嬉しそうに子供をあやすドルゴン。ドドも姪が可愛くて仕方がない。子を抱くのは武芸より難しいと言うドドに「昼夜、抱いていればこつもつかめる」とドルゴンは話す。そんなドルゴンに「それより陛下からの命令で、ホーゲの軍に合流しろとのことだ」とドドは伝える。ようやく出番が来たと思ったドルゴンが「腕が鳴るぞ」と言ったところに小玉児が来る。
出陣を喜ぶドルゴンに「なぜ、こんな時に?」と小玉児は不満げに言う。「私が戻ったら娘に妹をつくってやるんだ」となだめるように言うドルゴン。「なぜ妹なの?息子だって産めるわ」と小玉児は機嫌を直す。
出陣の準備のために帰るドドをドルゴンは見送る。外に出ると鷲の鳴き声が聞こえる。夜空を見上げるドド。ドルゴンは気付くが、見ることなく歩いて行ってしまう。
寺にドルルゴンを呼ぶ玉児。
寺の入り口に蘇瑪がいるとドドが来る。少しの間だけです、戦に行く十四親王(ドルゴン)にお言葉をかけさせてください、と頼む蘇瑪。ドドは迷うが、うなずく。
帰ろうとするドドを呼び止めた蘇瑪は、無事に戦から戻ってきてほしいとお守りを渡す。最近、ずいぶん私に優しいな、とドドが言うと「お嬢様と十四親王を見ていたら、気にかけてもらえない十五親王(ドド)が気の毒で」と蘇瑪はうつむきながら答える。
蘇瑪が慈悲深いと思ったドドは、この間くれた辮髪も気に入ったと話す。何頭も馬を見たが、あんなに美しい尻尾は初めてだと。そして辮髪を失った配下にもあの馬の尻尾を編んでやりたい、どこの馬かだけでも教えてほしいと言うドド。蘇瑪は困った顔で「あれは私の髪の毛です」と言う。驚いたドドは、準備があると慌ててその場を後にする。
久しぶりに会ったドルゴンに、母が死んで、この世で誰を信じていいのか分からないと涙を流す玉児。また陛下(ホンタイジ)から寵愛を受け身ごもった、冷たかった人たちも急に媚びへつらい始めた、昔は他人の厚意が噓か本当か疑ったこともなかったと。そして「でも今なら理解できる。陛下が私を寵愛するのは兄を引き込むため。そして私にはこの子しかいない。この子次第で後宮での私の立場も変わる。信頼できる家族もいないわ」と玉児は言う。
孤独だと言う玉児に「何を言うのだ。君には私がいる。私は友だろう」とドルゴンは言う。毎日ドルゴンの上げた灯籠を見て心が落ち着いたと話し「私のそばには存在したのね。あなたという真の友が」と言う玉児。ドルゴンは生涯玉児から信頼される友でいることを約束する。玉児は"母上の目は正しかった。本当に頼れるのは彼一人だけよ"と思う。
敵将とはいえ祖大寿は使い道がある、生け捕りにするようにとドルゴンと阿古拉に命じるホンタイジ。索尼は「海福晋(海蘭珠)は男の子を生み、玉福晋(玉児)と娜福晋(娜木鐘)も身重です。慶事が続く陛下ならば、必ず戦を制するでしょう」と言う。娜木鐘が妊娠していると初めて知った阿古拉は驚く。
ホンタイジは海蘭珠の産んだ子のおむつを替える。息子の誕生を心待ちにしていたホンタイジは「おまけに、そなたの子だしな」と嬉しそうに海蘭珠に言う。
「そなた母子のせいで戦に行きたくない。朕に何かあれば、もう会えなくなる」と言うホンタイジ。そしてホンタイジは「朕の望みは1つ。朕と同じくらい、そなたも朕を想ってほしい」と言う。小さくうなずいた海蘭珠は、目を潤ませながらホンタイジに抱きつく。
目の覚めた海蘭珠は、隣で眠るホンタイジの顔を見ながら"朕と同じくらい、そなたも朕を想ってほしい"と言われたことを思い返す。ホンタイジの頬に触れる海蘭珠。
海蘭珠は卓林の墓前で、敵を討つために陛下の子を身籠ったが、この世に誕生した子の成長を見るにつけ、いとおしくて手放すのが惜しくなると話す。父親のいない子にするのが、不憫で仕方ない、許してほしいと。そして、これからは子のために生きていくと言う。
お腹の子が絶対に自分の子だと思った阿古拉は、娜木鐘を連れ出し、君と子を連れて逃げると話す。そのことを知った瞬間、名誉や権力なんてどうでもよくなったと。一緒に逃げる気などない娜木鐘と阿古拉は口論に。そこに卓林の墓から帰る途中の海蘭珠が通りかかる。隠れて様子をうかがう海蘭珠。
娜木鐘は、名誉や権力を捨てたら海蘭珠はどうするの?玉児と呉克善は?あの2人も卓林を殺した黒幕でしょう?と言う。海蘭珠のためにも復讐してあげるべき、弟思いな姉を捨てるなんて身勝手だと。「自白するよ。卓林を殺させたのは哲哲なんだ」と言う阿古拉。阿古拉は卓林の死んだ日、鼇拜が「大福晋の命令だ」と言い、兵たちに矢を放たせたのを見ていた。最初、"大福晋"が賽琦雅のことだと思った阿古拉だったが、賽琦雅の力が及ぶのはホルチン部内だけ、鼇拜を動かすことはできないと気づいたと言う。
