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中国ドラマ「風中の縁」第14話 あらすじ

2015年09月04日 07時55分17秒 | 風中の縁(中)

「愛の告白」


【登場人物】
莘月 …狼に育てられた娘
衛無忌 …皇帝の妃の甥
九爺 …医学の知識も高い御曹司
秦湘(湘夫人) …秦元棋の妹。皇帝の側室
紅姑 …落玉坊の元女将
秦元棋 …琴師
秦元超 …秦元棋の弟
丁玲 …落玉坊の芸妓
万子矜 …皇后
石謹言 …九爺(莫循)の側近
石風 …石風 …石舫の見習い



莘月と丁玲が知り合ってから3年が経っていた。「秦楽師に嫁ぎたい?」と莘月は丁玲に聞く。小さくうなずく丁玲。莘月は、彼はいい人だからきっと幸せにしてくれる、でも今や陛下と姻戚関係、太祖の時代から外戚は大きな力を持ち醜い争いを繰り返した、あなたを刀なしでも人を殺せる世界に送りたくない、と話す。彼は権力に興味などないはず、考え過ぎだと丁玲は言うが、莘月は「他人の争いに巻き込まれたら?妹の湘夫人が失脚すれば、兄の秦楽師にも災いが降りかかる」と忠告する。それでも、彼と添い遂げたい、何があっても後悔しない、と丁玲が言い、莘月は秦楽師に縁談を持ち込む事を決める。


庭師が奇跡だというほど鴛鴦藤が綺麗に咲く。「花が私の思いを知り、感動したのかも」と庭師に言う莘月。丁玲の笑顔を見て縁談を進めて良かったと思う莘月は"鴛鴦藤よ、私の願いもかなえて"と思う。


莘月から九爺に文が届く。その文が落玉坊への招待だと分かり、喜ぶ石謹言。

落玉坊へ来た九爺を庭へ連れて行き、鴛鴦花を見せる莘月。「金銀花の別名を知ってるわよね?」と莘月が聞くと、九爺は「冬でも緑の葉をつけることから"忍冬(すいかずら)"と呼ぶ」と答える。「知ってるくせに、なぜ避けるの?」と莘月は言う。2つの花が鴛鴦の舞に似ているから鴛鴦藤と言うのよ、と。「覚えているのは薬としての名だけだ」と言う九爺。九爺は花はもう十分見たと、その場から離れようとする。

莘月はそんな九爺を止め、この花を見せたかったの、恥知らずな女だと思われても自分の気持ちを伝えたい、この花はあなたのために植えたものよ、一昨年の秋に植えたからもう2年になる、と話す。そして「九爺様、好きよ。あなたに嫁ぎたい。これからは鴛鴦藤をあなたと一緒に愛でたい」と伝える。しかし九爺は「私は1人で花を愛でる。他の相手を見つけなさい」と言う。莘月は九爺が足のことを気にしていると思い「私は気にしない。人生どこまで歩けるかはその人の心が決めるの。足は関係ない」と涙を流す。それでも九爺は莘月の涙を手で拭いながら「君は素敵な女子だから、きっと共に花を見る相手が見つかる」と受け入れない。そこに偶然来た衛無忌が「相手ならここにいる」と言いながら2人の元へ来る。九爺は衛無忌に莘月を頼むと行ってしまう。

心配した衛無忌は莘月の肩に触れる。その手を振り払い「私に構わないで。なぜ勝手に入ったの?出ていって」と莘月は怒鳴る、「花を見に来いと言ったのは君じゃないか。この花は鴛鴦藤というのか。私には"金銀花"と言ったのに」と怒った衛無忌が柵を叩く。その衝撃で柵が壊れ、鴛鴦藤の上に倒れてしまう。無惨に散ってしまう鴛鴦藤。
鴛鴦花を手に取り、泣きながら「嘘でしょう。2年温めた想いが、こんなに簡単に散るなんて」と莘月は言う。


