楊永は笛を吹きながら兄・楊洛のことを思い出し涙を流す。
周皇太后に拝謁をする万貴妃。子を亡くした万貴妃を気遣った後「私も孫を亡くした悲しみから、そなたを呼べずにいた」と話す周皇太后。陛下の寵愛を一心に受け果報者だな、と言った周皇太后は「だが私の孫は生まれて1月足らずで逝ってしまった」と言う。必ずまた陛下の子を生める、次に身ごもった折りには我が子の無事を祈って3月願をかけてくださると陛下から言われたと言う万貴妃。
周皇太后は軽く笑うと「それはいかがか」と言う。周皇太后が憲宗を生んだのは二十歳の時、そののち幾人もの兄弟を授けたいと望んだが1人も叶わなかった、その時の自分よりも随分年嵩の万貴妃がもう1度子を生むのは容易ではないと。「ご安心ください。私は陛下の寵愛を受けております。子の誕生が叶わねば歴代の皇帝に申し訳が立ちません」と万貴妃は返す。周皇太后はさらに笑い、万貴妃が子を生み、育てられなくても後宮で他の者が務めてくれる、1人で重荷を背負う必要はないと言う。
まだ体調がすぐれないと万貴妃は帰って行く。「大事な孫を死なせておきながら、あのふてぶてしい態度はなんだ」と周皇太后は腹を立てる。
紫雲殿に戻った万貴妃も1人の皇太后は味方のふりをして裏切り、もう1人は人の気を逆なですると苛立つ。茶を出しながら「お怒りをお収めください」と七巧が言うと「無礼者。怒りを収める?この私を怒らせることなど誰ができるの」と怒る万貴妃。七巧は自分の頬を叩きながら謝る。
万貴妃の八つ当たりを受けた七巧に二喜公公が声をかける。人に仕える者にとって、罵られることはたいしたことではないと慰める二喜公公。しかし一族のためにも出世しなければいけないと七巧は言い返す。
清姿に父からの文が届く。父は清姿が書や画、楽器を学ぶために都に移ったと思っていた。清姿を大事にしてくれているだけではなく、自分たちの暮らしまで助けてくれる潘洪に、いつかご恩返しをするようにと書かれていた文。清姿は文を胸に涙を流す。そこに春華が来る。
泣いている清姿を心配する春華。清姿は文が届くと会いたくなってしまうと言う。
春華に外での用事を頼める親しい宦官がいると聞いた清姿は、陛下や皇太后からもらった品を売り、そのお金を父たちの暮らしの足しにしたいと話す。春華は手伝うことにする。
清姿から預かった品をお金に換えてほしいと春華は小安に頼む。お金を送るのはいいが、宮中の物を売れば盗んだと疑われてしまうため無理だと言う小安。春華は売るのはやめ、自分の給金を清姿の両親に送ってほしいと頼む。春華は預かった物をすぐに清姿に返せば不安にさせてしまうと思い、折りをみて返すことにする。
周皇太后に呼ばれた李尚宮と方尚儀。男女の楽師を共に演奏させることに対し、もし過ちが起これば合奏は即刻取りやめ、規律が乱れたときは厳罰を覚悟するように告げられる。
一方の万貴妃からも2人は周皇太后に口実を与えることがあってはならない、取りやめになれば覚悟するようにと言われてしまう。
七巧は楊永が入ったすぐ後に春華と含香も楽譜房へ入って行くのを見かける。中には3人だけだと思い込む七巧。
春華は連れてきた含香を楊永に紹介する。
七巧は万貴妃に楊永と宮女2人が密会していると耳打ちを。万貴妃は七巧と一緒に楽譜房へ向かう。
楊永、春華、含香の3人の姿を見て「何をしている」と言いかけた場貴妃だったが、楽譜房は3人の他にも人がいた。七巧を睨む万貴妃。楊永が"別れ"の楽譜を書き起こしていることを聞いた万貴妃は、楽譜は後にし共に来るように言う。
楊永は才があるから若い娘に慕われるかもしれない、なれど宮中ではそなたが誰かに懸想することも宮女たちがそなたに懸想することも許されない、相手もただではすまないと話す万貴妃。楽譜房へは務めで行っただけ、宮女とも楽譜の話をしただけでやましいことなどないと返す楊永。分かっているなら、それでよしとしようと万貴妃は言う。
楊永を戻らせた万貴妃は、仕えたばかりの頃は賢くて素直だったが、今は見る影もないと七巧を叱りつける。今度人を偽りで迷わせたらただではすまないと。
楽譜房に戻ってきた楊永は春華たちと距離をおこうとする。
夜、いつものように楽曲の手直しを始める春華。しかし楊永の笛の音は聞こえて来なかった。
塀を挟み、春華の弾く揚琴を聞いていた楊永は"そなたが誰かに懸想することも宮女たちがそなたに懸想することも許されない。相手もただではすまない"と万貴妃から言われた言葉が頭から離れず、その場を後にする。