だからその"大福晋"は哲哲だと言う阿古拉。海蘭珠に教えなかったのは、死にたがってた姉さんには復讐こそが生きる原動力だったからだと言う。だから一緒に逃げようと阿古拉が娜木鐘に言っている時「今の話は本当?」と言いながら海蘭珠が二人の前へ姿を現す。
阿古拉の頬を叩き「卓林の敵が賽琦雅でなく哲哲だったなんて。復讐は終わってない」と隠していたことを怒る海蘭珠。娜木鐘は興奮する海蘭珠の首もとを叩き、気を失わせる。
海蘭珠は夢の中で卓林と会う。「ホンタイジを愛したのだな。俺の敵を討つ気はないと?」と言う卓林。海蘭珠は慌てて話を聞いてほしいと言うが、卓林は腹から血を流し消えてしまう。
うなされながら海蘭珠は目を覚ます。傍らにいたホンタイジに阿古拉に会わせてほしいと頼むが、阿古拉はドルゴンと出征した後だった。娜木鐘も風邪で誰にも会わないと聞き「どうしてみんなで私のことをだますの?」と言う海蘭珠。
ドルゴンたちの強さに、祖大寿は撤退する。阿古拉とホーゲは追いかけ、息の根を止めようとするが、ドルゴンは「生け捕ってこそ敵は動揺し、戦わずして勝利できる」と止める。そして全軍撤退し、城を守るように命じるドルゴン。違反者は死罪だと。
酒を飲みながら「やつらは兵糧も少なく負傷兵ばかり、民も飢えているし責めるなら今しかないのに」と阿古拉に話すホーゲ。阿古拉は兄弟で手柄を独り占めするためにたわ言を言っていると言う。そして「いつまでもドルゴンをのさばらしておく気で?」と言う阿古拉。
ホーゲは出陣を決め、兵を集めるよう命じる。そして、その命令に従わせるように"陛下の金牌"を見せる阿古拉。
ホーゲと阿古拉が勝手に兵を動かしたと、ドドがドルゴンに知らせに来る。「愚か者どもめ。軍令違反だ」と怒るドルゴン。
祖大寿を追いかけたホーゲと阿古拉たちだったが、隠れていた祖大寿たちから襲撃を受ける。しばらくして馬に乗ったドルゴンが助けに来るが、そんなドルゴンに向かい銃を撃つ祖大寿。同じように馬に乗りドルゴンの隣にいたドドは「危ない」と言いながらドルゴンを押し倒し、二人は馬から落ちてしまう。頭を強く打つドド。
ドルゴンは祖大寿の前まで行き、昨日、飢えで倒れていた子供が握っていたという泥人形を渡す。そして子供は死ぬ前に一言、"食べないで"と懇願したと話すドルゴン。城内の民は自分の子供を食うほど飢えている、その子は逃げ出したが、結局命を落としてしまったと。
「"慈母 手中の糸 遊子 身上の衣 行に臨んで 密密に縫い 遅遅として帰らんことを恐る
誰が言う 寸草の心 三春の暉に報い得んと"」と孟郊の"遊子吟"を詠むドルゴン。敵兵たちは武器を捨てひざまずくと、民を助けてほしい、袁将軍を殺した暗君のために仲間を犠牲にするのですか?と祖大寿に訴える。祖大寿も持っていた銃を地面に。ドドはそれを見届けると倒れてしまう。
頭部に衝撃を受けたドドは、いつ意識が戻るか分からなくなる。ドルゴンは懸命にドドの名を呼ぶが、ドドは目を覚まさない。怒ったドルゴンは、阿古拉とホーゲを呼びつける。
勝手に軍を率い、兵を犠牲にした罪は死に値する、と阿古拉とホーゲに怒鳴るドルゴン。ホーゲはすぐに「私が悪うございました」と頭を下げる。しかし阿古拉は陛下の金牌があれば恐れることはないと強気で言い返す。「この金牌を託された私は陛下の代理も同然。それほど陛下は私を信頼しているのだ」と。その金牌は娜木鐘が「陛下かからの金牌よ。あなたに渡せと言われたわ」と言い、阿古拉に渡したものだった。
自信満々な阿古拉だったが、ドルゴンはその金牌が偽物だとすぐに見破る。「父上が息子全員に渡した金牌は、どれも図案が違うが、鷹の目には赤い石が埋め込んである」と言い、自分の金牌を見せるドルゴン。その金牌の鷹の目には赤い石があった。
反省もせず、自分に何かあれば姉がお前を許さないと言う阿古拉。そんな阿古拉をドルゴンは斬首にするよう命じる。
ホンタイジに呼びつけられたドルゴンは「なぜ勝手に処刑した」と責められる。「軍令違反です。処刑せねば示しがつきません」と返すドルゴン。そこに錯乱状態の海蘭珠が来る。
