面目を立てるため、皇后を陥れたと。
蕭育の言葉に悩んだ陛下は、王政君の元へ。王政君ははた織りをしていた。王政君の姿が冷静だと言う陛下に「潔白なのに狼狽はしません」と返す王政君。そして陛下の臣下には国を思う者と己を思う者がる、前車は忠言をし後者は噂話や中傷を好む、噓の噂や中傷をするのが並みの奸臣で嘘を真実と思わせるのが上手の奸臣と話す。陛下はだまされてもいるし惑わされてもいると。
噂の出所もよく見れば糸口が見つかると王政君に言われた陛下は噂を流した者を全員捕まえることに。慌てて傅瑤の元に駆けてきた宮女の瓊に茶を飲ませる傅瑤。死人に口なし、と思った傅瑤は、その茶の中に毒を入れていた。助けてほしいと苦しみながら瓊は死んでしまう。
傅瑤は瓊の死体を運び、罪を恐れて自害したと報告するように兄に言う。
匈奴の呼韓邪単于が漢王朝との婚姻関係を求めてくる。戦争を避けるため、陛下は要求を飲むことに。しかし皇女の代わりになる後宮の官女を探したが、北の異民族に嫁ぎたがる者が見つからない。そんな中、王昭君が自ら志願してくる。王政君は友を心配し、一緒に陛下のそばで仕えるように言うが、王昭君の意思は固かった。


ーつづくー


王昭君が…(；_；)
王政君も友を行かせたくないよね。誰かが犠牲にならなくてはいけないけど…。
切ないけど、王昭君ならきっと務めを果たしてくれるはず。

蕭育のお父さんも亡くなってしまいました…。
もっと早くに和解出来たらよかったけど、最後じゃなければお父さんもきっと本音は言えなかったと思うし、蕭育のためには誤解が解けただけでもよかったかな。



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