中国時代劇「後宮の涙」第5話 あらすじ

宋宮女から証を見せるように言われた陸貞は「証なきは無罪が宮中の掟。私だという証はありません。楊宮女をお呼び下さい」と言い返す。宋宮女は楊宮女をかようなことでわずらわすことはできないと言い、皆が休むのを妨げた罰として便器をすべて洗い、物置小屋で寝るようにと陸貞に言い渡す。

便器を洗い終わった陸貞は物置小屋へ。くたくたの体で"高展どこにいるの?つらいわ"と思う陸貞。側にあった炭を手に持つと、机に字を書く。

翌朝。物置小屋に来た楊宮女が陸貞を起こす。机に書かれた"高"と"陸"を見た楊宮女は、面白い組み合わせだと言う。しかし、高という字は斉の皇族の名、むやみに書かないようにと窘める。陸貞は急いで手で字を消す。
物置の居心地を聞かれ、陸貞は「快適でした」と答える。気が強いと笑う楊宮女。陸貞は許され皆の元へ戻ることに。

戻った陸貞は宋宮女から便器の洗い直しをするように言われる。宋宮女から嫌がらせばかりされ「分かりません。怒らせるようなことは何もしていないはずです」と返す陸貞。宋宮女は「そう、私に対してはね」と言う。その言葉で王璇の指示だと分かった陸貞は「私が宮中に入れたのは婁尚侍(青薔)が推薦なさったからです。かように扱ってよいのですか?」と言うと便器を蹴り行ってしまう。その様子を楊宮女は陰から見ていた。


見習いに脅され引き下がったと宋宮女に激怒する王璇。宋宮女はもう一度機会を与えてほしいと頼む。王璇は10日のうちに陸貞を追い出せなければ冷宮で働いてもらうと言う。


宋宮女は沈碧と陳秋娘を呼び、陸貞がこの数日で面倒を起こしたか聞く。陳秋娘は陸貞が手配書にある下手人にとてもよく似ているとある者が言っていたと話す。犯罪と関わりがあるだけで宮中にはいられない、好都合だと思った宋宮女は、沈碧と陳秋娘に手を貸してほしいと頼む。

陳秋娘と2人きりになった沈碧は、私は昇進を急いでいない、と陳秋娘に宋宮女のために働くようすすめる。家族のために早く昇進したい陳秋娘は、沈碧に感謝をし、宋宮女に言われたことをすぐに行なうことに。
陳秋娘が行ってしまうと「馬鹿な子。長公主の後ろ盾がある以上、陸貞に手を出すことなどできない。秋娘、せいぜい利用させてもらうわ」と笑う。


用勤院に青薔が来る。帰り際、陳秋娘は青薔に陸貞は宮中にまぎれこんだ恐ろしい罪人だと訴える。そして手配書も差し出す陳秋娘。青薔から説明するように言われ、困った陸貞は「私の身元はご承知のはずです。たしかに似ていますが別人です。それに罪人が宮中に入りたがるでしょうか?手配書に書いてある名前は路珍であって陸貞ではあません」と話す。長公主様にもお聞き下さいと。

「そなたを推薦したのはこの私。私がそなたを信じずいかにする」と陸貞に言う青薔。そして外部と私的に連絡を取り合うことは禁じられているのにもかかわらず手配書を持っていた陳秋娘を、偽りを申したとして棒打ちに処す。

陸貞には見習い期間が終わったら皇太后陛下の元へ連れて行くと言う青薔。しかし青薔は陸貞が平静を装ってはいたが声が震えていたことを見逃してはいなかった。青薔は臘梅に調べるように言う。


手配書について問い詰めらた陸貞は震えが止まらなかった。寝てもうなされてしまう。


街へ行き、手配書を調べていた臘梅は、男達にからまれてしまう。役人に助けられるが、今度は役人に手配書の罪人に似ていると疑われる。仕方なく自分が宮女だと明かす臘梅。

宮中に戻った臘梅から報告を受けた青薔は、陳秋娘が王璇の手の者で、手配書も自分を陥れようとした小細工だったと悟る。
高湛は陛下を動かし、皇太后・婁昭君の弟を捕らえさせていた。激怒している婁昭君だったが、高湛の姉・長広王は気に入っている。じきに宮殿に戻る長公主のために青薔は高麗人参を用意するように言う。


棒打ちをされた陳秋娘が戻ってくる。すぐに沈碧の元へ行くが、沈碧の態度は冷たかった。陸貞は優しく「お互い支え合いましょ」と茶を陳秋娘に差し出す。涙を流しながら陸貞に謝る陳秋娘。