「弟を返して」と泣きながらドルゴンの体を揺さぶる海蘭珠。ホンタイジは海蘭珠に落ち着くように言い、ドルゴンには下がるように言う。しかし、弟を返すまで逃がさないと海蘭珠がドルゴンを離さない。その時、哲哲や玉児も来る。
哲哲は朝廷の問題だと海蘭珠を一喝する。状況が分かれば陛下が判断されると玉児もなだめようとするが、海蘭珠は聞こうとしない。「どうか阿古拉の無念を晴らしてください」とホンタイジに訴える海蘭珠を、哲哲は「やめなさい」と叱りつけ、烏雅に連れて行かせる。
意識の戻らないドドの汗を拭いた秀珍は「十五親王のような優しい方をなぜ天は苦しめるの?」と言う。そんな秀珍を娘を抱きながらじっと見つめる小玉児。「福晋」と秀珍に呼ばれてハッとした小玉児は「本当に従姉上そっくりね」と言う。「でも十四王子は似てるとは言いません」と言う秀珍。
ドドに向かい「早く目を覚ましてちょうだい。琪琪格も大きくなったのに顔を忘れてしまうわよ」と話しかける小玉児。その言葉と琪琪格の笑い声に反応するドド。そして「琪琪格」とつぶやいたドドは意識を取り戻す。そこにドルゴンが来る。
ドドの体を起こし、抱き締めて喜ぶドルゴン。しかしドドは目が見えなくなっていた。
ドドを診た医師は、頭部のうっ血が疑われるが、失明の原因は分からないとドルゴンに。そして、すぐに完治は無理だと言う。
寝宮の前で海蘭珠は泣きながら阿古拉の供養をする。悲しむ海蘭珠に「死んだ者は生き返りません」と励ます烏雅。海蘭珠は戦に行く弟を責めて罵倒してしまったことがつらいと話す。阿古拉は私にとって大切な家族だったと。その時、娜木鐘が来る。
涙を拭いた海蘭珠は「よく来られたわね。あなたのせいで弟は死んだのよ」と娜木鐘に言う。しかし娜木鐘は顔色一つ変えずに「殺したのはドルゴンだわ。母親を殺された玉児がドルゴンと手を組んで…」と言い始め、我慢できずに娜木鐘の頬を叩く海蘭珠。そして娜木鐘の胸ぐらをつかみ「全部知っているのよ。金牌が偽物なら弟もあんな大胆なことはしない。偽の金牌を渡したのはあなたね?妃になるのに弟が邪魔になったからドルゴンに殺させた。ドルゴン以上に許せない」と海蘭珠は言う。
ーつづくー
ドドはあの時、蘇瑪の髪の毛だと気付いたと思ったのに、気付いていなかったのねー(@_@;)
卓林を殺すように命じたのが哲哲だったと、阿古拉にはちゃんと海蘭珠に話て欲しかった。
阿古拉は姉のためだって言ってたけど、別の意図もあったと思う(o´д`o)=3
そんな阿古拉が亡くなってしまいましたΣ( ° △ °|||)
海蘭珠にとっては大事な弟だったものね。
海蘭珠はドルゴンよりも娜木鐘が許せないと言っていたけど、それでも処刑を命じたのはドルゴン。ドルゴンにも恨みを持ちそうな気が…(TωT)
それにしても娜木鐘がひどすぎる!!!
ホーゲも・・・・まったく学習してないし(;´д`)ノ
そして心配なのはドド。
意識が戻ったのは良かったけど、どうなってしまうのー!?
目が治ってほしいよぉ(;△;)
今回はドルゴンの子供をあやす姿が素敵でした(*´ω`*)
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ドド~。視力が~。お気の毒です。
優しい、ドドが、ドルゴンを助ける為に泣。
ドルゴンは、アクラを処刑しました。泣。海蘭~。本当お気の毒です。アクラ悪い女に、引っ掛かりした。年増の魅力に。溺れて身を滅ぼしましたね。
海蘭~。は、アクラを守るために、後宮に入ったのに、、、、
悲しき女性海蘭~。
小玉兒もママの顔になっていたような気がします。
こちらのドラマはシリアスな役柄なので、
お茶らけた感じがもう出てこないかと思っていたのですが、
孩子がらみでもっと出てくるといいのですけれど。。。
もちろん白い鎧をまとった姿も素敵でした(^^)
姐姐や靖子さんも書かれているように
海蘭珠にまた不幸が。。。
玉兒以上に支えられるものがない環境に。
耳の演技が凄かった、
十五爺も心配ですし、どうなるのでしょう???
目、治って欲しいです。
小ユアルが凄く心配しているのね、とっても良かった!だから尚更どどには治ってほしいです。
本当に、海蘭珠が可哀想~アクラが死んじゃった事もそうですが…
卓林が哲哲の仕業だったとは…それもアクラは黙っていたのね~
それを知ってしまってどうなるのかな?
大丈夫かな?一話の感じだと意識障害みたいな感じだったような…
あ~凄く心配…
うささん、あらすじありがとうございます~