景山から城内を見ている者がいると気づいた憲宗は、汪直にあの者たちを捕らえ問い質すようにと命じる。
楊永の兄たちを連れてきた五皇叔の屋敷の太監は、捕らえられそうになり「無礼だぞ」と言う。しかし景山は皇室の土地、庶民は立ち入りが許されていないと汪直は返し「そこへ大勢で来るとは、何か謀ですかな」言うと、全員を捕らえてしまう。
汪直は五皇叔の屋敷の太監がいた事を憲宗に話し、あの者たちがこれを持っていたと剣や弓などの武器を見せる。さらに城内を描いた図を見せ、紫禁城の中の様子をつぶさに探っていた上、図にまでするとは、何か企みがあるのではと吹き込む。汪直の話しを信じた憲宗は、皇叔が暗殺を企んでいたと思い込み、景山にいた者をすべて始末するように言う。さらに「叔父上には毒酒を」と告げる。
五皇叔の屋敷に来た汪直は、陛下の命で美酒をお持ちしたと言う。聖旨を読んだ皇叔は、驚き、汪直が仕組んだことだと悟る。陛下にご説明すると言うが、汪直は皇叔を屋敷から出させない。そして暗殺を企てたことを陛下はすべて分かっている、何と申し開きをしようと無駄だと言う汪直。
毒酒を差し出され、罪もないのに飲むわけがないと言う皇叔。しかし皇叔1人だけに美酒を賜ったのは陛下のご温情、本来ならば一族皆殺しにされよう、と汪直に言われ覚悟を決める。皇叔は妻に子や孫には学問をさせ庶民として生きるように言うと毒酒を飲み亡くなってしまう。
朝、出掛けた兄がまだ戻らないことを楊永は心配する。
その頃、牢にいた兄は憲宗の命で処刑されていた。汪直はすべての躯を城門にかけてさらすように言う。
街へ兄を捜しに行った楊永は「科挙を受けに来ただけだろ。気の毒にな」と通りすがりの人が話しているのを耳にする。その人から、科挙を受ける者が勝手に景山に登ったことを罪に問われ、処刑され、城門にさらされていると聞いた楊永。急いで城門へと向かう。
楊永は城門にさらされている兄を見つける。あまりのことに泣き崩れる楊永。
七巧は含香の使っていた水の入ったタライの中にこっそり薬を入れる。
何も知らない含香は、そのタライで洗い物をしてしまい、手がただれてしまう。思うように琵琶を弾けなくなった含香は、楽工局の試験を諦めようとする。
方尚仪の体調を心配し、訪ねてきた太医に春華は声をかける。含香の症状を話し、春華は薬をもらう。太医から水には触れてはいけないと言われるが、浣衣局にいる含香には難しいことだった。
夏荷が凌司正の衣を浣衣局に持ってくる。含香のただれた手を見た夏荷は、馬掌正に「司制たちの衣をどうしてこんな手の人に洗わせているんです」と叱る。もし司制たちにうつったらどうするつもり、と。そして手が治るまで何も触らせず、水くみもさせないように言う夏荷。馬掌正は何日か休むよう含香に言う。
待っていた春華に「うまくいったわ」と言う夏荷。春華は夏荷にお礼を言う。
可愛がってくれた皇叔にひどい仕打ちをしたと憲宗に怒る周皇太后。叔父上が謀反を企てたという確かな証があったと憲宗は言うが、周皇太后は重大な処分を下す時は双方の言い分も聞かなくてはいけない、問い質すこともせず死罪と決すなど断じてしてはいけないと涙を流す。それを聞き、私の命より叔父上の命のほうが大事なのかと言い出す憲宗。そなたが無実の者を殺すことを案じていると周皇太后が言うと、叔父上が無実だと言うのなら罰してください、命で償いますと憲宗は言う。命で償うなどと脅す憲宗に周皇太后はさらに怒る。
ご懸念すべきは陛下と皇太后様が意地を張り合い、親子の縁が切れてしまうことだと憲宗に話す汪直は、皇太后の怒りを解くために妙案があると言う。
五皇叔の死を嘆き悲しむ周皇太后の元に、陛下よりお言付けを賜って来たと二喜公公が来る。怒りをおさめていただくため「王淑女を皇后に迎えたいのでお考えを伺いたいとのことです」と言う二喜公公。周皇太后は喜び「その話、私は大いに賛成だと陛下にお伝いせよ」と言う。
憲宗は汪直を呼び、朝廷に不満を抱く者がいた場合、事を事前に防ぎたいと密かに皆の様子を探るよう命じる。そして汪直を西廠の長官にする憲宗。
万貴妃の前に汪長官として現れた汪直。これからも忠誠を誓うと言う汪直に、恩を仇で返されたと思う万貴妃。汪直が王淑女を皇后にするよう、憲宗に進言したのではないかとも疑っていた。裏切ったと言う万貴妃に、進言などしていないと否定し、五皇叔を処刑したことで周皇太后は陛下や貴妃に不満を抱いている、まずは怒りをおさめてもらうことが得策だと汪直は話す。貴妃様のためなら火の中でも水の中でも飛び込む覚悟だと言う汪直に「よいわ。その言葉に嘘はないと、ひとまずは信じてあげましょう」と言う。
薬をつけている含香だったが、手は治らず痛みで琵琶がうまく弾けない。春華は指を動かさなくてもいい揚琴を含香にさせ、自分は琵琶を弾くことにする。
ーつづくー
憲宗が許せない!!
企みをする者も許せないけど、その企みを見抜けないほうがもっと許せない!!
きーーーーーーーーーーーーーーーーっヾ(`Д´*)ノ
そのせいで楊永のお兄さんが…Σ( ° △ °|||)
ひどい…。
楊永がすごく可哀想だった(;_;)
兄に代わりに行ってもらったばかりにってずっと思うよね。
五皇叔も殺されてしまって…。
周皇太后もあんなに悲しんでいたのに、王淑女を皇后にすると言ったとたん…(o´д`o)=3
汪直を西廠(明代に置かれた特務機関)の長官になんてしちゃいけないよね。
犠牲者がたくさん出そう(;△;)
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なんというか。。。
保身のため、地位を守るため、地位を得るために
多くの犠牲が。。。
あまりにも不条理すぎますね。
お兄さんも公公も。。。
七巧の企みの含香のピンチを
春華たちがチャンスに変えたのは
素晴らし過ぎます!
ぜひ見習いたいです~~~
試験にも間にありますように(祈)
五皇叔が殺されちゃった( ; ; )妻が可哀想だった( ; ; )
憲宗もやっぱり情けない!!
そう!周皇太后も…( ; ; )あんな簡単に許すなんて~あんなに悲しんでいたのに…
楊永の兄も( ; ; )汪直が切ったよね(*`へ´*) 切った後の汪直の態度?がーーーーー頭が変みたいだった!
楊永が凄く凄く可哀想!あんな兄を見て~( ; ; )立ち直って欲しい!
悪を暴いて欲しいけれど…
春華と含香が練習頑張ってるのにまた七巧が~(*`へ´*)
でも、やっぱり春華は賢い!!
夏荷も味方でよかった!
万貴妃と汪直、ちょっと溝が出来たかな?
うささん、毎日ありがとうございます。
私もバタバタしていますが~王の後宮だけはしっかり見ています!