「桃源郷」
道中は危険だ、私から離れないように、と無情が如煙に話していると「無情、紫羅公主がいなくなった」と言いながら追命が来る。公主の失踪は一大事だと考えた無情は「お前が見つけて、そのまま都に連れ帰れ」と話す。玉璽は冷血に任せておけと。
半日経つのに冷血が捜しに来ず、いなくなったことを知らないのかも、と思った公主は歩きながら髪飾りを置いていくことに。
公主を捜していた追命は、公主がわざと置いていった髪飾りを見つけ、それをたどって穴に落ちている公主を見つける。
追命が助け出すが、冷血が来ないことや、臭いロバの荷馬車に乗せられ、文句ばかり言う公主。
鉄手、瑶花、依依、蝴蝶、海棠が河沿いを歩いていると、于春童が配下をつれて襲ってくる。しかし玉璽が偽物だと気づいた春童は、瑶花を河へ飛ばし、配下たちとその場を後にする。
「見送りはもういい。ここで別れよう」と無情が冷血に言う。冷血は「江湖を去っても、我らを忘れるな」と話す。お前が去ると四大名捕は3人になる、たまには顔を見せに来い、それから必ず幸せに、と。
如煙は離陌に「冷血への想いを大切にしないとダメよ。私と無情のように回り道しないで」と言う。
互いに「元気で」と言い、冷血は離陌と、無情は如煙と別の道へ歩き出す。しかし数歩歩いたところで襲われてしまう。襲ってきたのは、奴奴と配下だった。
「王妃様、お戻りを」と言う奴奴。冷血は2人を見逃すように言うが、奴奴は聞こうとしない。狼族の反逆者として、冷血は成敗することを決める。
玉璽を持っている離陌と如煙は隠れる。「宿屋で私が話したこと、覚えてくれてる?」と如煙は離陌に言う。「簡単に諦めないで」と励ます離陌。そんな中、離陌目がけて矢が飛んでくる。離陌を「危ない」と突き飛ばした如煙が、その矢を受けてしまう。
急いで如煙に駆け寄る無情。如煙は「どうやら今度こそ、お別れね」と言う。後悔はないわ、この数日間、幸せだったもの、と。無情は泣きながら「私を置いて逝かないでくれ」と言う。しかし如煙は最後に会えただけで十分だと言い、無情の胸の中で亡くなる。無情は「如煙!」と泣き叫ぶ。
離陌の手から離れた玉璽が飛ぶ。その玉璽を冷血が手に取るが、奴奴が離陌を人質にし、玉璽を渡すよう迫る。玉璽より命のほうが大事だと、冷血は交換に応じようとする。その時、地面の下から近づいてきた安世耿が、如煙を連れて飛んでいってしまう。すぐに無情が追いかけるが、安世耿に攻撃され崖へと落ちていく。
隙をつき、離陌が奴奴から離れる。そんな離陌も奴奴の配下に追いつめられ、崖から落ちてしまう。冷血は急いで崖へ駆けて行く。「離陌!」と叫ぶ冷血。
神侯府。穴に落ちた時にケガをした公主は、椅子に座りながら諸葛正我と話をしていた。「完治するまでは、どうか皇宮で養生を」と諸葛が言い、そばにいた追命も戻って休むようすすめる。そんな中、冷血と鉄手、蝴蝶、海棠が戻ってくる。
冷血は取り戻した玉璽を諸葛に渡す。諸葛は安堵しながら「それで、他の者たちは?」と聞く。「無情は崖から落ち、姫瑶花も河へ」と答える鉄手。冷血は玉璽を守るため、離陌も崖から落ちたことを伝える。
「崖から落ちた…。死んだのね?」と嬉しそうに言う公主。冷血はそんな公主を見る。
諸葛が蝴蝶と海棠を下がらせ、鉄手が依依を呼ぶ。公主は依依を見て「五毒翎教の弟子よ」と言うが、鉄手から、依依は改心し、我らと共に敵を倒しました、と聞いた諸葛は「鉄手の友人で改心したのなら、神侯府は歓迎する」と言う。
鉄手と依依も下がり、追命が嫌がる公主を連れて出て行く。最後に残った冷血は「離陌を捜したい」と諸葛に言う。しかし諸葛は「先に陛下に安世耿の陰謀を報告する」と話す。3人の失踪は神侯府にとっても大打撃だ、だが今は我慢してくれ、奴が今にも攻めてこよう、神侯府を守ってほしい、3人の行方は配下に捜させる、神侯府は天下太平を最優先する、と。
意識を取り戻した無情は、近くに落ちていた玉笛を不思議そうな顔で手に取る。
安王府。春童は安世耿に「姫瑶花はいまだに昏睡中です。3日後に目覚めるかと。でも、おそらく体の回復は困難です」と報告する。「回復せねば困る。今後、役に立つからな」と言う安世耿。