翌日。楽譜房に入った楊永は春華が塀の向こうで演奏をしていた人だと知る。春華は含香が試験で琵琶を弾くはずだったが、手を痛めたため楽器を取り替えたことを話す。宦官に揚琴を頼んだのも春華だと知る楊永。そのことを知っている楊永に春華は驚く。楊永は事情を説明し、共に演奏してくれた礼を言う。
夜。春華は琵琶を弾きながら楊永のことを思い出す。別の場所で笛を吹いていた楊永も春華を思う。
周皇太后は万貴妃が子を亡くしたあとずっと診ている張太医に、皇后の他には万貴妃しかいない、このままでは世継ぎが生まれないのではと案じていると言う。万貴妃の体を整えるよう力の限りを尽くすと張太医は返すが、周皇太后からは「貴妃が懐妊する見込みがどの程度が見立ててもらいたい。見込みが薄いようなら妃をたてるよう陛下に求める」と言われてしまう。
妃をたてるために万貴妃の懐妊は難しいと周皇太后が言わせたいことは張太医にも分かっていた。しかし周皇太后と万貴妃が争った場合、どちらが勝っても追い込まれてしまう。悩みながら歩いていた張太医に方尚儀が声をかけてくる。話を聞いた方尚儀は、ご本人同士で争わせればいい、渡された難題を周皇太后に返してはどうかと提案する。
万貴妃の元へ向かった張太医は、万貴妃には世継ぎが望めないため周皇太后が妃をたてると話ていると言う。どうすればいいか分からないと訴える張太医に、私の体のことをありのまま話すようにと言う万貴妃。
まさに今がさかりで、懐妊は決して難しくない、と張太医は周皇太后に報告する。「どういうことだ」と怒る周皇太后。張太医は周皇太后の言葉は忘れていないが、見習いの頃、父から医師は病の者を慰める噓以外、言ってはならぬと言われたと話す。ずっとその言葉を守っていると。周皇太后はため息をつき、張太医を下がらせる。
祝宴の日。男女の楽師たちは合奏をする。それを気に入る万貴妃。
合奏を提案した汪直に、万貴妃はお手柄だったと言う。しかし周皇太后の贈り物が子授けの品ばかりだったため、万貴妃は怒り出す。
周皇太后が宗廟にひざまずいたままだと言う知らせが憲宗に届く。すぐに宗廟に向かった憲宗に「私への礼はいらぬ。先帝たちにひざまずくのだ」と言う周皇太后。
ーつづくー
後宮の涙の丹娘と元禄と違って、二喜公公と七巧は何だかなぁ…という感じ。
二喜公公は七巧が好きみたいだけど、惹かれる理由が分からないよぉ(o´д`o)=3
ようやく春華が塀の向こうの人だと楊永に気づいてもらえて良かったですー(*´ー`*人)
含香じゃなくてガッカリという感じでもなく、むしろ嬉しそうだったのも良かった。
でも含香はちょっと可哀想かな?
もともと仲は良くなかったけど、子が亡くなり万貴妃と周皇太后が狐と狸のようになってる( ̄▼ ̄|||)
ものすごくスローなあらすじ書きになっている「王の後宮」ですが、ゆっくりでも少しずつ書いていきたいです(;_;)
ノロノロでごめんなさい。
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万貴妃、子をなくしたのは、かわいそうだけど、強すぎて、好きになれないキャラです。きついとにかくきついです性格が、すごい女性だと思います。
七コウ、見ていて、イライラします。本当天罰を~。
うささん。ヨウエイが、気づいて良かったですね~。
中々こちらは、ラブラインが、進みませんね。後宮のドロドロや、陰謀が、いっぱいのお話。ラブラブなお話は、出てこないかなぁ?万貴妃と皇帝だけよね。このドラマ。万貴妃と皇帝じゃ。つまんないし。(笑)。先にラブラブラブが見れたら良いなぁ…。と期待しながら見てます。
うんうん、全然全然違う!!違いすぎるーーーーーーー
丹娘に蹴られる姿も可愛い元禄君です。
二喜公公は七巧のお顔が好みなのかな?それしか考えられない…性格は………だもん
春華と楊永がやっと認識しましたね~
楊永も賢い人なので、春華たちに気を遣う感じになりましたね~
含香も好きだから、可哀想
この三人の関係がこじれないように見守りたいです。
万貴妃と周皇太后は交わる事は無いですね~
清姿も籠の中の鳥状態で可哀想です。
スローでも大丈夫ですよ!無理しないでくださいね~
私は、進んで視聴しているのでネタバレに気をつけて感想書きたいです。
うささん、ありがとうございます。
個人的には、本人たちが気づいていなくても
演奏で重なりあえるということは・・・
と妄想しています。
七巧と二喜公公は、二喜公公の見る目がない・・・
という感じがしています。
お顔は元禄のかわいらしさより、二喜公公の方が
しっかりした感じですよね。
音楽は人を癒しますね~