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中国武侠ドラマ「四大名捕~都に舞う侠の花~」第9話 あらすじ

2017年08月27日 14時49分37秒 | 四大名捕(中)

冷血(れいけつ)…チャン・ハン
無情(むじょう)…ヤン・ヤン
追命(ついめい)…ウィリアム・チャン
鉄手(てつしゅ)…マオ・ズーシン
楚映雪(そ・えいせつ)/楚離陌(そ・りはく)…チャン・チュンニン
安世耿(あんせいこう)…ミッキー・ホー
姫総領/姫瑶花(き・ようか)…ジア・チン  
九尾狐(きゅうびこ)…バイ・ビン
諸葛正我(しょかつ・せいが)…ホアン・ウェンハオ
凌依依(りょう・いい)…ウー・インジエ(鬼鬼)
于春童(う・しゅんどう)
燕趙(えん・ちょう) 
唐仇(とう・きゅう)
屠晩(と・ばん)
趙好(ちょう・こう)
春萍(しゅんへい)



「受け継がれし力」


冷血は幼い頃、一族が襲われ、母が自分をかばい亡くなったこと、そして父が「この恨みを決して忘れるな。いつか必ず仇を討ってくれ」と言い聞かせ、自分を谷へと投げ落としたこと、一族がその時、滅ぼされたことを姫瑶花に話す。
「冷兄さん、私も一緒に仇を捜す。ご両親と一族の仇討ちを手伝わせて」と言う瑶花。冷血は「いや、そんなつもりで話したんじゃない。俺の宿命だ、君は関係ない」と言うと部屋へ入ってしまう。


冷血は諸葛正我の元へ行き、安世耿に呼び出され、鳳凰亭で会ったことを話す。「こう告げられました。一族を滅ぼした仇は義父だと」と言う冷血。信じてはいないが、両親のためにも、義父の汚名をそそぐためにも真実を知りたいと。そして冷血は片膝をつき「朱殿下夫妻は私を冷凌棄(れい・りょうき)と名付け、愛してくれました。実の子のように。世叔(諸葛)に弟子入りして文武両道を学び一人前になりましたが、恨みが消えることはなかった。なのに両親の仇の名すら、いまだに分からない。耐えられません」と言う。冷血を立たせ肩に手を置いた諸葛は、気持ちを理解し「真実が知りたければ、義父上に直接、尋ねるがいい」と告げる。


朱殿下の屋敷。めったに顔を見せない冷血が来て、喜ぶ朱殿下。しかし冷血が狼族の件を折り入って伺いたいと話すと、朱殿下の顔色が変わる。
朱殿下は「この十数年、ずっと胸の内に留めてきたが、そなたも立派な大人だ。真実を知るべきだろう」と自分の指から指輪を外し「この指輪は狼族の証しなのだ」と話す。その指輪を手に持ち「なぜ、義父上がこれを?わが父と関係が」と冷血が聞く。

首を横に振った朱殿下は「父上にお目にかかったことはない」と言う。その指輪は質屋から高額で買い取った物だ、配下に質屋や骨董屋を回らせて狼族の遺物を捜し、10年前、ある質屋でこの指輪を見つけた、質屋の主人曰く“狼族の王の指輪だ”と、と。「他には何も?出どころは?」と言う冷血。朱殿下は「ある人物から買い取ったそうだ。手を尽くしてその人物を捜したが、何一つ分からなかった」と答える。

冷血はなぜ今まで黙っていたのか聞く。「仕方あるまい。当時そなたはまだ10歳の子供だった。存命だった妻も“冷児には、つらい過去を背負わせたくない。明るく前向きに生きてほしい”と」と話す朱殿下。そして朱殿下は「あの日、狩りに出て狼牙谷を通った時、狼の群れに囲まれたそなたを見つけた。私たちには子がなかったから、そなたを連れて帰ることに決めたのだ。妻はたいそう喜んで、そなたをかわいがった。どんな時も、実の子のように愛した。息を引き取る前、妻は私に約束させた。そなたに恨みを思い出させるなと」と言う。

