台ドラ+韓ドラで探せ!

台湾ドラマや中国ドラマ、韓国ドラマ、海外ドラマのあらすじなどが中心です。

中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第9話 あらすじ

2017年10月13日 08時53分07秒 | 孤高の花(中)

「忘れ得ぬ想い」


白娉婷(はくへいてい)が答えられずにいると、ふっと笑った何侠(かきょう)は「どうした娉婷よ、驚かせたか。楚北捷(そほくしょう)を殺すのは私に任せよ、そなたはよい」と言う。
「よく眠れ」と言って何侠が行きそうになる。娉婷が「若君」と言うと娉婷の前まで戻ってきた何侠は「何を知りたいかは百も承知だ。あとで教えよう」と言う。何侠の着ている衣を見る娉婷。
部屋を出て行く時、何侠は娉婷の顔を見る。


何侠は冬灼(とうしゃく)に「即刻、箱をすべて運び出せ。娉婷が怪しんでいる」と言う。冬灼はなぜ娉婷に隠すのか聞く。「離魂剣を一心に見つめる女だ」と何侠は言う。「それは…。若君、意味が分かりませぬ」と言う冬灼。何侠は「では聞くな」と言う。


永徳殿。燕の皇帝・慕容粛(ぼようしゅく)に「一夜にして、15か所の銅山に晋の旗が掲げられ、見張りの兵は裸で縛られています」という急報が届く。誰の仕業か調べるよう慕容粛が命じた直後「必要ない」と言いながら北捷が入ってくる。

「お前が銅山を?」と慕容粛が聞く。北捷は「わが国の銅山に、なぜ口出しを?」と返す。慕容粛は「白娉婷と引き換えだった。だが晋王に裏切られた。言っておくがな、そちらが先に攻め入った。晋など恐れぬ」と言う。「白娉婷を奪還したのは、兵書により燕を守るため。紙の上の兵法など、当てにならぬ。勝敗は軍の力量で決まるのだ。何か成算があると?」と言う北捷。
北捷は白娉婷との取り決めで5年は燕を攻めないことを話す。燕王の目的は達せられた、15か所の銅山は引き渡すがいい、と。


冬灼が持ってきた薬を飲みながら、娉婷は「衛兵が多すぎない?」と聞く。若君の命により、配置されていると答える冬灼。これで娉婷さんを誰も奪えないと。
娉婷は「楚北捷が憎い?」と聞く。「もちろん憎いです。敬安王家の恨みを必ずや晴らせねば。若君の泣き崩れる姿を、この目で見ました。娉婷さんが連れ去られた時は、剣を振り回し、手はもちろん、全身が血に染まっておられた」と冬灼は話す。

冬灼は「憎くないのですか?」と娉婷に言う。娉婷はそれには答えず「昨夜は若君と一緒にどこへ?」と尋ねる。答えることができず「いきなりなぜ、そんなことを?」と冬灼が言う。「それでは問いを変えるわ。涼軍のふりを?」と言う娉婷。驚いた冬灼は「なぜご存知で?」と言ってしまい、すぐに自分の手で口を塞ぐ。

娉婷は「若君のどんな小さな変化も見逃さないわ。昨日は涼軍の衣をお召しだった。しかも庭にいるのは燕の兵に見えない。あの方言は白蘭の民ね。蔵には晋との交易品が山積み。どういうこと?」と言う。冬灼が答えられないと言い「すっかり、よそ者扱いね。どうして隠し立てするの」と背を向ける娉婷。冬灼が焦り、娉婷は何侠に聞きに行こうとする。そんな娉婷を冬灼は止めると、慌てて部屋を出て行ってしまう。

部屋の前には何侠が立っていた。歩きながら冬灼が「なぜ娉婷さんを避けるのですか」と聞く。「あそこにいる女はもう“敬安王家の白娉婷”ではない。その心はここにない」と何侠は答える。


楚漠然(そばくぜん)が食料を買いに行っている間、北捷は聞き覚えのある歌を歌っている男の子を見かける。「その歌は?」と北捷が尋ねると「燕に昔からある故郷を思う歌だよ」と男の子が答える。「故郷を思う歌か」とつぶやく北捷。北捷は草笛で、その曲を吹く。

草笛の音が聞こえ、部屋の外に出る娉婷。しかし衛兵に止められてしまう。そこに冬灼が来る。「草笛の音が聞こえたわ。燕の故郷を思う歌よ」と娉婷は話す。しかし「何の音も聞こえませぬ」と冬灼は言う。

北捷は戻ってきた漠然に「この屋敷の住人を調べよ」と言う。


白蘭の耀天(ようてん)皇女が、晋の皇帝・司馬弘(しばこう)に拝謁する。司馬弘は皇女のために宴席を用意していた。
皇女が献上品の目録を渡すと、司馬弘から皇女へ、値100両もの金糸を使い、無数の宝石をちりばめた錦衣が贈られる。「晋の女子は美しいと評判ですが、絹の衣を着れば白蘭の娘とて見劣りせぬかと。けれど白蘭では絹の価値は金に等しく、とても手が出る代物ではありません」と話す皇女。

司馬弘は「絹が欲しければ、政を掌握し、関所を解放すればよい。さすれば白蘭でも晋の絹が身近になろう」と言う。しかし皇女は「残念ながら今の私は群れからはぐれた雁。家族も仲間もなく、独ぼっちで飛ぶばかり。国を動かす力などございません」と話す。「今や白蘭の皇室に正当なる後継者は皇女ただ1人。皇女にしか国は動かせぬ。国のため涼の人質となった哀れな耀天皇女よ、朕が後ろ盾になろう」と言う司馬弘。感謝した皇女だったが「ですが関所の解放など、私には力が及びません。白蘭に帰り着いてから検討いたします」と言う。