屋敷に戻った九爺は、莘月に全額返済するよう石謹言に言う。足りなければ傘下の商いを手放せと。そのまま九爺は部屋に閉じこもってしまう。


庭師に鴛鴦花を見てもらうが、痛みがひどかった。「根を植え替えれば来年の春には芽が出るかと」と言う庭師。


石舫からの返済が莘月に届く。落ち込む莘月に紅姑は「気持ちは簡単に変えられないけど、九爺様があなたの想いに応えないなら衛無忌様を選んでは?」と話す。「やめて。無理にどちらかを選ぶなんて」と言う莘月。


秦元棋と丁玲は元旦に婚礼を行なうことに。嫁入り道具も莘月が用意し、丁玲は感謝する。
莘月は、後宮は陰謀が渦巻く場所、あなたたちも皇宮からは距離を置くべきかと、と元棋に話す。秦湘の後宮入りで莘月を恨んでいた元棋は、莘月が計算高そうに見えて真心があると分かり敬服する。元棋は莘月が元超に勉学の師匠をつけてくれたことも「何とお礼を申せばよいか」と言う。


鴛鴦藤に莘月が水を与えていると衛無忌が来る。「枯れたのに、なぜ諦めない」と言う衛無忌。「根を植え替えれば春には芽が出るそうよ」と莘月は返す。衛無忌は「すまなかった」と謝る。花に八つ当たりをしたと。「まさか謝っているの?若様でも過ちを犯すことが?」と言う莘月。「しかめ面で私を責めているくせに」と衛無忌は言う。

莘月は「太陽が西から昇っても私は受け入れる。仕方ないもの」と話す。そして鴛鴦藤が枯れたのはあなたのせいじゃない、分かるでしょ、と言う莘月。うなずきながら衛無忌は「ああ」と答える。「だから恨んでないわ」と言うと莘月は歩き出す。その時、雪が。振り返り鴛鴦藤を見つめながら"庭師が手を尽くしたのに、天はなんて意地悪なの"と莘月は思う。


石謹言と石慎行が莘月に会うため落玉坊に来る。しかし莘月は会おうとしない。そこに呉が来て、困っている紅姑に「私が来たと言えばどうだろう」と言う。
紅姑は呉さんまで頼みに来た、私の顔を立てるつもりで会ってほしい、逃げても絶対に解決しない、と莘月を説得する。

莘月は会い来た3人と会う。なぜ避けていたのかを聞かれ、莘月は九爺様は商いを手放してまで借金を返済してきた、距離を置いたのはそちらでしょう?と言う。九爺様と何が?と言う石謹言。莘月は思い切って気持ちを伝えたけれど拒絶された、女としてこれ以上ない屈辱だったと話す。それを聞いた石謹言は「できれば九爺様に時間を差し上げてほしい」と言う。しかし何度、気持ちを探っても彼は避け続けた、近づこうとして距離が縮んだかと思えば突き放される、理由を聞いても答えず、表情からは何も読み取れない、想像以上に深刻だと言う莘月。足のことなら気にしないと伝えたが、それでも拒まれたと。

石謹言は「これだけは断言できる。九爺様にとって君は特別だ。今は病まで患っている。様子を見に来てほしい」と言う。しかし「病なら医者に見せて」と言う莘月。
お帰りくださいとその場を去ろうとする莘月の背中に、石謹言は「もう一度、よく考えてほしい」と言う。


夜。悩んだ揚げ句、逃げても解決しないと思った莘月は九爺に会いに行く。
部屋までの案内をする石謹言に、九爺の病のことを莘月は聞く。「風邪だと言い自ら薬を処方された。だが漢方医はこう言っていた。それは風邪薬ではなく気をしずめる薬だと。お心が乱れている証拠だ」と石謹言は答える。