「義父上と義母上は私にとって命の恩人。この恩義は、生涯、忘れません。ですが敵討ちを諦めることだけはできません」と言う冷血。
冷血は賈鈞の死亡原因を尋ねる。「徒党を組み、謀反を企んだ。部下だったとはいえ、朝廷に背いた罪は断じて許せぬ」と言う朱殿下。冷血は「安殿下の話と違う。賈鈞はある人物の命令で狼族を滅ぼし、口封じのため殺されたのだと」と話す。朱殿下は「まさか、私が殺したとでも?」と聞く。安世耿を信じるのかと。

冷血は「信じてはいません。ただ真実を知りたいだけです」と言う。「そなたが私を両親の仇と疑うなら弁解する気はない。真実は遅かれ早かれ、明らかになるはずだ。だが解せぬ。安世耿はなぜ、私を陥れようと?」と言う朱殿下。


春萍に厨房へ連れてこられた離陌は、今日からここがお前の職場だと告げられる。ここはネズミや虫だらけでお前にぴったり、火起こしで真っ黒にすすけた顔では誰も誘惑できないと。


鉄手の作った大きな凧を見て喜ぶ依依。依依と鉄手は、一緒にその凧で空を飛ぶ。
「本当に飛べるなんて、信じられない。ちょっと怖いけど」と依依が言う。鉄手は「俺が守るから、怖がらなくていい」と言って安心させる。

夜になり、凧から降りても興奮が覚めやらない依依。そんな依依の周りをホタルが飛び、依依が捕まえようとする。止めた鉄手が小瓶を取り出し、その中にホタルを入れ依依に渡す。依依は「すごいわ、なんて美しいの」と言う。
近くに座り、鉄手が草笛を吹き始める。依依が「とてもすてきね。何て曲?」と聞く。「故郷の民謡だ。君を見てると思い出す」と言う鉄手。「何を?」と依依が言い、鉄手は「妹だよ」と答える。この曲が好きだった、と。

鉄手に妹がいると知り「会ってみたいわ」と言う依依。「今は遠くにいるんだ。もう会えない」と鉄手は答える。
鉄手が「俺がいなくても、君は強く生きていけ」と話し「“いなくても”ってどういうこと?あなたは大事な友達。離れたりしない」と依依が言う。「俺は君が思うような善人じゃない」と言う鉄手。依依は「そんなことない。あなたは、いい人よ」と返す。

さっきの曲を吹いてほしいと依依にせがまれ、鉄手は草笛を吹き始める。
鉄手を見ながら、依依は“こんな時間が永遠に続いたらいいのに”と思い、鉄手は“依依、君とは今日限りだ。独りでもしっかり生きろ”と思う。


春萍は他の者たちを厨房の外に出し、離陌1人に食事の支度をさせる。

かまどの火が近くの柴に燃え移ったことに気づかない離陌。そして、あっという間に火事となり、厨房が焼けてしまう。
急いで駆けつけ「叱られた腹いせに火をつけるなんて。神侯府を焼き尽くすつもり?」と言う春萍。離陌は誤解を解こうとするが、春萍は聞いてくれず「とっとと出ていきなさい」と言う。そこに諸葛が来る。

離陌は不注意で火事を起こしてしまったことを謝る。すぐに離陌が水玉洞にいた下女だと分かり「ケガ人が出なくてよかった。咎めは、なしだ。大した火事ではないのだから、あまり責めるな」と春萍に言って諸葛は立ち去る。


しばらくまともな食事は無理だと、他の下女からも冷たい目で見られる離陌。ニセ葉児は起こったことは仕方ない、食べないと体に毒だと、食欲のない離陌に食べ物を差し出す。それを見ていた春萍が、器を取り上げ「なんて図々しい女なの。諸葛様が許しても私は絶対に許しませんからね。月末までに出ておいき」と言い捨て行こうとする。そんな春萍を呼び止め、離陌は「火事のことは反省してるけど、私をいじめたあなたにも責任はある。出ていくから玉佩を返して」と言い返す。「こんな物、返してやるわよ」と卓の上へ玉佩を投げる春萍。
大事な母の玉佩を返してもらい嬉しい離陌だったが、約束を守れなくなり「ごめんね。もう手伝ってあげられないわ」とニセ葉児に謝る。