耀天皇女は皇宮内をご覧になり、今は永延殿で皇后様とお話を、と司馬弘が報告を受けていたところに「燕の国境を出た隊商が次々と襲われ、生き残りが訴えるには涼軍の仕業だと」という知らせが届く。


皇后と耀天皇女が話ていると、司馬弘が来る。耀天皇女のことを「孤独な環境に置かれても素直にお育ちになった。しかも大局を見据え、先ほどは人目をはばかり本心を隠しておられた」と司馬弘に話す皇后。ここなら安心だと皇后に言われ、皇女は司馬弘にひざまずき「先ほどは衆目の中で口に出せなかったのです。私もできることなら“絹の道”を開きたい。けれど涼王が…」と言う。絹の道には涼と白蘭の関所があります、私は晋との交易を望みます、けれど、それを快く思わない涼王は私を脅したのです、他国との自由取引を禁じられ涼と同じ関税に合わせねばなりません、ですから謁見の場では交易を承諾できなかったのです、と。
司馬弘は「交易を承諾してもらえれば味方となる。一月(ひと月)以内に涼を攻め、皇女の懸念を打ち払う。共に絹の道を開こう」と話す。感謝する耀天皇女。


出て行こうとする娉婷に気づき、冬灼が止めようとする。「ご恩は返した。これからは別の道を進むわ」と言う娉婷。冬灼は「若君の疑いを晴らせばいい」と言う。他の誰が疑われようとも、娉婷さんだけは疑われてはならぬ方だと。しかし娉婷は「若君は正しい」と言う。
冬灼はこのまま行かせたら、一生、片時も心が休まらないと、娉婷を何侠の元へ連れて行く。

何侠は両親の墓前に座っていた。娉婷は少し離れた場所から敬安王と皇女にひざまずき拝礼する。何侠が「なぜ去る」と言う。「去ることが若君と敬安王家、そして私にとって最善の道です」と言う娉婷。何侠が「分かっている。そなたは何を行うにも口実を設けている」と言うと、娉婷は「私を蚊帳の外に置くのは若君です。信用に値せぬと。私を持て余しておられる。冷遇するわけにもいかず、疑心を解くこともできずにいる。今は身を隠すべき時。監禁はしても、決して殺さず、常に心を砕いてくださる。それだけで十分です」と話す。

「去るのは私のためだと?正直に申せ。私ではなく、楚北捷のためであろう?」と何侠が聞く。離魂剣を渡した時に気づいたのだ、体はここにあれど心は楚北捷のもとだ、違うか、と。娉婷が何も言えず「なぜ、よりによって、あの男を選ぶのか。敬安王家の敵だぞ。父上と母上に顔向けできるか。幼少より共に育った。十数年、築いた絆は、楚北捷との数日に劣るのか。やつのもとへ向かうなら殺してやる」と何侠は短剣を娉婷の首へ。娉婷は「誤解なさらずに。訪ねるわけがない。二度と会いません」と言う。

信じよう、と短剣を地面に刺した何侠は、娉婷を両親の墓の前へ連れて行き「父上と母上の前で、今すぐ私に嫁ぐと誓えるか」と言う。「嫁げません」と答えた娉婷は「なぜだ」と問われ「楚北捷がいます。一生、思い続ける。私は負けました。離魂剣を残されてあっけなく魂を奪われた。若君と築いた絆は、いとも簡単に引き裂かれた。疑われても当然です。確かに心が揺れました。申し訳ありません。顔向けできません。楚北捷にも会えません。どうか殺してください」と涙を流しながら話す。「去れ。今すぐ消えろ」と叫ぶ何侠。そして何侠は「よく覚えておけ、そなたは裏切り者だ。今日を境に、そなたと敬安王家は一切の縁を切る」と告げる。


屋敷に戻った何侠は、娉婷の置き手紙を見つける。それを手にした何侠に反射した光があたる。それは鞘から少し抜かれた離魂剣の刃に当たった光だった。


箱を荷馬車に乗せ、燕を離れることにした何侠。屋敷を出発した何侠たちの前に兵が現れる。


ーつづくー


ちょっと分かりずらかったけど、北捷が草笛を吹いていた場所は、娉婷がいた屋敷に近かったってことだよね?
北捷はどうして、この屋敷の住人を調べるよう漠然に命じたんだろう?

ずっと“家族”だった娉婷と何侠の別れは、やっぱり切なかった(;д;)
2人の間に挟まれて、どうしたらいいの分からない冬灼も。
娉婷はこれからどこへ行くのかな…。

何侠が涼軍の衣を着ているのはなぜだろう。
箱の中身も何なんだろう?



↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
 よろしくお願いします
にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ
にほんブログ村

いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)





1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
涼の服装 (time)
2017-10-15 00:43:11
気になっていました。公主に会ったときから
何侠の服はお似合いと思っていたのですが、
涼のものだったのですね。

とうとう娉婷と決別となり、
やっぱり信じられるのは冬灼ぐらいになっていますよね。
娉婷も幽閉されているとき辛かったですし。。。

草笛を吹いていたところは娉婷が居た屋敷に
近い設定でしたよね。
あのタイミングでは救うことはできなかったということなのでしょうか。
返信する

コメントを投稿