莘月は「今の私に怖いものなどないわ」と自分に言い聞かせ、九爺のいる部屋の中へ入る。
衝立ごしに、いつ好きになったかは覚えていない、のどや肩が痛いと言ってみたり、食欲がないとか調子が悪いと言ったけど全部嘘なの、ずっと健康だった、毎日"莘月にどんな薬を処方しよう"とあなたに考えていてほしかった、本当は苦味も平気なの、"苦味をどう和らいでやろう"と思わせたかった、いつも私のことを考えていれば心の中に私の居場所ができるかと、悪賢いでしょ?と話す。そして九爺が「墨子」の書物が好きなのは戦についての考えが同じだから、墨子は戦を嫌っていた、石舫で多くの伝書鳩を飼ってるのにはきっと理由があるはず、去年、天災が起きた時、あなたは砂漠を援助した、あなたは異民族の言葉を操り墨子の考えに共感している、あなたは砂漠の人なの?すべては故郷を守るために?と言う莘月。

莘月は衝立の陰から九爺の前へ行くと「どうでもいい。異民族でも南朝の人でも、あなたはあなた。自由が欲しければ私と共に砂漠へ逃げましょう。あなたさえ望めば、全力で助けられる。何でも1人で背負い込まないで」と莘月は言う。莘月の言葉から、娼妓坊や質店を開いたのは朝廷を探るためだったと気づく九爺。九爺は危険だからすぐに閉めなさいと言う。

九爺は祖父が異民族で、莘月と同じように狼に育てられたと莘月に話す。祖父は羯族の王太子だった、だが生まれた時に宮廷で政変が起こり祖父の叔父が王を殺した、衛兵が祖父を連れ玉璽を持って砂漠へ逃げた、乳母がいなかったため衛兵は祖父を狼に育てさせた、成人後の祖父は砂漠の公主たちと色恋を楽しみ各部族に命を狙われた、ある日そんな生活が嫌になり王である叔父の寝室に忍び込んだ、そして叔父を起こし丸刈りにした、だが王位は奪わず"私の父よりはましな王だ"と叔父に言い、玉璽を置いて出ていった、その後、盗賊になった、と話す。数年後、祖父の力は増し砂漠各地の盗賊を従わせた、狼の乳で育ったから率いた賊は"狼盗"、やがて奪った品を売り始め、砂漠最大の玉石商人になった、そして襲った南朝の隊商の中に祖母がいた、祖父は商人の愛人だった祖母を建安に来て奪い、そのままとどまったと。

お祖父様の人生が素敵だと莘月は言う。当時、勢力が強く、砂漠を荒らしていた羯族から九爺の祖父は民を守っていた。だが最近、羯族は南朝に侵攻し多くの血が戦場と化している、祖母と母は南朝の人だ、だが私の体には羯族の血が流れている、祖父が砂漠各地に広げた勢力を放任するわけにはいかない、彼らが蜂起すれば各地で大規模な災いが起こるだろう、胡偉立もすきを見て退勢を挽回するはず、だが南朝の地を荒らし、陛下の逆鱗に触れれば羯族は終わりだ、と言う九爺。そして九爺は莘月を見ながら「出自を聞いて私の立場が危険と分かったか」と言う。


ーつづくー


秦元棋と提携の婚礼が決まって良かった(*´ー`*人)
お似合いの2人だったから。
でも、莘月の湘夫人が失脚したら、という莘月の話を聞いて、ちょっと心配…。

何だか衛無忌にも九爺にも言いたいことがいっぱいあるんだけど(o´д`o)=3
書いたら止らなくなりそうだからやめておく…。
どちらにも「ちょっと待て」と言いたかったのはたしか。

鴛鴦藤はとっても綺麗でしたー(*´ー`*)
まさか散ってしまうなんて…。


久しぶりに呉さんがゆっくりでてきたー!!
ストップまでして見ちゃった(*´艸`*)
妹妹から若曦の皇太子だと聞いてから気になって気になって。
まったく全然気がつかなかったから。
見返す余裕もなくて、出てくるのを待っていたの。
でも…やっぱり皇太子に見えない(∩´∀`@)




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4 コメント

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すれ違いは続く (time)
2015-09-07 01:42:48
月兒の恋はなかなか・・・
努力を続ける月兒は本当に勇気がありますね。
紅姑のアドバイスは第三者的にそうなのですけれど、
本人には。。。

そんな中、元棋と丁鈴の結婚が決まって本当によかったです。
末長くお幸せに。ですね!