木の側に立ち、玉佩に「お母様、明日、ここを出ます。少し寂しいけど…。会いたいわ」と話しかける離陌。そこに諸葛が通りかかる。
離陌が持っている玉佩を目にし「“滄海の明月”」と驚く諸葛。その玉佩はどこで?と。離陌が母の贈り物だと話し、離陌の名を尋ねた諸葛は「来い」と言う。


離陌は円形の部屋へ1人で入れられる。しばらくして2匹の狼が部屋に入れられ、怯えて「来ないで」と言いながら転んでしまう離陌。離陌は狼たちに「生きて返してくれたら、おいしい物をあげるわ。お肉とか、お料理とか」と話す。うなり声をあげていた狼は、しだいにおとなしくなり「座って」と言う離陌に従ってくれるようになる。離陌がホッと胸を撫で下ろしたところで「思った通りだ」と諸葛が言う。


離陌はなぜ狼と閉じ込めたのか諸葛に聞く。「狼と意思疎通ができるか、確かめるためだ」と諸葛は答える。お前の読心術を試したと。「読心術?」と離陌が聞き返すと、諸葛は「読心術の心得があるなら、私の予想通りだ」と言う。「子供の頃から鳥や動物と話してましたけど、いつもできるわけじゃないし」と言う離陌。

諸葛は離陌に肖像画を見せる。「お母様。私の母です」と離陌が言う。
「卞師妹(師妹…妹弟子)よ、あれが別れになるとは思わなかった。ここでお前の娘と出会えたのも何かの縁に違いない」と肖像画に話す諸葛。離陌は「母のことを師妹と呼びましたね。つまり、あなたは私の師伯(師匠の兄弟子)?」と聞く。うなずいた諸葛は「その玉佩は、お前の母が常に身につけていた物だ。あの日の別れから、もう20年が過ぎた」と話す。

離陌は「母は私が2歳の時に家を出たまま行方知れずに。この16年間、どんな時も母を想っていました。母の居所をご存知ですか、会いたいんです」と言う。しかし諸葛にも行方は分からず、玉佩の他に母親が残していった物がないか離陌に尋ねる。“陌上の草 離離たり あの人を待つ”という詩を覚えるように言われたと話す離陌。だが諸葛はその詩も聞いたことがなかった。

諸葛は「卞師妹は20年前、1人で西域から中原へ来て、韋青青に弟子入りした。特殊な能力を買われて神侯府に入り、私と共に事件調査を担当。いくつもの難事件を解決した」と話す。民からの信頼も厚く、当代一の女捕吏として敬愛された、と。「母も神侯府にいたんですね。有能な女捕吏として」と言う離陌。諸葛は「だが師妹は突然、神侯府を去ってしまった。江湖を離れ、世間との関わりを断った。16年前、師妹から手紙とある品が届いた。手紙には“大事な用があるので西域に帰る”と。そして、ある品を託された」と言う。それは“読心術心法”という、秘伝の書物だった。

「数々の事件を解決できたのは、その読心術のおかげなのだ。お前は狼と話ができる。動物の心が分かるなら、人の心も読めるのでは?」と言う諸葛。離陌は従兄の心の声やネズミの話し、子豚の言葉を思い出す。「常に相手の心が分かるわけじゃないんです。自分に危険が迫った時にだけ心の声が聞こえる」と言う離陌。能力は受け継いでいるが、技術は磨いていないと分かった諸葛は、離陌に読心術を修行させようと考える。読心術を習得することで母親と心が通い、行方も分かるのではと。離陌も学ぶことを望み、諸葛は離陌に読心術の秘伝書を渡す。そして諸葛は3日後に成果を試すことにし「私が話したことは、絶対に他人に漏らすなよ。私たちの関係も、くれぐれも内密に」と約束させる。


