李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン 祠部主事
王守澄(おうしゅうちょう)…李彧/リー・ユー 宦官/枢密使・右丞大将軍
花萼楼に花無歓がお茶を届けに来る。自分の姿に化けた翠凰に「行って。無歓のこと頼むわね」と言う秋妃。
秋妃に化けた翠凰は、わざと足をくじいたふりをする。すぐに駆け寄るが、ためらって助けることができない花無歓。秋妃に言われ、ようやく手を貸し椅子に座らせる。
秋妃はお茶にも付き合うように言う。よく変わる秋妃の態度に花無歓は戸惑う。そんな花無歓に気づき「この前、私はあなたに何か言った?」と秋妃が聞く。花無歓は“分を超えた真似は二度としないように”と言われたことを話す。
「疲れているせいか、時折、朦朧とするの。今度、態度が変わっても、もう驚かないで」と言う秋妃。花無歓が下がり、秋妃は「今後はもう二度と、あなたに冷たくしないわ」とつぶやく。
花無歓が秋妃の症状を話すと、太医は離魂病だと言う。離魂病とは物忘れがひどく朦朧としており、2つの人格が交互に現れるようになる病だった。太医は病にかかった人が誰なのか聞くが、花無歓は人に頼まれて聞いただけだとごまかす。
花無歓は「2つの人格があっても、離魂病さえ治れば一方の人格は消えるのか?」と尋ねる。太医は「さようです」と答える。
李涵に対してのうわさはひどくなる一方で、止めなければ皇位まで揺るがすことになる。
「朕は魏州に赴く」と言う李涵。漳王が魏州へ送った物資は洪水で阻まれていたが、近隣の役所は代わりの物資を差し出していない。このままでは被災民を救えないうえ、疫病が広まるかもしれなかった。そのため李涵は役所に掛け合い、代わりの物資を差し出させ、同時に被災地を視察しようと考える。
魏州の救済は漳王の役目、漳王が失敗すれば、その機に陛下は威信を回復できると反対する福荃。玉溪も民の危機は放置できないが、これで漳王の声望が一層高まるかもしれないと心配する。しかし李涵は「民が第一。国家や君主は二の次だ。民こそが何より尊い。今は皇位争いを脇に置く」と言う。そこに周統領が来る。
「観星楼で謹慎中の黄才人が、陛下が来なければ飛び降りるとわめいています」と言う周統領。李涵は反省していない軽風を放っておこうとするが、玉溪は「望んでいる以上、お会いになっては?直接話すのが一番でしょう」と言う。
柵の上に乗り「近づけば飛び降りる」と騒いでいた軽風。向かった李涵が下りるように言うと、軽風は「永道士だったら、抱いて下ろしてくれるのに」と返す。さらに大事な話があると軽風が言い、李涵は飛鸞や玉溪たちを下がらせる。
軽風は抱いて柵から下ろしてくれた李涵に、陛下の兄上が死んだ時、玉璽を自分が持ち帰ったと打ち明ける。そのあと花無歓と王守澄が奪い合うのを見て、ろくでもない物だと思い井戸に捨てた、七夕に陛下に送ろうと思ったが、どの井戸に捨てたか分からなくなってしまったと。
「陛下を暗君だと言う人が許せない」と言う軽風。軽風が玉璽を手に入れれば、もう誰からも皇位を脅かされないと考えている分かり、李涵は怒るに怒れない。しかし人心を得ねば天下は得られぬと思っている李涵は、玉璽を捜すより被災民の救済を優先する。
紫蘭殿。軽風のおかげで人目を気にせず2人で茶を飲むことができる玉溪と飛鸞。玉溪は李涵と魏州へ行き、救済で手柄を立てたら縁談を願い出ようと思っていた。
花萼楼。李涵が自ら魏州へ行くと知り「民の心を取り戻すために漳王と競うつもりかしら」と花無歓に言う秋妃。花無歓は「ご心配なく。陛下はこたびの救済で後手に回っているので、漳王が築いた名声は揺るぎません」と言う。秋妃は「名声を打ち立てた今、玉璽が手に入れば即位の大義名分を得られる。もし李涵が皇位を差し出さねば、民意に逆らうだけでなく天意にも背くことに」と話す。
「ただ玉璽の在りかが分かりません」という花無歓。秋妃は「翠凰が情報をつかんだわ」と言う。黄軽風が玉璽を持っていると、と。なぜ李涵に渡さないのか花無歓は疑問に感じるが、秋妃は「もしかして玉璽を持つことで、絶対的な寵愛を得ようとしたのかも」と言う。
