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中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第32話

2013年08月02日 15時35分17秒 | 宮廷の諍い女(中)

この1か月、皇后以外、夜伽の相手をしているのは安陵容だけだった。皇后が記録を見ている間「大した家柄でもないのに貴人に封じられるなんて」と、隣に座っている斉妃や欣常在にひそひそと話す富察貴人。その声は他の妃嬪たちにも聞こえていた。
皇后は「ようやく陛下のお心が晴れたのよ。功労者に対して陰口をたたくなんて」と叱る。寵妃を貶めるのは、こなたと陛下を貶めるのも同然だと。

安陵容と仲がいい甄嬛に「陛下に仕える者が必要だと分かってあげて」と言う皇后。甄嬛は「陛下がお喜びなら私めはつらくありません」と答える。皇后は皇太后も流産を悲しんでいると話し、挨拶へ伺うように言う。


帰り。「待って」と甄嬛を呼び止める富察貴人。甄嬛と仲のいい安陵容が寵愛を受けている事で「姉妹同然なら助け合って当然だわね」と言って来る。甄嬛は相手にせず、皇后への挨拶があると行こうとするが「莞嬪(甄嬛)は忙しい身ね。陛下に会えない時は、皇太后に拝謁なんてかなわないわ」と邪魔をする。そんな甄嬛を救ったのは安陵容だった。

"淑女の歩き方"を学んだ富察貴人に「しなやかですね」と褒める安陵容。しかし"邯鄲の歩み"(本文を忘れ他人を真似れば自分も失う)と"ひそみに倣う"は最悪だと陛下から演目についてご教示いただいたと言う。それを富察貴人が演じれば陛下も感心すると。

富察貴人が怒って行ってしまった後「私のせいですみません」と甄嬛に謝る安陵容。「いいのよ、相手にしてないもの。以前は私が助ける側だったのに」と顔をそむけながら返す甄嬛。「随分、よそよそしいのですね」と言った安陵容は、甄嬛が怒っていると思い、歌を披露することは皇后から漏らさないように言われていたと話す。それに寵愛を得れば嬛さんの力になれると思ったと。

「のどは治っていたのね。心配したし、驚いたわ」と、ようやく安陵容を見て言う甄嬛。安陵容は涙を流し「仕方のないこともあります。私は映えぬ女ですから、成すも敗れるも歌次第なのです」と言う。「もういいわ。後宮の女は誰しもしがらみがある。助けてもらったのに悲しませたわね」と甄嬛は言い、安陵容の涙を拭く。


甄嬛は皇太后と会う。侍女たちを下がらせた皇太后は、年妃は傲慢だが買っていたと言う。「なのに、あれほど残忍だったとは」と。甄嬛の顔色と憔悴している姿を見て、子のことでまだ心を痛めていると思った皇太后は、まだ若いとはいえ女の要望は散っていく花と同じだと言う。そして子を失った悲しみに浸るのもいいが、悲しんでばかりでは己の居場所を失うと話す。


夜。習字ばかりしている甄嬛。いつまでも聞こえて来る安陵容の歌声にイラつき、浣碧が強く扉を閉める。「気が散ります」と言う浣碧に「思うようにはいかない。扉を閉めても安陵容の声は聞こえてくる」と甄嬛は言う。

寵愛を得てから近寄りもしない安陵容が、薄情になったと怒る浣碧。久々に寵愛を得れば、こちらへ来る回数も減ると話す甄嬛だが「もっとも友情は絆があってこそ」とも言う。
流朱がろうそくの芯を切るのを見て「以前、陛下は小主(甄嬛)とろうそくの芯を切られた」と浣碧が言うと「"以前"ね」と返す甄嬛。しかし詩書も何度も読めば飽きられる、扇も暑い時は手放せないけれど、秋になれば触れることさえないと言う。

「小主」と言い、甄嬛の手に持った扇を取り上げると「私どもは陵容小主を疑っています。本当はずっと前にのどが治っていたのでは?」と言う流朱。しかし甄嬛は「疑って何になるの。陵容まで道連れにしろというの?」と言う。