安世耿は自分の制心術を破った離陌の素性を調べなくてはいけないと考える。制心術を破れるのは読心術しかない、そして読心術ができる者は卞紅薬だけだと。
安世耿は「かつて卞紅薬は都でもっとも腕の立つ捕吏だった。困難な事件を次々と解決し、名をとどろかせた者だ。のちに捕吏を辞め、湖州へ嫁ぎ、江湖を去ったのだ」と話す。「では、湖州の嫁ぎ先さえ突き止めることができれば、答えが出ますね」と春童は言う。
如煙の遺体に「優しくしたはずだ、なぜ私を嫌う。蝶舞になってほしいという、私の小さな要求が、そんなに嫌だったのか?小さな役目を果たせと命じただけで裏切った」と話しかける安世耿。何も言わぬ如煙を見ながら、安世耿は蝶舞が戻ってきたと思い始める。体は動かなくても、霊魂は確かに存在すると。そして如煙が蝶舞に映った安世耿は、如煙の手に蝶舞の玉佩を持たせ、如煙の横に横たわる。
崖から落ちた離陌は倒れている所をモルチとボセツ兄妹に助けられる。2人は冷血の服を着ている離陌を、男と思い込む。
目覚めた離陌はここがチンガ国だと聞く。先祖が戦乱を避けて元王朝の初期に移住をしていたチンガ国の人たちは、外のことを知らなかった。話を聞いているうちに、離陌はチンガ国が書物に記載されている桃源郷だと分かる。
モルチから頼まれ、自分の住んでいた北京の話をする離陌。しかし四大名捕のことを話し始めた離陌は、顔を曇らせる。
明月楼で朱殿下から「奴を成敗せねば、安心できぬ」と言われる諸葛。諸葛は今回も承認と証拠が十分ではなく、逃げられたことを話す。そこに嬌郡主が来る。
嬌郡主は玉璽が戻ってよかったと思っていたが、無情や離陌が崖から転落、姫瑶花も行方が分からないと聞き「なんてこと、玉璽も安世耿が盗んだのね」と怒りだす。陛下に上層して、死を与えては?と。「そうしたいが、しかし…」と朱殿下が言う。
諸葛は昨日の出来事を嬌郡主に話すことに。
昨日、諸葛は冷血たちを連れて玉璽を御書房へ送り届けた。しかし陛下は受け取ると報告も聞かず、すぐ王貴妃の宮へ。
御書房から諸葛たちが出てきたところで安世耿に呼び止められる。「この者が玉璽を盗んだ犯人だ。神侯府に引き渡す」と安世耿が意識のない男を置いて去っていく。その男は温如玉で息もあった。「あの時の鎖骨冥法の使い手は、安世耿だったということか?」と言う鉄手。追命は「待て、温如玉が灰になるのを俺たちはこの目で見た。なぜ生きてる?」と聞く。「目くらましの術にだまされたのだろう。消えたように見えたのは幻覚だ。お前たちは安世耿の幻術にかかったのだ」と諸葛は言う。
神侯府。尋問をするため、追命が目覚めさせようと温如玉に水を吹きかける。その瞬間、温如玉の体が溶け始める。
ーつづくー
あぁぁぁぁぁぁ、如煙が(;△;)
これでは無情が可哀想。
やっとやっと再会できたのに。
それに連れ去られてしまったよぉ(✽ ゚д゚ ✽)
地面の下から近づいたのは安世耿じゃなかったのかも…ちょっと分かりづらくて(@_@;)
無情も李白も生きていてくれたのはよかったけど、いつ戻ることができるんだろう…。
そして瑶花もすごく心配。
安世耿は卞紅薬を見つけちゃうのかな…。
離陌の方が早く見つけられるといいんだけとヾ(・ω・`;)ノ
そして温如玉がまさか生きてたなんて!!!
しかも溶けちゃった… (((( ゚艸゚;)
やっぱり足を引っ張る公主( ̄- ̄;)むー。
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如煙が言っていたように、最後の数日を無情と一緒に過ごせたこと
本当によかったですし、無情の心の安定剤として残ってほしいです。
世耿も不安定ですね。。。
そして、チンガ国も舞台となりました。
衣装がまた変わって、こちらも結構素敵と思いながら見ています。
無情の心の傷は、無情と離陌はまた神侯府に戻れるのか、
これからの展開が楽しみです!
崖から落ちて、起き上がってからの無情がどうなったのかも気になります。
ぼーっとしていたようだけど...?
離陌はしばらくチンガ国に留まるのかな。
外界から閉ざされた楽園?桃源郷?どんな国なのか気になります♪
それよりも何よりも、離陌が死んだと思って喜ぶ公主がひどすぎてもう( 一一)