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泡沫の夏(23話)

2012年03月15日 08時19分07秒 | 泡沫の夏(台)
【出演】
尹夏沫(イン・シャーモー)役…バービィー・スー
洛煕(ルオ・シー)役…ホァン・シャオミン
歐辰(オウ・チェン)役…ピーター・ホー
尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン




座り込んでしまったシャーモーを支えるオウ・チェン。「この役を引き受けるか?」とオウ・チェンが聞くと、シャーモーはうなづきました。

芝生の上にシートを敷き、その上に座るシャーモーに、オウ・チェンは台本を。そこにパン・ナンとチェンエンが来て、オウ・チェンは友達だけにするため離れます。

シャーモーの横に座ったパン・ナンは、シャーモーの手をとり「あなたに会いに来たの」と言いました。チェンエンも明るく接しますが、シャーモーは何も応えません。そんなシャーモーを見ている2人も、つらくなってしまいます。

シャーモーの相手役がルオ・シー決まります。オウ・チェンを心配した2人がそのことを話すため少し離れると、シャーモーはそっと台本を手に取りました。そして、かすかに笑みを…。それを見たオウ・チェンは駆け寄ります。それに気づいたパン・ナンとチェンエンもシャーモーの変化に気づき驚きました。


今日から撮影が始まるため、体力をつけさせようとオウ・チェンはシャーモーに食事を持ってきました。「食べないと力が出ないよ」とオウ・チェンに言われ、今まで何も食べようとしなかったシャーモーは、ようやく食べることが出来ました。

撮影が始まり、オウ・チェンとチェンエンは心配しますが、シャーモーは相手役のルオ・シーと息の合った演技を見せます。しかし、撮影時間以外は、やはり無表情のままでした。


バーでお酒を飲みながら、パン・ナンに「シャーモーが2人いるようだ」と話すルオ・シー。撮影には集中するが、それ以外では放心状態だと…。パン・ナンもかえって心配だと返します。そしてルオ・シーは「命を削って演じてるようで、撮影が終わったらどうなるのか心配でならない」と言いました。

パン・ナンはシャーモーも心配でしたが、撮影にはオウ・チェンも来ているため、ルオ・シーのことも気にかけます。「あなたは?」とパン・ナンに聞かれ、ルオ・シーは「シャーモーを記憶から消そうと努力してきた。でも今は…シャーモーが生きてる。話しもできる。それだけで満足だ」と答えました。パン・ナンは、ルオ・シーが変わったと思います。


チェンの絵を見ながら「もうすぐ、君が他界するシーンの撮影だ。チェンにとって、シャーモーは最愛の姉さんだ」とつぶやくように言うオウ・チェン。教えてくれ、シャーモーに悲しい思いをさせないためにはどうすればいい?と。それにチェンが答えるかのように、オウ・チェンは"シス「運命の国」"という本に気づきます。それを手にとったオウ・チェンは、その本の下に"姉さんへ"と書かれた手紙を見つけました。


海の近い場所での撮影の日。自分の上着をシャーモーにかけたルオ・シーは「昔、聞いた言葉が忘れられない」と話しかけます。それは"不可能を受け入れる冷静さをお与えください。不可能を実行する勇気をお与えください。両者を見極められる知恵をお与えください"という言葉でした。そして、ルオ・シーはシャーモーを見つめながら「君はチェンのためにできることはすべてやった。それでも無理なら受け入れるんだ」と言いました。
オウ・チェンもシャーモーに自分の上着をかけようとしていたんだけど、先にかけられてしまって…。2人を見ているオウ・チェンがちょっとつらそう。


隠していましたが、映画はオウ・チェンが企画をしたものでした。あらすじを見てそれに気づいていたルオ・シー。オウ・チェンは秘密にしてほしいと頼みます。「分かった」と答えたルオ・シーでしたが「なぜ俺にチェンの役を?」と言いました。オウ・チェンは、シャーモーのことを一番理解してる役者だからだと…。「俺が彼女を奪っても?」とルオ・シーが聞くと「君といることでシャーモーが立ち直るなら俺は身を引く」とオウ・チェンは答えました。そしてオウ・チェンはチェンの手紙を取り出し、ルオ・シーに読ませます。

撮影がはじまり「この手紙が届く頃、たぶん僕は天国にいるだろう」とセリフのように言うルオ・シー。「悲しまないで。僕は天国で楽しくやるよ。時々は君が恋しくなるだろうけど、どうか悲しまないで。いいね?」と。するとシャーモーの耳に「姉さん。僕がいなくなっても悲しまないで」という声が。シャーモーの目から涙が溢れてきます。