偶然会った沈眉荘に「久しく見なかったな」と声をかける雍正帝。沈眉荘は「敬妃娘娘と祈祷の準備をしており、ご挨拶できませんでした」と答える。莞嬪の子を忍んで時間を見つけては祈祷していたと。莞嬪の悲しみは計り知れない、と言う沈眉荘の言葉を聞き、皇太后へ挨拶に行こうとしていた雍正帝は碎玉軒へ向かう。


久しぶりに来た雍正帝に嬉しい流朱。しかし甄嬛は産まれてくるはずだった子の腹かけを握ったまま眠っていた。強く握った腹かけは雍正帝が取ろうとしてもとれない。眠りながら涙を流す甄嬛を見て「まだ朕のことを責めているのか?」とつぶやく雍正帝。「来たことは伝えなくてよい」と流朱に言うと、雍正帝は帰って行く。


雍正帝の顔を見て「安貴人がいるのに心が晴れないようね」と言う皇太后。雍正帝は甄嬛のところへ行ったことを話し「私は莞嬪の傷ついた姿を見ていられません」と言う。なぜなら自分に対してだけでなく、莞嬪までが腹立たしくなると。妃嬪として最も大切なのは皇帝に仕えること、寵愛しすぎてわがままになったのね、と皇太后は返す。そして「しばらく会いに行かねばよい」と言う。雍正帝もそのつもりだと返す。

雍正帝が帰った後、会いに行くなと言ったことを不思議に思い「莞嬪をお気に入りでは?」と皇太后に聞く侍女。皇太后は、莞嬪を気にしすぎるあまり、落ち込む莞嬪に雍正帝は腹が立つ、会って取り返しのつかないことになれば甄嬛の首を絞めることになると言う。そして寵愛が過ぎれば大きな災いとなってしまうと。皇太后は甄嬛も強情なところがあり、頭を冷やさせないとと思っていた。そこに隆科多が挨拶に来たと宮女が知らせに来る。しかし皇太后はやっと陛下との関係も改善してきたのに不快に思わせたくないと会わない。


崔槿汐と散歩の途中、端妃のいる延慶殿を初めて見かけた甄嬛。病が悪化していると崔槿汐から聞き、身重の時に子の履物を作ってもらった甄嬛は「素通りできない」と見舞うことに。

端妃の宮には侍女の吉祥が1人いるだけで宮女は誰もいなかった。娘娘が必要ないと宮女を移してしまったと吉祥は話す。侍医の診察も受けず、薬も昔、処方されたもので凌いでいると聞き、甄嬛は吉祥に温実初を呼ぶように言う。そして崔槿汐には仕える者が必要だと、碎玉軒から信頼できる者を連れてくるようにと命じる。

甄嬛が手に触れると、端妃は目を覚ます。甄嬛の顔を見て、嬉しそうに体を起こす端妃。痩せた甄嬛を心配し、娘は母の命も同然、産まれる前でも心から愛おしいもの、突然、子を失えば心が折れてしまうと言う。

「"突然"でしょうか」と言う甄嬛。長く薬を飲んでいたので体を弱らせたのかも、と言う甄嬛に「そうともいえない」と端妃は言う。そして「それよりも年氏への処遇に心を痛めたのではない?」と言う端妃。端妃は雍正帝が年氏を自害させると思ったと言う。しかし留守を預かる時に問題を起こすほど年氏は愚かではないとも考えていた。自分の威厳さえみせつければよかったのに、甄嬛が流産をし「恐怖におののいたはず」と言う。

「故意であろうがなかろうが、子の敵は射てないままです」と言う甄嬛。そんな甄嬛に「あなたは元気なのだから焦ってどうするの。悪事を働けば、必ず自滅する」と端妃は言う。その日を待ってればいいと。


端妃を診た温実初と2人きりで話す甄嬛。「端妃の病を治せるかしら?」と甄嬛が聞くと「華佗(後漢末期の名医)でも子は授からないでしょう。せめて元気に暮らせるよう尽力します」と答える温実初。だから子煩悩なのね、と甄嬛は思う。