今回気になったのは、主役三人の毛皮。
寒い時期でしょうけれど、あの毛皮は暖かそうで、
本当にお似合いですね☆
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難しい恋 (くるみ)
2015-09-08 22:24:13
シン月が、何度も何度もアタックするのがすごいと思いました。普通の女性なら、立ち直れないと思うし、男達は無神経すぎる!(怒)と思っちゃいました。
二人の間に割り込んできた衛無忌も、花を壊されちゃったことも、三人で説得しに来たことも。
頼むから放っておいてあげて!って言いたくなりますわ(^_^;)
紅姑はさすが女性。アドバイスが受け入れられるかはさておき、冷静にさせてくれそうです。

丁玲は良かったですね。
シン月も、内心辛いだろうに、丁玲の花嫁道具などキッチリ準備しているのはさすがです。

呉さんが皇太子、私もじっくり見つめてみましたが、どんなに見ても分かりませんでした~
ひげと髪のせい?本当に変わりますね。
皇后が「後宮の涙」のあの人だっていうのは分かったのですが~。
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分からない… (naa)
2016-03-10 16:46:37
まずは丁玲と秦元棋の結婚が決まってよかったですね(*^^*)
確かに湘夫人が失脚したらと思うと心配は心配ですが…

そして、本題…
九爺が分からない…
『鴛鴦藤』の答えを待つシン月に『すいかずら』と答えられるのならシン月がどれほど九爺を思ってるか分かってるはずなのに…
「一人で花を愛でる~」ってあんまりです。
シン月の思いに応えないのなら優しくしちゃいけなかったのよ(TT)
色々九爺がシン月を拒絶する理由も分かったような気もするけど、全てシン月に話してみてからでもよかったのでは?

それにしても衛無忌~今回もまた最悪のタイミングで登場!なぜそんなにタイミング悪いの?
金銀花のことも今はそんな時じゃないんじゃないの?

石謹言たち三人も…くるみさん、そうですよね、ほっといてあげて欲しいですよね!
何かしら九爺のこと含みのある言い方してたけど説得する相手が間違ってませんか?

二度も拒絶されたのに三度目の告白をするなんて、シン月強いね。
九爺の話も聞いたけど二人の関係はどうなるのかな?

石さん、皇太子と思って見てもやっぱり分からないです~俳優さんってスゴいですね(*≧∀≦*)
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鴛鴦花のように (ねこ)
2016-03-18 10:54:44
あんなに辛い想いを2度もしたのに、3度の告白をするシン月は本当に強いです。
でも九爺の態度を見てると「受け入れられない理由があるからだわ。」と自分に都合良く思っちゃうのはよ~く分かる。恋は盲目だから。

本当は相違相愛なのに、私もなぜ拒むのかを知りたい。
足が不自由なのも出自と危険な立場なのもそんなに大きな理由にならないと私は思うから、もっと他にもあるのかな。
やっぱり身体の負い目は大きいのかなあ・・・

衛無忌も告白場面に居合わせるとは・・・タイミング悪っ!
しかも金銀花=鴛鴦花=忍冬に八つ当たりして、ポイント下がっちゃったよ↘気持ちは分かるけど。
枯れても植え替えれば、また花が咲くことで、シン月も同じだと勇気をもらったのだと思う。
ここでも鴛鴦花が効果的ですね。
シン月のポジティブさと諦めないチャレンジ心は見習いたいです。

呉さん、私もよーく見ました。
言われれば、何となく目元がそうかなと思うくらいで、キャラが違うと全然分からないですね。
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