秋妃は「玉璽のことは心配無用よ。翠凰ならやってくれるわ」と話す。そして翠凰が好きだと言い、花無歓に「あの娘をどう思う?」と聞く。
翠凰のことを思い浮かべる花無歓。花無歓は「奇特な娘で信頼できます」と言う。それだけだと分かり、秋妃は花無歓に聞こえない声で「鈍感な男ね」とつぶやく。そこに侍女が煎じた薬を持ってくる。
苦い薬を飲んだ翠凰に「飲まなければいいのに」と秋妃が言う。しかし翠凰の「無歓ががっかりします」と言う言葉で、憲宗から出された薬を全て飲んだ自分と似ていると感じる。
軽風は一緒に救済へ行きたいと頼んだが、李涵は許してくれなかった。こっそり救済に行くことにした軽風と飛鸞は荷物をまとめる。そこに翠凰が来る。
玉璽を渡すように言う翠凰。軽風はなくしたと話す。持っていれば七夕の時、陛下に贈ってたと。
信じない翠凰は「ずっと見張ってやるから」と言う。軽風は「私と飛鸞の功力じゃ、洪水を治められない。あんたがいれば陛下の役に立てる」と喜ぶ。図に乗らないで、玉璽がなくても皇位を奪えるわ、と言うと、翠凰は行ってしまう。
気づかれないよう救済へ向かおうとした軽風と飛鸞。しかし2人前に現れた福荃が「漳王の声望が高まっている今、皇位を巡り各勢力がうごめいている。よって陛下を支持する者が宮中にいなければならぬ」と話す。だからこそ陛下はそなたらを宮中に残したのだと。女は男のために家を守る、と理解した軽風は紫蘭殿に戻る。
救済へ行く玉溪に全臻潁はお守りと甘露水を渡そうとする。しかしこれ以上、借りを作りたくない玉溪は受け取らない。
魏州の村では疫病が起きていた。民を救うために李涵と玉溪がその村へ入ったことを知る軽風と飛鸞。救済は順調に進んでいるため、疫病を解決すれば李涵の名声は高まると2人は思う。
飛鸞は万病を治せる星霊草を永道士の力を借りて探そうと言う。山ほど借りがある永道士に頼みたくない軽風。しかし飛鸞に説得され、軽風は永道士宛の文を折り鶴にして飛ばす。
玉溪や陛下、魏州の民をお守りください、と飛鸞が神に祈っていると、戻ってきた玉溪が飛鸞を呼ぶ。抱き合って喜ぶ2人。
永道士が届けてくれた星霊草のおかげで疫病の患者は一夜で治っていた。しかし疫病を解決したあと、魏州の役人が李涵のいる村を包囲してしまったと玉溪が話す。水も食料も断ち、飢え死にさせる魂胆だと。
李涵は身分を明かしたが役人は信じてくれず、身分を示す龍符は漳王の元にあった。漳王が李涵の身分を証明すればいいが、包囲は明らかに陛下を狙ったもので漳王の差し金かもしれない。玉璽があれば役人は勅命に従うと考え宮中に戻ってきた玉溪。玉溪は内密に捜すと話す。
村を包囲し食糧を断つより、村を焼き払って殺した方が確実だと思う全臻潁。しかし王守澄は漳王が魏州に行けないよう引き止めておけば、陛下が死なずとも漳王は皇帝殺しを謀ったと疑われると考えていた。漳王が玉座につけば脅威になるため、漳王の即位だけは断固阻むと。
全臻潁は玉璽の破片を手に入れていた。「破片と玉璽はもともと一体だったので関係は切れません。ですから私の功力で玉璽を捜し出せるかと。我々が玉璽を得れば、義父上が望む者を皇帝にできます」と王守澄に話す全臻潁。王守澄は玉璽の破片を見ながら笑う。
ーつづくー
軽風が永道士に宛てた文を見たかった!!
なんだか絵が描かれていたような?(≧▽≦)
玉璽を誰が先に手に入れるか
軽風がまさか自分が捨てた井戸を忘れていたとは(* ̄∇ ̄*)
でも、あの時は適当に捨てたし、宮中は広いから仕方ないか。
全臻潁が玉璽の破片を手に入れてしまったので心配。
李涵のいる街を包囲したのは王守澄だったのねヾ(・ω・`;)ノ
全臻潁は玉溪と付き合えれば善良になれたのかな?と思ったけど、悪事ばかりしている人を玉溪が好きになるわけないよね(;´д`)ノ
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