半刻ひざまずいただけで流産したのは歓宜香が原因だと思っていたが、今思うと翊坤宮に呼ばれる数日前から体調は変だったと話し、例えば薬が原因ではないかと温実初に聞く甄嬛。分量も温実初自身が慎重に処方し、服用後も問題はなく、可能性は少ないと返す温実初。しかし各自、体質は違い、以前、余氏が薬を盛ったため体がまだ弱っていたのかもしれないと言う。ならば非は自分にあったと思ってしまう甄嬛に、温実初は「悪いのは年氏であり、歓宜香だったのです」と自分を責めないように話す。


安陵容と歩いていた雍正帝は、甄嬛の後ろ姿を見かける。じっと見つめる雍正帝に、そばにいた安陵容は「久しぶりに今晩、嬛さんの元に行かれては?」と言う。それに「嫌なわけではない」と返す雍正帝。朕とてつらいが、莞嬪はあまりに頑だと。子を失った甄嬛が悲しんで当然、前のように好きになってあげて下さいと言いながらも「しばらくは衝突を避けるために会うのを控えられては?」と言う安陵容。その間に甄嬛を説得すると言う。

自分を卑下する安陵容に「そなたにも莞嬪にもよさはある」と言う雍正帝。安陵容が「ならば、どちらのほうがお好きですか?」と聞くと雍正帝は「今は当然そなたであろう」と言う。


甄嬛は薬を飲もうとしない。
病に伏して半月以上にもなり、雍正帝も訪れない。浣碧と流朱がそんな話しをしていると、碎玉軒から安陵容の宮へ行った菊青が来る。甄嬛が病と聞き、安陵容が点心を取り寄せたと言う菊青。浣碧はその点心を受け取る。

菊青が帰った後「表向きは慕うふりして見舞いにも来ない」と怒る流朱。浣碧は受け取った点心を小允子に食べさせることにする。


このまま黙ってはいられないと思った浣碧は養心殿へ行く。見舞ってほしい、と言う浣碧の言葉が雍正帝に伝えられ、雍正帝は「時間ができたら行く」と言う。ずっと見舞っていないことを心配する蘇培盛。そんな培盛に、甄嬛が心の病だと温実初から聞いた話しをし「互いに傷つくより会わぬほうがいい」と雍正帝は言う。

浣碧は帰りに養心殿に向かう途中の安陵容と会う。小主が病だと陛下に報告しにきたと話す浣碧。しかし陛下は貴人(安陵容)と同じくらい忙しいため会えなかったと言う。とげのある言い方をする浣碧に「見舞わなくて申し訳ないけれど、陛下に仕えてることで傷つけたくないの」と言う安陵容。「僭越ながら貴人が姉と慕う者が病だと陛下にお伝え願えませんか。そうすれば回復も早まるでしょう」と浣碧が言うと「もちろんよ」と安陵容は返す。


養心殿に着き、失礼な態度をとった浣碧が無礼すぎると安陵容に言う侍女の宝鵑。「浣碧はお付の侍女よ。侍女の無礼は主の無礼だわ」と言う安陵容は「でも、折りを見て進言はしておくけどね」と話す。

蘇培盛を呼んだ雍正帝は「今から…」と言いかけるが、先に蘇培盛のほうから安陵容が来たと言われてしまう。


ーつづくー


雍正帝が絶対的な存在なのは十分分かってはいるけど、でもね、子供を失った母親の悲しみはそんなにすぐには癒えないよね…(;△;)
それに加えて年妃の処分のことや流産の原因のことなどすっきりしないことばかりだし。

菊青が持ってきた点心は大丈夫なのかな?
浣碧が小允子に食べさせるって言ってたけど、小允子がちょっと心配。
さすがにあからさまに分かるようなことはしないかなぁ?