「しばらく離れるだけだ。生まれ変わったら、またそばに戻って守ってあげる」と言うルオ・シーの言葉とチェンの言葉が重なり合います。そして「僕は天国から毎日姉さんを見ているよ。姉さんが笑顔なら僕は百倍嬉しい。でも悲しい顔してたら僕は百倍悲しいよ。だから僕のために笑顔でいて」と…。
ルオ・シーはシャーモーにチェンの手紙を渡します。
本当に悲しくて悲しくて悲しくて切なすぎるシーンでした。

手紙を受け取ったシャーモーは意識を失ってしまいます。駆け寄ったオウ・チェンは、そんなシャーモーを支えました。


病院に運ばれたシャーモーは妊娠している事が分かります。「おめでとう。もうすぐパパですよ」と医師から言われたオウ・チェンは、ベッドに座わりシャーモーの頬に手をあてると「聞こえたか?子供ができたよ」と意識のないシャーモーに言いました。
オウ・チェンは本当に嬉しそう。だけど、そばにいたルオ・シーはとても複雑そう…。何も出来ずに帰っていくルオ・シーが切ないです。


チェンエンとパン・ナンは出産祝いを買いに行きました。そこで2人はマタニティドレスや粉ミルク、子供の服などを選ぶオウ・チェンを目にします。


朝食が出来、オウ・チェンはシャーモーを呼びに行きますが、シャーモーの姿が見えません。慌てたオウ・チェンが外に出ようとドアを開けると、笑顔のシャーモーが入ってきました。オウ・チェンはぎゅっと抱きしめ「もう会えないかと…」と言います。するとシャーモーから「ごめんね。メモを残せばよかった」という返事が。
元のシャーモーに戻ったみたい。チェンのおかげかな?それとも赤ちゃんかな?…両方かな。

赤ちゃんが心配で病院へ行ってたシャーモー。病院で「ママの精神状態が影響する」と言われ、次の撮影が感情的なシーンのためオウ・チェンがイヤなら役を降りると言います。しかしオウ・チェンは「君にとって特別な映画だ。最後まで頑張ろう」と返しました。


撮影現場にオウ・チェンが来ると、シャーモーはいませんでした。言いにくそうに、ルオ・シーと2人でチェンのお墓に行ったと話すチェンエン。チェンエンは急いでシャーモーに電話をかけ、オウ・チェンと替わりました。

「次は一緒に来るとチェンに伝えておくね」と話すシャーモー。夕食は家で食べるとシャーモーから聞き、また夜に、とオウ・チェンは言いました。

チェンのお墓に「姉さんは元気だよ」と語りかけるルオ・シー。オウ・チェンが彼女を愛し、守ってくれてるからきっと幸せになれると。シャーモーもたくさんチェンに話たいことがありました。

お墓参りが終わり、シャーモーとルオ・シーは話ながら2人で歩きます。撮影が終わったら、どこに行くかも決めてないルオ・シー。シャーモーが「いつでも戻ってきて」と言うと「以前は不安で一杯だった。"大切な人を失うんじゃないか"そんな不安から。でも今分かったよ。心の中で愛していればいいんだって」と言うルオ・シー。心の中なら誰にも奪われず、今は心の中が満ち足りていると。
シャーモーはルオ・シーに「チェンが私たちの会話を録音して残してくれたの」とディスクを渡します。そしてそんな2人の後ろ姿をオウ・チェンは見つめていました。

オウ・チェンもチェンのお墓に行き話しかけます。「約束したよな。"シャーモーを幸せにする"と。安心しろ。約束は必ず守る。でも許してくれ、彼女を遠くからそっと見守りたいんだ」と…。
オウ・チェンは2人のことを誤解してしまったみたい…。


リンゴを洗い、オウ・チェンの濡れた手を拭くシャーモー。学生の頃、オウ・チェンの濡れた髪をタオルで拭いた時の事を思い出し、2人は笑ってしまいます。そして「あなたが家事をするとは思わなかった」とシャーモーは言いました。しかし、オウ・チェンは仕事が忙しく、これからは撮影所にも行けないし、夕食も付き合えないと言います。

妊娠しているシャーモーを気遣い、2人はオウ・チェンの家に戻る事になりました。シャーモーが休もうとする頃、仕事だと言い出かけたオウ・チェン。しかし、オウ・チェンは外で時間をつぶすだけでした…。



ーつづくー



あと1話で終わりです。
誤解したオウ・チェンと、オウ・チェンを愛してるシャーモー。どうなるのかすごく気になります。




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