仁寿殿に来ていた長公主にそっと「宮女に推薦なさった陸貞、私が面倒を見ております」とささやく青薔。しかし「何のことかしら」と長公主は言う。
長公主が陸貞を知らないと分かり、青薔は慌てずに折りをみて陸貞に聞くことにする。


婁昭君は高湛に会いに行く。湛に体の具合を聞く婁昭君。湛はほとんど回復したと返し、剣を振るうと「ご心配なく。剣の稽古にも励んでおります。悪党どもも二度と私を襲いますまい」と言う。
腹を割って話すことにした婁昭君は、弟たちを自由にしてほしいと湛に頼む。そなたを狙ったのは弟たちとは関係ないと演に言ってくれれば何でもすると。湛は自分をもう狙わないでほしいと言う。

天に誓って約束する、と婁昭君は言うが「かつて皇太后陛下は私の母との友情を天に誓った。されど母は皇太后陛下に殺されたのでは?」と返す湛。「ならば約束を違えた時は災いが訪れ、30を迎える前に演は命を奪われるであろう」と言う婁昭君。湛は「それならば約束します。陛下を訪れ、弟君たちが無実だと言いましょう」と言う。そして刺客の腰飾りを拾ったと話す湛は、約束を違えればそれを使うと告げる。さらに湛は軍を動かし大事を決める権限を陛下に返上することも望む。


仁寿殿に戻った婁昭君は高湛に対し、より慎重に動かねばならないと青薔に話す。しかし、立場上、高湛は宮中から出にくい、かつてに比べ手を下すのは容易いとも言う。そして「どうやら玉翹を使う時がきた」と言う婁昭君。

蕭喚雲が呼ばず、演がまだ新しい妃たちに会っていないことを青薔は婁昭君に伝える。後宮の主だと勘違いしておる、と怒った婁昭君は、三日の後、宴を催すことを決め、宮中の妃はすべて出席させるように言う。

青薔は、自分が面倒をみている宮女が蕭貴妃に似ていると話す。陛下のお目を惹くかとと。それを聞いた婁昭君は、作法を身につけてから連れてくるように言う。
今は表立って高湛と敵対することはできないが、演に皇子ができれば斉の国を婁家が手中に収めることができると思う婁昭君。


婁昭君がいずれまた狙ってくることは高湛も分かっていた。
陸貞を心配する高湛だったが、忠叔が何度捜しても見つからない。しかし、どこかで生きていると感じる高湛。


拝跪をする陸貞の前を高湛の輿が通って行く。質素な輿に乗った高湛は陸貞に思いを募らせていた。
女官が朝廷にも上がれるか陳秋娘が聞くと、先の王朝では朝儀に参加し上奏もできたと楊宮女は話す。


高湛は長公主に、頂いた玉佩をある娘に与えたと言う。その娘が訪ねてきたら、帰さずに引き留めておいてほしいと。その娘は友人の妹だと嘘をつく高湛。
長公主は天下には喚雲より素晴らしい女性がいる、古いことは忘れ側に誰か置くように言う。「そうですね。私もそう思います」と高湛は返す。


内待局の通達で、宴のために陸貞たちは妃たちの履物を作ることに。
翌日。陸貞のカゴに入れてあった陳秋娘の作っていた履物に2滴の血が。それは宋宮女の仕業だった。泣き出した陳秋娘に自分の作っていた履物と交換しようと言う陸貞。陸貞は血の汚れを使い絵を描く。それを見た楊宮女は、よい出来だと褒める。

褒められているのを目にした陳秋娘は、陸貞の事で罰を受けたため試験に合格できないかもしれない、しかし宮女になって家を助けたい、履物で評価を上げることが出来れば望みがあるかもしれないと話し、再び陸貞に履物を交換して欲しいと頼む。陸貞は快く交換する。


王璇は宴に着る召し物を蕭喚雲に持って行く。これをお召しになれば美しさに及ぶものはいないと王璇は話すが、蕭喚雲は無用だと言う。


ーつづくー


陸貞のすぐ側を高湛は通ったのにー(；_；)
高展が皇帝弟だと知ったら陸貞どうするかな?
2人の関係がとてもよかったから、これまでみたいに言い合いしたり、ふざけ合ったりしてほしい。

長公主のお話からすると、高湛も蕭喚雲を好きだったのね…。
婁昭君や青薔が陸貞のことを話ていたから心配ヾ(・ω・`;)ノ

陸貞が自分から親切にするのはいいけど、陳秋娘がずーずーしい!!
あれだけ意地悪をしていて陸貞に頼める立場じゃないよね(;´д｀)ノ


んー、今回も面白かったー(*≧ω≦*)ノ"
Appleさんも書いていたけど、久しぶりに土日が長く感じてしまいそう(；_；)




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