甄嬛は安陵容のことをすごく信じているんだよね、きっと。
だからあの薬のことも疑わない(;´д`)ノ

そして安陵容…本当に腹グロだわ(*`ω´*)
雍正帝が甄嬛と会わないように仕向けるなんて。
それに「ならば、どちらのほうがお好きですか?」なんて聞くのも最低!!
「今は当然そなたであろう」と答える雍正帝はもっと最低!!
きーっヾ(`Д´*)ノ




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (time)
2013-08-03 13:27:33
甄huan、まだまだ落ちていますね。。。

端妃の
「焦ってどうする。悪事を働けば、必ず自滅する」
という言葉で少しは
前向きになってくれるといいなと思いましたが
なかなか気持ちの切り替えが。。。

安陵容は利己的にどんどんなっていますね。
年妃が静かでも次がまた。
これが後宮なのですね(遠い目)

Apple娘娘、コメントの時間が近、いと
ちょっと嬉しくなってします。
うさ娘娘、naa娘娘、みなさま
来週は暑くなるみたいなので、
体調気を付けてくださいね!

返信する
こんばんは (Apple)
2013-08-02 21:33:43
うさ娘娘~菊青の点心はnaa娘娘と同じで大丈夫かな(o^^o)

でもね、安陵容~(*`へ´*) 「久しぶりに甄嬛の元にいかれては?」う~ん嫌!何だか上から目線( ; ; )
書くのを忘れていたのですが~安陵容の声いつ治ったのかな?ずーとずーと咳をしていたり声の調子が悪かったりしていたのに(*`へ´*) あの塗り薬の調合で喉をやられていたのかな??(≧∇≦)そんなわけ無いか~

甄嬛も安陵容の事は疑ってはいない様子ですが~歌声はイライラするみたいですね!
ですよね~まだ流産の痛みや、雍正帝の態度が納得出来ないですよね( ; ; )

浣碧の態度が~想像出来る(o^^o)プンプンしているんですね~甄嬛の代わりでいいですが…遣り過ぎはダメです。
甄嬛に返ってくるかもです~

端妃って何歳の設定なのかな?子供は産めない観たいですが~体が健康なら産める年齢なんですよね?
元気になって甄嬛を助けて欲しいです。強い味方になって欲しいです。

うさ娘娘、今日も暑いです( ; ; )体気を付けてくださいね~
time娘娘、私もコメントの時間が近いとね~嬉しいです(o^^o)プチハッピーって感じ(o^^o)
うさ娘娘、皆様これからも宜しくお願いします。


返信する
ソファ~!?(*^_^*) (naa)
2013-08-02 20:04:56
雍正帝と甄ケイとの関係、皇太后がよく分かっているようですね。あまり間が空くのもどうかと思いますが、どうにもできない考えの違いがあるから多少の冷却時間は必要なのかも(TT)

菊青の持ってきた点心はさすがに大丈夫かと。いくらなんでもあからさま過ぎるもの(*^_^*)

崔槿汐はもちろん、浣碧と流朱が親身になって仕えてくれてうれしいです。浣碧が突っ走らないかはちょっと心配ですが・・・

そう、うさ娘娘。こんな状態でも甄ケイはやっぱり安陵容を信じてる!?。温実初との会話で今度こそと思ったのにやっぱり例の薬のことは話さなかった(;;)

それに比べて今回の安陵容も、やだ(*`へ´*)
残念ながら、四爺の隣は若曦~のように、雍正帝の隣は甄ケイ、とまでは感情移入できていませんが、隣に安陵容は見たくない(--;)

寵愛されてうれしいんだろうけど、甄ケイが今までしてくれたことはすっかり忘れて、足を引っ張るようなことまでし始めた!!!

甄ケイどうなるのかな?早く立ち直って欲しいです(TT)

うさ娘娘、Zhimei娘娘に一言♪
皇后の企みか?の疑問、丁寧な説明ありがとうございます。
納得ですが、皇帝亡き後の心配までしないといけないなんて皇后とはいえ安泰ではないんですね・・・だから策士でないといけない・・・哀しい(;;)
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