離陌が外で読心術の秘伝書を読んでいると「ここで何してるの」と春萍が怒鳴ってくる。そして、神侯府を出ていくと言ったわね、とまとめた荷物を足もとに投げつける春萍。そこに諸葛が。
「火事の件は咎めぬと言ったはず」と春萍に言うと、離陌に「春萍は普段、お前にどう接してる?
」と聞く諸葛。春萍は困ってしまうが、離陌は「普段はとても親切です」と言う。

諸葛は「これからも神侯府で、しっかり働いてくれ」と離陌に言い、その場を後にする。命拾いした春萍に「神侯府で働く者同士、仲良くしたいんです」と言う離陌。春萍は離陌から荷物を取ると「仕方がないわ、残っていいわよ」と言う。


離陌は寝ても覚めても読心術の秘伝書を読み続ける。


雨の降る中、庭を見ている無情に離陌は「何してるの」と声をかける。無情は指をさし「ほら、葉に雨粒が。美しい」と言う。「そんなに珍しい?」と離陌が言ったところに太陽鳥が飛んで来る。
「私が一番、好きな鳥だ。愛情深い鳥で、つがいは生涯を共にする。片方が死ぬと、もう1羽も食を断つんだ」と話す無情。無情は離陌の掌に蜜を置くと、自分の手を離陌の手の下に重ねて手を伸ばす。やがて近づいて来た太陽鳥が、飛びながらその蜜を飲み始める。無情が「太陽鳥を見る時は心を静めて」と言う。しかし、あまりにも近い無情に“こんな美男子のそばで、心が静まるもんですか。胸がドキドキして息が苦しいわ”と思う離陌。太陽鳥も飛んで行ってしまう。


1年に1度の昇格試験が目前に迫る。諸葛は試験を受ける者たちに「合格すれば神侯府の正捕吏に昇格できる。1人でも多くの合格者が出ることを願っている」と話し、姫瑶花と冷血に「お前たちが今回の試験官だ。不正が起こらぬよう、責任をもって監督せよ」と命じる。

試験を受ける者だけがその場を離れ、諸葛は近くで待っていた離陌を呼ぶ。「今日から離陌がお前の身の回りの世話をする」と冷血に告げる諸葛。冷血は「自分の世話は自分でします。小間使いは必要ない」と断わる。瑶花も「楓林閣は男所帯です。女は入れません」と言うが、諸葛は「私が、そう決めたのだ。口出しは許さん」と言うと行ってしまう。
不機嫌になる冷血。


ニセ葉児が雨の中、洗濯物を取り込むよう言いつけられる。手伝った離陌が「あなたにまで嫌がらせをするなんて」と怒ると、ニセ葉児は「あんなの気にしないわ。しおらしくしてればいいだけ。夫さえ治るなら、どんな苦労も平気」と話す。


九尾狐は安世耿に会いに行く。「その後の進展は?」と安世耿から聞かれ「別の手を考えました。今度こそ成功させる自信があります」と答える九尾狐。親しくしている神侯府の下女・楚離陌が冷血の小間使いになりました、離陌を利用して冷血に接触します、時機を見計らって奴の血を手に入れてみせます、と。


ーつづくー


鉄手はどうして依依ともう会わないつもりなんだろう?
自分のことを善人じゃないと言ってることも気になる…。
妹のことと関係があるのかな?

諸葛正我が、まさか離陌のお母さんを知ってたなんて!!(✽ ゚д゚ ✽)
離陌もお母さんの居所は分からなかったけど、自分の知らなかったことを知ることができて嬉しかったと思う。

そして離陌が神侯府に残れるようになって良かった。
春萍ももう離陌を追い出せないよね(≧▽≦)
離陌の読心術も楽しみ♪

でも、離陌が冷血の小間使いなんて大丈夫!?
冷血もそうとう怒っていたみたいだけど…ヾ(・ω・`;)ノ



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1 コメント

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自分を知る?! (time)
2017-09-02 00:51:06
離陌の読心術、楽しみですね。
そして、直々の指令で、冷血の世話係になって
この先がまた楽しみになりました。
狼つながりでそれぞれにとっていい展開になりますように。

ところで、この回は鉄手のストーリーが見えてきました。
依依ちゃんが無邪気なのはいいけれど、
この二人もこれからが気になりますね。
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